ザラエノハラタケ Agaricus subrutilescens

広葉樹林、竹林などの腐葉土

夏~秋

2022年10月撮影 東京都

 

カサ

中央から褐色の鱗片が放射状に付着しており、成長と共にひび割れ、白色の下地が見える。

白色で中空、上部にツバがあり、ツバより下がささくれる。

ヒダ

密、初め白色だが成長と共に肉色を帯び、紫褐色となる。

うp主からのコメント

 ハラタケ科の中ではメジャーにして毒菌です。抗がん作用があるとして注目されるヒメマツタケと同じ属であるため、子実体の雰囲気も結構似ていますが、残念ながら本種は普通に中毒し、有害です。ハラタケ属はマッシュルームが属するため、優秀な食用種が数種類いますが、毒成分を含む本種やナカグロモリノカサなどは明らかに毒々しい雰囲気をしていますよね。黒々とした鱗片が付着し、マッシュルームやウスキモリノカサなどのような、絹状光沢のある食用種と比べるとかなり不気味に感じます。ただハラタケ属は、ヒダの色が最終的に黒色になるため、マッシュルームだろうと成熟したヒダを見たときは結構グロいですが。

 ハラタケ属の中ではかなり頻繁に見ると思います。

  

2022年10月撮影 東京都

2023年6月撮影 東京都

2023年6月撮影 東京都

2023年6月撮影 東京都