2023年8月

  • Last memory of summer vacation

    過ぎ去った時間は、決して戻ってこない…

     

    まだ新緑が微かに残る7月、夏休みが始まった日から自分は何を変われた…?

     

     

    本日で夏休みも終了、非常に短かったですね。去年の夏休みはただただ勉強しているだけの永い時間で終わったため今年はとてつもない短さに感じました。

    自分の体内時計ならまだ8月中旬に入ったばかりです。(笑)

    しかし時の流れというものは層状以上に非情です。いつかこの休みも終わってしまう、いつだって容易に想像ができたことです。

     

     まぁ去年の夏休みとの格差が大きすぎた今年の夏休みが終わることについての悲嘆はこのへんで終わりにしておいて、8月最後の記録です。

     

     元々8月31日は自宅でゆっくりする予定でしたが数日前に友人から「夏休み最後の思い出としてみんなで登山に行って遭難して学校を休んでしまおうw」という、冗談を聞き、夏休み最後の思い出、登山、という言葉が引っかかりました。

     

    即座に最後の思い出として山に行こうと考えた私は長年お世話になっている植林地に行くことへ。特に夏休みは行きまくってたフィールドですからね。

     

    普段と変わらない探索ですがいつもより多くの種を見られました。

     

    コウジタケ

    普段きのこを見かけない、入口付近の広葉樹下で多数見られた。

    カワムツ

    この沢での釣行もいつかしたい

     

    ニセキンカクアカビョウタケ

    今回はいたるところで多数の発生を確認できた。

     

    アカヤマタケ属?イッポンシメジ属?

    紫色でカサにささくれを持つ何かを発見。前者ならムラサキササクレヤマタケ、後者ならササクレムラサキモミウラタケとでも名付けたいところです。

     

    追記(2024,2,7)

    コムラサキイッポンシメジ(Rhodophyllus violaceus)が近いのではないかと思いました。

     

    ハイチャヒダサカズキタケ幼菌

    近くの老菌から判断できた。

    6、7月には多く見られたが今回は少しだけだった。

    ハナサナギタケ

    6月以降このフィールドでは毎回見られた。

    キツネノカラカサ属

     

    今回は普段よりも時間があるため、一度林道を離れ、広葉樹林のエリアへ

    普段は奥まで入らず手前で引き返すが、尾根になるところまで入ってみたところ、地元では見られない迫力のある種を多く確認できました。

     

    ナカグロモリノカサ

    後から生え方やひび割れ具合がハラタケモドキにも見えたが…

     

    モエギアミアシイグチ

    西日本に多いらしく埼玉県で出会えるとは思わなかった。柄の根本がやや黄緑色を帯びる。

     

    コテングタケモドキ

    夏の常緑樹と言ったら、という種ですね。

     

    コトヒラシロテングタケ

     

     

    クリイロイグチ 

     

    アシナガイグチ

    この広葉樹林で今回一番多く確認できたが、全てカビの生えた個体だった。

     

    シロオニタケ

     

    ベニイグチ

    これもこの個体以外カビが生え白化していた。

     

    キイロイグチ

    触れると黄色い粉状の物質が付着する。

     

    ミヤマベニイグチ 

     

      

  • 地元もきのこ復活!

    探索日 8月27日

    記事を書いている今、夏休みも今日を含め残り2日、早すぎます。一瞬にも満たない時間に感じました。

    友人と明日から8月か~と深夜の海岸に時の流れの非情さを嘆いた時がまだ2週間前と感じるほどですが既に4週間以上が経過。

     

    8月に入ってから夏休みの終わりの気配に不安になることが多かった中、昨日遠征先でようやくきのこが生えてきたことを確認したので地元でも探しに行きました。

     

    最初は自宅から自転車で15分ほどの公園へ

     

    クサハツ

     

    ウスキテングタケ

    常緑樹のエリアで大量に見られた。

     

    シロウロコツルタケ

    変色するところを撮影できてよかった。

     

