オオシロカラカサタケ Chlorophyllum molybdites

芝生、草地などの肥沃な土壌

春~秋

猛毒

2022年9月撮影 東京都

 

カサ

白色で綿状。成長しカサが開くと幼菌時にカサを覆っていた淡褐色の表皮が裂け、不規則に付く。

白色~淡黄土色で中空、上部に白色の分厚いツバがある。

ヒダ

幼菌時は白色で成長とともにオリーブ色になる。密。柄に離生する。

新鮮な個体は、傷を付けるとやや赤変する。

うp主からのコメント

 身近な芝生などにもよく発生するので、定期的に誰かが中毒してニュースで取り上げられるほど、今となってはどこにでもあるきのこに感じてしまいますが、私がきのこの趣味を始めた2014年前後は国内だと沖縄周辺や小笠原諸島ぐらいでしか見られない南方系の種でした。

 ある程度詳しくなった2017年ぐらいから、地球温暖化の影響で、北海道を除く全国で見られると聞くようになり、実際、観察会の方々も「地元で見つけました~」と本種の写真を何度か見せてもらいました。当時は名前のかっこよさ?やダイナミックな生え方を図鑑などで見て、割と憧れの種だったので北上してきたことは結構嬉しかったのですが、全く見つけられず。時が経ち、2022年に地元の公園で遂に初発見しました。ただ当時は本種よりも、ツブカラカサタケに憧れていたので軽くやった~程度。振り返ると、もう少し喜びたかった(笑)。

そしてその翌年から、7月~9月にかけて芝生のあるフィールドに行けばどこでも見つかる、と言っても過言ではない程に、地元の公園で頻繁に見るようになりました。

特に地元の霊園の芝生には容赦なく群生し、蹴り飛ばされるどころか、無残に大破され、ゴミ箱に廃棄された本種の姿もありました(笑)

 

2022年9月撮影 東京都

2022年9月撮影 東京都

菌輪を描いて発生することもある。

2022年9月撮影 東京都

2022年9月撮影

2023年8月撮影 東京都

2024年9月撮影 東京都

2024年9月撮影 東京都

2024年9月撮影 東京都