トガリツキミタケ Hygrocybe acutoconica

林内の苔上、芝生、笹地など

夏~秋

不明

2023年6月撮影 埼玉県

 

カサ

中央が突出した円錐型で鮮黄色~朱色、湿時に粘性、条線が現れる。

根元は鮮黄色で上部はカサと同色または黄色、中空で繊維質。時々ねじれる。

ヒダ

淡黄色でやや疎、透明感がある。

うp主からのコメント

黒変性を持つこと以外、ほぼアカヤマタケですね(笑)カサは蝋細工のようにぬめり、透明感のある美しいグラデーションの柄。そういうきのこに限って、腐生菌にも関わらず、亜高山帯の苔上でないと見つからないことが多いですが、本種は意外と人里近くでも見つかります。芝生だったり、林道や路傍の湿った地面などでも見つかることは多いです。

ヌメリガサ科愛好家(笑)である私には嬉しいことに、2023年5月にメインフィールド近くの公園で多数の発生を確認。その1か月後に訪れた際にも、枯れた個体が多く存在していたことが分かり、一定の発生が期待できる場所、いわゆる坪を見つけられました♪

そんなトガリツキミタケは、カサが突出する(尖る)ツキミタケという名の由来ですが、ツキミタケの方は全体が鮮黄色を帯びるワカクサタケ属のきのこです。(本種はアカヤマタケ属)

じゃあなぜトガリツキミタケという名前なのか?ツキミタケと違って橙色じゃないか、と思いますが、カサ、柄とともに鮮黄色の個体も存在します。(うp主は見たことがない)

 

2023年6月撮影 埼玉県

2023年6月撮影 埼玉県

2023年6月撮影 埼玉県

2023年6月撮影 埼玉県

2024年9月撮影 山梨県