    ナカグロモリノカサ

     

    数は多いものの種類はそこまで多くなかったのでさらに移動。

    現在地から自転車で30分ほどの、公園というよりも山と言った方が良いフィールドへ

    到着するとすぐ近くで祭りの準備がされていました。そういえば今年の夏休みはまだ行ってなかったな、と思いましたが自宅から40分ほどかかるエリアで開始が18時だったので断念。

     

    クロアザアワタケ

    管孔が青黒く変色するだけでなく柄の肉が赤く変色する

     

    キツネノカラカサ

    ヌメリガサ科、クヌギタケ科に並ぶきのこの中でも特に好きな部類の一つ、小型のハラタケ科も見られてよかった。

     

    カレエダタケ

     

    ここでもクサハツ

     

    ノウタケ

    久しぶりに食べたくなり、キープした。

     

    巨大なマンネンタケ

     

    その後園内を回りましたがメマトイの猛攻に遭い離脱。低地の緑地でも普通にメマトイがいるとは…

     

    帰る途中、自転車道沿いの藪に白い物体を確認!

     

    オオシロカラカサタケ

    7月から地元で探索をする際になぜか毎回、オオシロカラカサタケが見つかりそうなどと思っていましたが見つからず、ようやく見つけられた。謎に嬉しい。

     

    このまま帰る予定でしたが途中で突然夕立が襲い掛かってきました。偶然近くに自宅から一番近いメインフィールドがあったので雨宿り目的で避難。

     

    寄る予定はありませんでしたが意外と生えてそうなので少し探してみました。

     

    華奢さ0のアカキツネガサ

    毎年同じ場所で群生を確認します。

    栄養が豊富なのか、異様にゴツく育っています。

    来週、再来週に雨が降るor気温低下があれば大発生すると思われます。

     

    夏休みも残り2日、オーバークロックがしたい。

  • そう言えば、菌類用のInstagramアカウントを作りました。

    こちらから飛ぶことができます。

    まだ数枚しか投稿していませんが… 自分はYoutubeやInstagram(本垢)で釣りの投稿をしていますが釣りよりも歴の長いきのこはこのホームページだけ、それも今年始めたばかりなので、このサイトや私の発見したきのこをより知ってもらうため、というかかなり前から始めようと思っていたので興味のある方は見てみてください。

     

    今回の記事、撮影日は8月26日ですが、バス釣りをしに、荒川水系の河川へ行ってきました。

    早起きし、激流ラバージグ動画のポイントへ2か月ぶりに行きましたが…

     

    4時間ほど狙って釣果はこの1匹のみでした。

    と言うのも、前に来た際と同じ土曜日だったにも関わらず、先行者、同業者の人数が過去最多でした(前回は今回よりも遅く来ましたが先行者、同業者は0)。

    ほとんど狙えるポイントが限られてました。激流のポイントも、常に人が入っており、近寄ることは困難、普段はあまり投げないポイントでなんとかコバスが釣れてくれました。

    HITルアーはシャッドインパクト3のノーシンカーリグ(マス針ちょん掛け)です。

     

    これは無理そうだ、と諦め、カワムツを釣りに前から気になっていた支流へ移動することに。

    すると途中でただならぬ雰囲気を放つ森を発見。

    最近は雨が降っても短時間ですし、降っても気温が全く下がらない状況で、近所でも全くきのこの発生を確認できませんでした。

    今回もどうせなさそうだなとダメもとで入ってみましたが意外ときのこが多かったのできのこ探しに変更しました。

     

    森に入る寸前、歩道横の苔で発見しました。最初アケボノタケかな?と思いましたが取ってみると所々黄色味を帯びている様子。 

    トガリツキミタケのようです。少し離れた所にあった老菌から判断しました。確かにこの北にある公園の周辺でトガリツキミタケを多数確認したことがありました。 

     

    森へ入るとすぐにミドリニガイグチを発見。かなり状態が良く、典型的な個体で図鑑に追加できそう、いや他にも見つからないとできないか、と思い周囲を探すと…

     

