2023年6月

  • 6月とももうお別れ

    お久しぶりです。少し更新が長引いてしまいましたが動画投稿しました。

    それにしても早いですね、時の流れというものは。気づいたらもう6月も終わりそうです。

    本当はもっと撮影、投稿がしたいところですが…先週末、今週末とどこも行けそうにないので7月からの更新をお楽しみください。

    動画の内容ですが、6月18日の釣行で30cmほどのスモールを釣ることができました。

    詳細を知るのは動画を見てみるのが一番良いと思いますが、タイトル、サムネから今までの動画とは一味違うと、自分でも思っています。

    まぁ予想通り、投稿して1日と十数時間が経った現在ですが、最近の動画の中では余裕で再生回数が1位です。やっぱりタイトル、サムネは大事ですね。

    正直今までの声無しスタイルも気に入ってるのですが、声も出した方が良いと言われることが多いので出そうかな?とも思っていますが私の気分に任せまーす。

    まぁ2019年までの動画は喋っていましたが(あまり思い出したくない過去だし何個か動画消した)

    まぁそんな感じで6月とはそろそろお別れですね。

    あとはきのこの方は

    それなりに図鑑用の撮影ができており、この4枚の他にも大量にあるので、図鑑に追加されるのを楽しみにしててください。

  • ハナサナギタケ追培養途中経過

    釣りに行こうと思いきや雨、山に行こうと思いきや雨で最近は近所の公園できのこを探してばかりですが、6月4日に採取したハナサナギタケの追培養の途中経過を載せます。最近新たに撮影したきのこの記事も近々書こうと思いますが、記事にする前に図鑑化している種もあります。

     

    無事にギロチンせずに持ち帰ることに成功、またそれをギロチンせずに学校まで持っていくことに成功し、部室?研究室?で育ててます。見た目も良くするため丸型のガラス容器を使用しています。

    培地は乾燥ミズゴケを戻したものにシノブゴケを植え付け、乾燥しにくいように、そして生育に適していそうな環境としました。

    ちなみに学校で育ててる理由は部活での個人研究材料になりそうだからです。

    正直追培養なんて初めてですし、苔リウム風に芸術面も重視してたし、そもそもハナサナギタケって追培養できるほど子実体の寿命が長いのかなど色々思いましたがやってみます。

    後は毎日1回培地を湿らせるだけです。

     

    それから4日ほど経った頃

    新しいストローマが数本ほど出てきました!

    少し分かりにくいですが白いフワフワが付いていない針状のものが2本見えますがそれです。奥の方にもより小さいのがありますが映らず。

    このストローマが成長し、先端に白いふわふわがない黄色いサナギタケ型になったらウスキサナギタケなのでワンチャンあるかと期待してました。

     

    そして採取から1週間以上経った6月13日(この記事の投稿日)にはさらに増えていました。

    苔の中からも白いものが顔を覗かせています。そして採取した時からあった部分はより先端が肥大化してます。ただやはりウスキサナギタケではなさそうですね。

    しかし追培養がうまくいきそうでよかったです。

    このまま冬虫夏草が完熟し、その後どうなるかの経過も見れそうなので時々報告していこうと思います。

    今回はこの辺で離脱とします。

  • 梅雨のきのこ撮り

    前回の投稿内容の翌日の記事ですが掲載が遅れてしまいました。

    この日は植林地へ。まだ低地の公園などは少々早い気がしたので冬以外で雨が降ればそれなりの被写体が期待できる場所として来ました。

    当初は沢沿いの朽木などをメインに探そうと考えていましたが連日の大雨で普段は渇水レベルの沢が渓流になってたので登山道をメインに探します。ちなみに上の画像がその沢ですが増水しすぎてどこでもヤマメがいそうな雰囲気と化していますが普段は深場にカワムツとアブラハヤがいる感じです。今回はスギ、ヒノキの植林地なので食菌は期待せず被写体として楽しみましょう。

     

    まず見つけたのはヒナノヒガサ。苔むしたスギの朽木に点々と生えていました。正直ミズゴケノハナと少し迷ったのですがカサの鱗片が不明瞭、柄の毛がより目立っているのでヒナノヒガサと判断しました。ただこの画像でそれらの特徴はとらえられていませんが。

     

    次は支流沿いの崖で発見。ヒメダイダイタケです。一見上のヒナノヒガサに似ていますが、オトメノカサ属なので条線、ヌメリなどがありません。苔に生えるオレンジ色の小型種は被写体としていいですよね。

     

    もはや土と言えるほどに柔らかく、シノブゴケで埋め尽くされた岩にピンク色のものが。

    サクラタケです。流石にこれは可愛すぎませんか?w

     

    アラゲコベニチャワンタケ、正確に言えばその一種ですがこちらも湿った環境が大好きな種。

    本種の画像は結構持ってるんですが肉眼識別専門の私からしたらアラゲコベニチャワンタケ系は正確な識別が難しく、当web図鑑に掲載するのをためらってしまう所。

     

