
2023年1月撮影 東京都
発生場所
広葉樹(特にクワ、ヤナギ、エノキ)の倒木、切り株
発生時期
晩秋~早春
生活型
木材腐朽菌
食毒
食用
晩秋~早春(10月下旬~4月上旬)、特にクワ、ヤナギ、エノキを始めとする広葉樹の倒木、切り株から発生する。好む樹の種類的に、河川敷や渓流沿いで見つかることが多いが、都市部の公園の切り株などでも見られる。群生することも多く、切り株が見えなくなるレベルで大量に発生することもある。気温の低い時期に発生するため、発生後の腐敗や虫害が少なく、一度乾燥しても次の降水で潤い、成長を続けることがある。
市販品は光量を減らした環境で栽培されており、白色で細長い見た目をしているため、野生種とは科レベルで全く異なると感じる程見た目がかけ離れている。しかし野生種も市販品と同様の鉄に似た香りを持つ。当然ながら食用にすることができ、味、食感、香り全てが栽培品を上回っている。汁物や麺類、和え物など幅広い料理に合うだけでなく、他のキノコがほとんど発生しない時期にも採取できる貴重な種の1つと言える。
コレラタケ(G.fasciculata)やニガクリタケ(H.fasciculare)との誤食が報告されているが、どちらもエノキタケ特有の鉄に似た香りがないため(それ以外のキノコもこの香りは持たないため)、識別は比較的容易と言える。

2025年12月撮影 埼玉県
カサは初めは饅頭型で成長すると平らに開く。栗色~黄褐色、幼菌時はやや緑色を帯びることもあり、外側に向かって薄くなる。湿時は著しい粘性がある。
※左上はヒラタケ。 エノキタケ、ヒラタケ、(アラゲ)キクラゲは発生時期と発生環境的に同じ切り株や倒木から発生することも多い。

2022年4月撮影 東京都
柄はこげ茶色~橙褐色で中空、ビロード質。カサに近づくほど色が薄くなる。ヒダは白色~クリーム色で密。全体的に錆びた鉄のような香りがする。

2022年10月撮影 東京都
個体によっては、柄の切断面が緑色を帯びることもある。

2023年1月撮影 東京都
落ち葉による埋没や、他の個体の成長による日光の遮断を受けると、市販品のような見た目に近づく。

2023年1月撮影 東京都
個体によっては異様に巨大化することもある。

2023年1月撮影 東京都

2023年1月撮影 東京都

2025年12月撮影 埼玉県

2026年2月撮影 埼玉県

2023年12月撮影 東京都

2024年3月撮影 神奈川県