     

    すぐに4~5本ほど見つかりました。それも割と新しい状態の個体ばかりです。

     

     

    次に見つかったのはムラサキヤマドリタケです。やたら小さくて細い個体しかありませんでしたが本来は比較的大型のイグチです。

    今年初ムラサキヤマドリタケだ!食べよう!と思い、採取するとなにやら柄が凹む感触が

     

    カサ、管孔とともに開きすぎてなく、型も良い完璧な幼菌個体だと思いましたが柄を切ると案の定虫が食い荒らした跡が、流石に食欲失せますね… 土に埋まった根本から侵入してるようです。

    その後周囲で多数発見しましたが殆ど虫が入った後でした。カサには虫が入っていない事が多いですが持ち帰り用の袋をいつもより少なく持ってきていたのでわざわざカサだけ持ち帰りはせずに、諦めました。 

     

    ムラサキカスリタケ

    ニオイコベニタケよりも紫味が濃い。

     

    思ったより生えていそうなので場所を変更。

    5月にワカクサタケを発見した公園へ移動しました。

     

    移動中の遊歩道でもムラサキヤマドリタケを発見。非常に状態が良く見えますが既に内部は虫の巣窟でした。そしてコガネヤマドリ?と思われる幼菌も発見しました。

     

    ウスキモリノカサも発見。

    食用ですがカサが開いてくると肉が薄くなり食べ応えはそこまでありません。

     

    その後目的の公園に到着。

    すると道路の横に何やら黄色い物体が

     

     

    まさかのコガネキヌカラカサタケが大量に横たわっているという状況に遭遇w

    どうやら捨てられた観葉植物用の土から生えてきてるようです。

     

    ここまで生えているとは… 流石に少し気持ち悪い、というか不気味ですね…

     

     

    気を取り直し森の中へ入っていきます。すると植え込みの中で発見しました。

    ここに来て冬虫夏草も発見!

    ツクツクボウシタケでした。

    何気にセミ生の冬虫夏草は見たことがなかったので嬉しかったです。

     

    雑木林に入ると砂利道でノウタケを発見!

      

    ムラサキヤマドリタケと同様、柄は壊滅してました…

    カサだけならいけるかとも思いましたがカサの穴から小さい甲虫が出てきて食欲が失せたのでスルーしました。

     

    ベニタケ属不明

    アカカバイロタケではない。

     

    いい感じでコンスタントにきのこが見つかってきたところで…

     

    今年初ヤマドリタケモドキ!柄がギッチリ締まっており、完璧な状態です。

     

    無論スルーする手などなく、キープしました。

     

    何気にヤマドリタケモドキの図鑑に乗せられそうな画像がなかったので喜んでいると奥の方で褐色のカサが多数目に入り…

     

     

    !!!

     

     

    久しぶりにヤマドリタケモドキの群生に出会えました。

     

    しかし全て状態が悪いですね…

    柄には当然のように虫が食い荒らしてますしカサも開きすぎてます(泣)

     

     

    その後少し離れた斜面で見るからに無傷な個体を5本ほど発見!

     

     

    それでも根本付近は食い荒らされていますが硬く締まった最高の状態で採取できました♪

    この大きさでほぼ虫が侵入していない個体が多いエリア、幼菌の時点で食い荒らされ中身スカスカ個体ばかりのエリアで何か違いがあるのですかね…

     

    ウスキテングタケ

    8月下旬~9月にかけてよく見かける。近所の公園では毎年大群生が見られるのでそちらも近頃掲載したい。

     

     

    アキノアシナガイグチ

    ヒメヌメリイグチも疑いましたがカサの質感、柄の長さ的にアキノアシナガイグチで合ってると思われます。

     

    その後前から気になっていたマツ林のエリアへ入るも不発、途中でダイダイイグチなども発見し帰宅となりました。

     

