秋のきのこはもう終わり

2日連続探索です。定期考査直後の休日と言う、普通なら長時間の睡眠をする方が多いであろうタイミングですが、私は逆に睡眠時間が大幅に少なくなるタイミングです(笑)

今回も、2日連続で睡眠時間3~4時間ほどですが、何も問題ありません。

 

前日は、1回前の定期考査直後の探索と全く同じフィールドを訪れたため、2日目である今回も、当時と全く同じことをしようと思います。

 

前回、10月下旬から1カ月少々しか経っていないものの、季節は完全に冬。朝8時の時点で気温は4℃。

物寂しい林道を15kmほど歩いて探索とします。

 

フユイチゴ

比較的薄暗い林床を好みますが、やはり日当たりが良い場所の個体ほど実が大粒で量も多い。

 

秋から冬へ移り変わる林道を進み、倒木などでヒラタケやクリタケなどが採れるといいなぁ、と思いながら10kmほど歩きましたが、まさかの収穫0!

食用種を採取することが一番の目的でしたが、食毒不明種などすらも一切見つからないというレベル。昨日のあれはなんだったんだ…

 

Scutellinia sp

残り5km程で林道が終わるタイミングで倒木に確認。当然ながらサンプル採取。

 

ハナサナギタケ

過去最大級のサイズでした。やや古い感じですが、それでも更に1カ月以上成長を続けそうな雰囲気。本来は梅雨に最盛期を迎える種ですが耐久しすぎでしょ…

 

ヒラタケ

そこそこ前から訪れているフィールドですが、これまで何の発生も確認できなかった、スギ林の林床にどこからか連れてこられ集積された広葉樹の枝からヒラタケが出ているのが衝撃。

見ての通り腐っており、食べることは無理ですが、その後も別の場所でヒラタケの骸を確認。

昨日に続き、またもやヒラタケの収穫ができるのではないかと期待。

 

コツバイチメガサ

巨大な外生菌根菌が賑やかな季節が終わった冬だと、微小なきのこに目が行きやすくなったり、見落とすことが少なくなりますね。

 

ムラサキゴムタケ

昨日もやたら多かった種ですが、昨日確認した個体とはやや雰囲気が異なる気が…

後程調べたところ、やはり本種もアラゲコベニチャワンタケのように隠蔽種が存在しているようです。

 

と言った形で、食用菌の収穫は0で終わりました。まぁ前日のみならず前々日にもクリタケを採取していますしいいでしょう。フィールドの差異があるものの、昨日はまだたくさんのきのこがありましたが、本格的に冬となっていくのを感じましたね。

 

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