発生場所
苔上、スギ、ヒノキ、モミ林など
発生時期
夏~秋
食毒
不明
2024年8月撮影 埼玉県
カサ
鮮朱色~黄橙色で平滑~ややささくれる。初めは饅頭型だが、後に中央が凹む。粘性はない。縁に極めて短い条線がある。
柄
カサと同色かやや淡色で中空。一部が縦方向に凹む個体が多い。
ヒダ
白色~帯淡黄色で疎。柄に垂生する。
うp主からのコメント
最初は2022年10月に撮影した1個体のみで、図鑑化し公開していましたが、本種らしい束生の個体ではなく単独で発生したものでした。
自分のメインフィールドは、よく言われるシュイロガサの発生環境にマッチしているため、どんどん周辺を新規開拓し、状態の良い個体を撮影したいなと思っていたところ、2024年夏にとんでもない大群生に遭遇!残念ながら乾燥したりカビた個体ばかりでしたが、その日から1週間後に周辺の山で遂に完璧な個体を発見。魅力的な束生個体も多く、ヌメリガサ科愛好家(笑)である私には堪らない収穫でした。その後も別フィールドで多数の発生を確認。8月の猛暑にも関わらず多く発生しているあたり、2024年の夏は当たり年だったのでしょうか。
ヌメリガサ科の腐生菌の中では束生することが多いと感じます。この手の種は類似種が多く同定が難しい部類となりますが、朱色で大型、白色のヒダが垂生、束生と言った他の種と被らない特徴が多いため、識別はしやすい方だと思います。しかし、個体間での差が激しく、このページ内でも複数種に分かれる可能性は高いと感じております。
2024年8月撮影 埼玉県
2024年8月撮影 埼玉県
2024年8月撮影 埼玉県
2024年8月撮影 埼玉県
2024年8月撮影 埼玉県
2024年8月撮影 埼玉県
2024年7月撮影 東京都
2024年7月撮影 東京都