    今回はヤマドリタケモドキ5本とムラサキヤマドリタケ2本を持ち帰りました。

    普段は多少虫が入っていてもそこまで気にしませんが今回は袋が少なかったので虫がほぼ入っていない個体を厳選しました。

     

    1本目の幼菌はさっと湯がいて刺身に。

    ヤマドリタケモドキ自体のうまみも素晴らしいですが、何より食感がまるでアワビのようになりサクサクと歯切れがよく気づいたら皿の中が氷だけになってました(笑)

     

    あとはチーズ乗せて焼いたり、パスタにしたりしましたが画像はなく

     

    とりあえず久々の豊作?を堪能できて良かったです。

  • マダァ~ニ

    8月の終わりが見えてきましたね。嬉しいわけがありません。1週間前に戻りたい、なんなら7月に戻りたいレベルですが、秋のきのこに対する期待があるおかげでなんとか生存できています(笑)

     

     今回は記事のカテゴリーが未分類になっているように、マダニを捕獲するという危険な所業です。まずなぜマダニを捕獲しようと思ったのか?

    それは先月、7月12日に私が人生で初めてマダニに刺され、重症熱性血小板減少症候群の潜伏期間、2週間ほど症状が現れないかと心配していたのがきっかけです。私を刺したマダニは摘出することに成功しましたがそのマダニを処分してしまい、部活動の顧問から標本にすれば良かったのに、と言われたこと、さらに今まで多くの山に登ってきて一度も刺されたことがなかったにも関わらず学校の敷地内で刺されたことなどに影響されました。

    調べていくうちにかなり身近な環境でも生息していることや標本の作りやすさなどを知り、丁度友人がトンボの標本を多く作ってもいたので私はきのこだけでなくマダニの標本も制作しようと思いました。

     

     8月12日、埼玉県内の地図に載っていない謎の林道へ来ました。前回の記事でカメムシタケやハナサナギタケを発見した場所です。

    マダニがいるかどうかは分かりませんが普段きのこで訪れる植林地よりも獣道的な環境が多く感じるエリアなので選びました。(普段きのこで訪れる植林地と今回のフィールドは同じ山の中の一部です。)

     

    捕獲方法は簡単で、野生動物の通り道などの下草を白い布でガサガサと、裏にいる生物を絡めとるイメージで引いてくる感じです。

     

    早速怪しげなシダが密生する場所で試すこと約10分で…

     

    捕れました(笑)。思った以上に簡単にゲットできました。それもそこそこ大き目で3mmほどの大きさです。手を近づけるとすぐに熱に反応し、寄ってきましたw

    寄ってくる姿を見ると大き目なせいもあってか、ゾっとしますね。

     

    意外とすぐに見つかったので更に狙っていきます。

     

    同じような場所に白布をガサガサさせましたが…

     

    あれ?意外と捕れない? 

    偶然1匹だけいただけだったのでしょうか?近くにたくさん散生していると思いましたが…

     

    少し場所を移動し採取を開始。

    すると…

    捕れました!サイズダウンしましたが正真正銘のマダニです。これでも非常に小さく刺されてもわからないレベルなんですが、その後地面ギリギリに垂れ下がったシダの藪を漁ると…

     

    な、なんやとぉーーーー

     

    な、なんだこの量は!!

    突然、大量の極小マダニが布に付着しました。ほぼ同じサイズの個体が数十匹と付着。まさか孵化したばかりの幼体の群れを捕獲したのか!なんにせよ凄まじすぎます。

    サイズは極小でも完全なマダニです。数十匹が一斉にうごめいている様子はさすがに度肝を抜かれました。いやこの量が突然付着したことの方がえぐいな。

     

    ただ孵化したばかりの個体ならもっと小さいはず、孵化直後の状態から数段成長した状態に感じます。だとしたらここまでの群れで溜まるものなのか?ダニはにわかなので全く分からないので情報が欲しいところです。

    あまりに小さいので持ち帰らず。見た感じ2匹目と同じ種類に見えたので群れで捕れた個体は全てリリースしました。 

     

