前回の投稿内容の翌日の記事ですが掲載が遅れてしまいました。
この日は植林地へ。まだ低地の公園などは少々早い気がしたので冬以外で雨が降ればそれなりの被写体が期待できる場所として来ました。
当初は沢沿いの朽木などをメインに探そうと考えていましたが連日の大雨で普段は渇水レベルの沢が渓流になってたので登山道をメインに探します。ちなみに上の画像がその沢ですが増水しすぎてどこでもヤマメがいそうな雰囲気と化していますが普段は深場にカワムツとアブラハヤがいる感じです。今回はスギ、ヒノキの植林地なので食菌は期待せず被写体として楽しみましょう。
まず見つけたのはヒナノヒガサ。苔むしたスギの朽木に点々と生えていました。正直ミズゴケノハナと少し迷ったのですがカサの鱗片が不明瞭、柄の毛がより目立っているのでヒナノヒガサと判断しました。ただこの画像でそれらの特徴はとらえられていませんが。
次は支流沿いの崖で発見。ヒメダイダイタケです。一見上のヒナノヒガサに似ていますが、オトメノカサ属なので条線、ヌメリなどがありません。苔に生えるオレンジ色の小型種は被写体としていいですよね。
もはや土と言えるほどに柔らかく、シノブゴケで埋め尽くされた岩にピンク色のものが。
サクラタケです。流石にこれは可愛すぎませんか?w
アラゲコベニチャワンタケ、正確に言えばその一種ですがこちらも湿った環境が大好きな種。
本種の画像は結構持ってるんですが肉眼識別専門の私からしたらアラゲコベニチャワンタケ系は正確な識別が難しく、当web図鑑に掲載するのをためらってしまう所。
どこへ続くかもわからない脇道を進んだところで堂々と生えるきのこが。ぱっと見や場所的にも季節外れのハタケシメジかと思いましたがウラベニガサでした。普通木から生えますが地面から出てるのは初めて見ました。
ん?冬虫夏草!?と思いましたがどうも違うようです。掘ったら落ち葉から出てました。
オチバノホソフデタケ(Xylaria sp.)ですね恐らく。この画像の白いひも状のものですが先週も冬虫夏草かと騙されたような気が
フミヅキタケの仲間でしょうか。1本だけありました。
シロキツネノサカズキです。モドキは春に生えるらしいのでシロキツネノサカズキとしました。何気に初めて見ました。表面に毛があるきのこの中ではかなり毛が長い方ですね。
苔むした丸太が積んである場所を見ていたとき、いい感じの崖が
探したらアワフキムシの泡とは雰囲気の違う白い物体。ハナサナギタケです。何気に当サイト初掲載の冬虫夏草です。
掘り起こしたら土に覆われながらも蛾の蛹が出てきて、ギロチンせずに掘り起こせました。これが目的でした。今回は被写体としてのきのこを楽しむことも目的でしたが何かしらの冬虫夏草をギロチンせずに持って帰るのも目的でした。持って帰って何をするかって…追培養します。確かどこかの記事で言ってましたが苔リウムで育てます。正直苔のセットは1週間前に終わっており次の日すぐに追培養を開始できそうなので非常によかったです。
そんな感じで目的は全て果たせたような感じで下山し帰ることができました。追培養の様子は適宜ブログで掲載していきます。
最近はきのこばかりですがそろそろトップが楽しい季節になってきました。
そろそろ釣りも行けそうです(1週間行ってないだけで全く行ってなかったかのような感覚に襲われるのは何故)
まぁ不定期更新ですがこれからの季節が楽しみすぎです!
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