    どこへ続くかもわからない脇道を進んだところで堂々と生えるきのこが。ぱっと見や場所的にも季節外れのハタケシメジかと思いましたがウラベニガサでした。普通木から生えますが地面から出てるのは初めて見ました。

     

    ん?冬虫夏草!?と思いましたがどうも違うようです。掘ったら落ち葉から出てました。

    オチバノホソフデタケ(Xylaria sp.)ですね恐らく。この画像の白いひも状のものですが先週も冬虫夏草かと騙されたような気が

     

    フミヅキタケの仲間でしょうか。1本だけありました。

     

    シロキツネノサカズキです。モドキは春に生えるらしいのでシロキツネノサカズキとしました。何気に初めて見ました。表面に毛があるきのこの中ではかなり毛が長い方ですね。

     

    苔むした丸太が積んである場所を見ていたとき、いい感じの崖が

    探したらアワフキムシの泡とは雰囲気の違う白い物体。ハナサナギタケです。何気に当サイト初掲載の冬虫夏草です。

    掘り起こしたら土に覆われながらも蛾の蛹が出てきて、ギロチンせずに掘り起こせました。これが目的でした。今回は被写体としてのきのこを楽しむことも目的でしたが何かしらの冬虫夏草をギロチンせずに持って帰るのも目的でした。持って帰って何をするかって…追培養します。確かどこかの記事で言ってましたが苔リウムで育てます。正直苔のセットは1週間前に終わっており次の日すぐに追培養を開始できそうなので非常によかったです。

     

    そんな感じで目的は全て果たせたような感じで下山し帰ることができました。追培養の様子は適宜ブログで掲載していきます。

    最近はきのこばかりですがそろそろトップが楽しい季節になってきました。

    そろそろ釣りも行けそうです(1週間行ってないだけで全く行ってなかったかのような感覚に襲われるのは何故)

    まぁ不定期更新ですがこれからの季節が楽しみすぎです!

  • 梅雨キノコの訪れ

    6月になりましたね。いきなり台風が襲来して、河川は爆増水し、地域によっては洪水なども起こりましたが、きのこにとっては天国のようなひと時でしょう。

     

     大雨の翌日、松の木が多い近所の公園での話。

     

    午後からフリーだったので軽く探してみました。まぁ午前中は雨だったので午後は確定でしたが。午後からは快晴で非常に探しやすく期待できそうです。

    実はこの日の3日前にも来ており、その時からの変化も見るべくまずはその時ザラエノハラタケの幼菌を1本見つけた場所へ

    ちなみに3月にショウロなどを見つけた場所でもあります。

     

    やはりありました。ザラエノハラタケです。ハラタケ属の中ではよく見かける方ですが意外に画像がなく図鑑に載せられなかったのでちょうどよかったです。

    3日前は1本だけでしたが周りにも多数出ており、他のエリアでも多く確認できました。

     

    松の枝に発見。最初はビョウタケかな?と思いましたが予想外のゼラチン質。現地では分かりませんでしたが調べたところヒメダクリオキン(Dacrymyces minor)が怪しいかと思いましたが確信はありません。

    次はザラエノハラタケがあるということは芝生に生える普通のハラタケとかもありそうだと思い芝生が多いエリアを探して行くと雨でボロボロになったきのこが。ぱっと見テングタケ属だな

    ドウシンタケです。かなり久しぶりに外生菌根、テングタケ属を見つけました。ただ今年初発見のテングタケ属はさすがにツルタケでした。

    クロタマゴテングタケに似ていますがカサに条線があります。ツバのあるオオツルタケのようなイメージです。

    一応ドウシンタケは猛毒種の多い属の中でタマゴタケに並ぶ数少ない食菌とされています。

    ただ雨でボロボロっていうのと脆かったのでスルー。

     

    その後芝生のエリアでフクロツルタケなども見つけましたがテングタケ系は全部長雨でボロボロになっていました。

    一通り探したので雑木林へ移動

     

    柄がちょうど真ん中くらいで裂けており、テングタケ属に見えましたオオツエタケ(別名:ヒマラヤツエタケ Hymenopellis raphanipes)です。よく見るツエタケやブナノモリツエタケとは雰囲気が違い、大きいんですよね。また湿っていますがカサに粘性がなかったのでいつもとは違う種で間違いないでしょう。

     

    この日はこの画像以外にもあらゆる枝に発生していたキクラゲです。探せばどこでも見つかりましたが殆ど溶けており、状態の良い群生は僅かでした。せっかくなので採取しました。

     

    ツマミタケ。こいつが出るともう梅雨って感じですね。雨あがりだったのでそこまで臭いませんでしたが虫を寄せ付けるグレバの匂いは強烈です。ボール状の幼菌も多数ありました。

     

    他にはクリゲノチャヒラタケ、ウチワタケ、カブラアセタケ、コショウイグチ、チチアワタケなどもありました。全てここに載せると鬼長くなるので何種かは図鑑の方に掲載予定です。

     

    あと2週間ほどで外生菌根がより多く見られそうなのでサイト設立年からどんどん図鑑のページを増やす予定です!

    では今回はこの辺で離脱します。