    その後は取れても小さすぎたためリリースし、そこそこ移動。移動先では狙って捕ることはできませんでしたが布を持って歩いていると気づいた時にマダニが付着してましたw

    2匹目と同じサイズ、同じ種類に見えたので生け捕りしました。

     

    その後帰宅し、1匹目は液浸標本、2,3匹目は乾燥標本にすることにしました。

     次に部活があるのが1週間後だったのでそれまで瓶の中で生活してもらいましたが1匹目は全然生きてました。

    2,3匹目は翌日タヒ亡が確認されたので展足をし、顕微鏡で見られる状態に。

     

    1匹目は無事液浸標本になりました。

     

  • 8月上旬のきのこ

    夏キノコが全く生えてこない…

     

     今年の夏は6月~7月上旬にかけて雨が降りまくりましたが7月中旬から現在にかけてほぼ雨が降らない、降っても気温が下がらないなどでここ数週間全くきのこが見つかりませんね。

    東京、埼玉での探索が殆どですが夏菌の全盛期と勝手に思っている7月中旬に雨がほぼ降らなかったのが大きすぎます。

     8月8日~8月12日にかけて発見したきのこを載せていきます。ほぼ冬虫夏草ですが…

     

     

    8月8日にメインフィールドの1つである植林地(埼玉県内)で発見したクチキムシツブタケです。

    毎回見ていく苔むした朽木が積まれているエリアに普段とは他のルートで入った際に見つけました。キマワリの幼虫から発生し、朽木はスギのようです。

    甲虫の幼虫がスギ材に入っていることに驚きです。

    すぐ近くで中身がなくなり殻となったキマワリの幼虫を発見しました。見てみると何やら白いハリタケ型の何かが生えています。これもクチキムシツブタケでしょうか?栄養が少なく成長できない感じですかね。

    1枚目は8月8日、2枚目は8月12日に発見したハナサナギタケです。どちらも埼玉県内の植林地です。最近見つけたハナサナギタケは多くが地中の蛹ではなく樹皮の中にある蛹から発生している個体を多く見ます。

    8月11日、視点を変え、まぁ近くに用事があったので来たポイントで発見。カメムシタケです。

    撮影場所は東京都内。先月と比べ、先端が丸みを帯びてきている個体を多く見るようになりました。 

    その翌日、8月12日にとある目的で訪れた謎の林道でもカメムシタケを多数確認できました。こ11日、12日と続きこの記事に記載している画像以上の量、発見できた種ですが、2枚目のようにまだ先端が丸みを帯びていない個体は全てではありませんが地中に埋まっている部分や先端周辺が腐敗している場合が多く感じました。

     

    とある目的は近日公開予定の記事で分かります。

     

    ついでにシマヘビも載せておきます。

     

    8月も終わりに近づいてきていますね…

    正直今までの歴史を変えずに7月19日くらいに戻りたい気分です。

    それかオーバークロック (自分自身の加速、フロントウィングSilentworldより) をしたいところですね。

    まぁ過ぎ去った時間は気にしすぎずに秋のきのこに期待しましょう。

  • [動画の裏記事]8月14日

     

    台風が来てますね。東京は天気予報ほど雨は降っていないものの突然短時間で急激に降ることが多いので大変です。夏によくある短時間で急激に降る系の雨だときのこはほとんど生えないのでむしろ降らない方がいいレベルですね。

     

    まだ8月に入ってから地元ではまともにきのこを見つけれていません。秋に期待ですね。

     

    きのこの話はこの辺で置いておき、動画投稿しました。

     

    7月29日の釣行を8月14日に投稿するというスタイルですがこの動画は前から普段より動画の質を上げよう、などと考えており、時間が掛かるのは明白な状態でなかなか編集の時間が取れず、今に至ります。

    個人的にオープニングが自信作でかなり編集をしましt…などど言っていると記事が長くなりすぎる気しかしないので詳細は動画で!

    まだ見ていない方は是非見てみてください。

     

     

    今回のサムネです。友人などからサムネイルのインパクトがないなどと前々から言われていたのでサムネにも力を注ぎました。

    こうして見ると10年ほど昔のゲームみたいな画像ですね(笑)

    サムネイルの制作ソフトはNCH Drawpad、動画編集はNCH VideopadとAdobe After effects を使用してます。

     

    7月19日の動画で共に釣りをしていた友人【値似鷺】と、2年ぶりに行く河川での釣行は非常に最高でした。特に今回は友人の提案でミノー縛り釣行となり、普段渓流ではスプーンばかり使ってそこそこ持ってる割にミノーで釣ることはほぼなかってので良い経験になりました。ミノーの魅力にも気づけたような気もします。

     

    途中、私が連続して釣り、値似鷺が冷静さを失い根掛かりしまくった時もありましたが、最後は支流でお互いイワナを釣ることができ、非常に良かったです。

     

    最後はこのような巨大な砂防にぶつかり終了となりました。途中で堰堤を超えたところから魚影がなくなりました。

    ただこの全面コンクリート、激浅な場所で…

    値似鷺がヨシノボリを見つけました。全く魚の気配がなかったのでわざわざここまで登ってきたのか?と不思議な感覚でしたが、普段行けない環境ならではの経験が増えました。

     

    その後脱渓しようとしたところで私が誤って電気柵に触れ、感電するといった事件も起こりましたがルアーロストも0、何も残したこともなく終われて最高でした。

     

    翌日、支流の名前が気になり調べたところ、この巨大な砂防を超えた先でヤマメを釣っているブログを発見。たまたま堰堤を超えてから脱渓地点まで魚がいなかった感じでしょうか。

     

    動画を投稿すると、値似鷺から「またいきましょ」とのメッセージ。

    是非とも行きましょう!次は砂防を超えさらに上流へ!

     

    というわけで今回はここで離脱とします。

  • 富士山での探索…

     

     8月6日、ちょうど1週間前ですね。富士山へ遠征に行ってきました。毎年最低でも1回は訪れている富士山で、一昨年は8月23日、去年は7月18日に行きました。前者ではハナイグチ、ショウゲンジ、キハツタケ、アカハツ、タマゴタケ、アブラシメジモドキなどの地元では絶対にない優秀な食菌を採取でき、+でニシキタケ、ベニヒガサなどの被写体として優秀な種も多く発見できました。まぁその当時はweb上で図鑑を作成しようとは思っていなかったのでそれらのページはありませんが。

     そして後者ではより夏の食菌を見つけたく7月中旬に訪れたのですが少し滑った感がありました。例年よりも雨が降っていないタイミングで行ったのもあり、2021年ほど多くは取れませんでしたし、目当ての種もほとんど見つかりませんでしたが、ヤマイグチ、ススケヤマドリタケなどを見つけることができ、かなり良い記憶があります。

     

    今年は何が目当てか?それは亜高山帯針葉樹林特有のクヌギタケ科、ヌメリガサ科など被写体として優秀な種です。+でタマゴタケなどの食菌も見つけたいなと思ってました。

     

    まぁそんな感じで富士山へGO!

    今回は観察会(コ口十の影響で近年はほぼ行けてない)で知り合った方との遠征です。

    新宿から高速バスで森林限界の少し下のエリアへ向かい、そこから下っていくスタイルで探していきます。現地の気温は20℃、降りた瞬間突然悪寒に襲われたかのような感覚になり、上着を持ってきて正解でした。

     

    それなりに雨も降っていたようなので期待はしたものの…

    思った以上に見つかりません。普段ならカラマツチチタケがすぐにみつかる入口ですがなにもありませんでした。まぁ苔むしたエリアに行けば大丈夫だろうと思い探していると

     

    シロハツを発見。雰囲気だけで遠くからでもすぐにシロハツとわかりました。

    やはり針葉樹林に生える個体の方が広葉樹林の個体に比べ大き目な黄がします。

     

    次はクロハツの仲間を発見。ヒダの密度が微妙なのでクロハツ系の何かという形にしておきます。

     

    思った以上にきのこが見つからないので普段は見られないヒノキゴケなどに夢中になっていましたが、鮮やかなオレンジ色のきのこを発見。

    カラマツチチタケです。富士山に来たからには状態の良い個体の撮影をし、図鑑に追加したいところでしたがこの1本だけでは無理そうでした。

    おいしそうな見た目ですが辛味があり食不適です。

     

     

    カレエダタケモドキです。シロソウメンタケに似ますが、枝分かれします。モドキ無しの方はより細かく、樹のような分岐をします。

     

    そして入山開始から1時間ほど経過したところで急に雨が降り出しました。どうせすぐ止むだろうと思っているとすぐに止みました。

     

    斜面からまるでどら焼きのようなアミハナイグチが生えてました。季節関係もありますが、富士山では大量にアミハナイグチが取れる日もあり、一昨年はかなり収穫できた記憶があります。去年、今年は夏に来たので1本だけでした。

     

    少しピンボケしましたがカラマツベニハナイグチです。柄が中空だとウツロベニハナイグチとなります。これもこの2本だけでした。

     

    このあたりから雨がまた降り出し、どうせさっきみたいにすぐ止むと思いましたが強まる一方。一旦東屋に避難し少し収まったので再開。

     

    こんな感じで霧も凄まじくなってきました…

     

    ここからしばらくは溶岩地帯になりきのこはないので滑って転倒しそうになるを繰り返しながら下って行きました。

     

    しばらく溶岩地帯を下り森林のエリアへ到着。すぐにアンズタケを1本見つけました。

    普段は何本も取れますがまさかの1本のみ。

     

    次にクロハツモドキと思われるベニタケ属を発見。裏返しませんでしたがヒダの密度的にクロハツモドキである可能性が高いと感じます。

     

    全体的に画像が暗めになってしまいましたが(色調節しろ)、カワリハツもありました。

    ただ正確にはカワリハツかどうかは不明です。撮影だけして裏は見ていないのでウグイスハツの可能性もあります。経験上カサだけでカワリハツと判断させていただきました。

     

    その後はさらに下っていく予定でしたがあまりに雨が強まったので、私だけでの探索でしたら迷わずいつも通り下ってましたが今回は私以外にも数名いるのでバス停、お食事処も近いので昼食をとり、上の道路へ戻ることに。

     

    毎回このあたりで私が今回撮影したかったオウバイタケやナメアシタケが見つかるのですが今回ばかりは見つからず。少し残念でしたが移動中に巨大な赤いきのこが

     

    ハクサンアカネハツと呼ばれるベニタケ属のRussula paludosaです。亜高山帯のハイマツ樹下で見られる大型の赤いベニタケです。カサのくぼみ付近が少し黄色味を帯びます。

    見つけた瞬間、あっ!撮影したかったやつだ!と本種の存在を思い出しました。

    少し古めでしたが撮影できてよかったです。

     

    その後道路へと戻ったのですが…

    もう見えませんね(笑)霧が濃化しまくってました。半径約7m以上先は全く見えません。画像では伝わりにくいですが他の登山者が歩いてきた時、白煙の中から突然目の前に人が現れる、そんな感じでしたw

    普通にこんな濃霧は初めてでした。

     

     

    その後はまだバスまで時間があったので周辺で雨、霧ならではの写真を撮って楽しんでいました。この時は雨霧でよかったなと感じ、特にお気に入りの画像がこちら↓

     

    なんか…インスピレーションを与える系BGMの画像として使えそうですね(笑)

    自分で言うのもあれですが。

     

    そしてバスが来たので富士山駅まで乗りました。ただここのバスで座ることができず駅まで立った状態で寝てましたが、駅に着けました。

    駅で降り立った瞬間の温度差は凄まじすぎましたねw

    突然20℃代から30℃代になったのでね。

     

    そんな感じで富士山探索は終わりました。一番見つけたかった種は見つかりませんでしたが、雨、濃霧という中での探索は辛さもあるものの幻想的な経験をすることができて良かったです。

     

    まぁ目当ての種は富士山限定ではありませんしそのうちどこかで撮影しましょう。

     

  • 真夏の冬虫夏草探し

    お久しぶりです。27日の投稿後すぐに23日の記録を書こうと思ってましたが今になって投稿となってしまいました。27日から1週間以上期間があったため書くべき記事はかなりありますが…

    今回は7月23日の記事を書きます。

     

    カワムツトップ釣行の前日、毎度おなじみ植林地、沢沿いに行きました。ほとんど雨が降ってなかったので見つかるのはほぼ冬虫夏草でしょう。

    重要なのは決して私が冬虫夏草の専門家ではないということです。全体的に幅広い種類、その中でもヌメリガサ科、クヌギタケ科が特に好き、といった感じなので 

    まぁ自由に楽しめたらいいでしょう。

     

    まずは7月9日に見つけたAkanthomyces aculeatus と思われる蛾の蛹から発生した菌を見に行きました。案の定2週間前とほぼ同じ姿でしたがほとんど雨が降っていなかったので少し乾燥気味でした。

     

    次に見つけたのはハナサナギタケです。前回見つけた場所のすぐ近くでしたのでいわゆる発生坪と呼ばれる環境なのでしょう。スギの葉に包まった蛹から出ているようでした。

     

    沢に降りてより湿ったエリアでの探索開始。するとすぐに見つかりました。葉に付いたこの物体は冬虫夏草でしょうか?茶色の綿状の物で覆われた物体にスエヒロタケのような白いものが出ています。何かの卵嚢、もしくは蛹からの発生か、それとも菌糸に覆われた虫か、未だに判明できてませんが判明し次第報告します。

     

    少し進んでハナサナギタケをまた発見。この個体は落ち葉を貫通して子実体が出てきているようです。ハマキガ的な蛾の蛹から生えてきた感じですかね。

     

    それにしても眼の周りに飛来してくるコバエ、通称メマトイが多すぎて非常に探しにくいですね。サングラスをしても普通に寄ってきたりしますし、一番不快なのが耳元で羽音を鳴らしてくる点です。こればかりは仕方がないことですね。次はハッカ油スプレーでも使おうかな。

     

    普段は入らない極細支流になんとなく入りました。するとカメムシタケを発見。1匹のカメムシから4本の子実体が出ています。緑系のカメムシが宿主のようで、やはり1匹から複数本発生すると1匹1本の子実体よりも細短くなるようです。

     

    水際の湿った斜面を見てると… 極小のオレンジ色の何かを発見。これは冬虫夏草だったりする?と思いましたが掘ってみると…

     

    しっかりと冬虫夏草でした。しかも宿主は恐らくハチの繭?といった所でしょうか。子実体のサイズに対し埋まっている部分が長くよくギロチンしなかったなと思いました。

    この時は「ヒメサナギタケ?なんかそんな名前のやつだった希ガス」

    と思いサンプルとして持ち帰りました。

     

    こちらが持ち帰った個体です。

    そして家で調べてみたところ、やはりヒメサナギタケモドキが近いかなと

    ヒメサナギタケモドキはイラガなどの繭から発生するらしく今回見つけた個体はハチの繭のようなのでただ単に宿主が違うだけなのか?それとも別種か? 

    実際ネット上でもこれと同種と思われる冬虫夏草の画像がありました。

    ハチノヒメサナギタケモドキと仮称で呼ばれるものと同種である可能性が高いと感じました。

     

    一応サンプルとして持ち帰りましたがその後標本にすることもなく処分となってしまいましたが冬虫夏草を本格的に探し始めて比較的珍しい?種に触れられただけでよかったです。

     

    今月はより多くの動画、記事、画像も発展させていくので楽しみにしていてください!

    今回はここで離脱とします。