9月になりましたね。
想像以上に時の流れは早く、もう9月の2週目ですが、今回は展示用のきのこの採取をしてきました。展示と言うのは、自分の学校では今日明日に文化祭がありまして、その際自分が所属している部活動の展示物としてのきのこを展示するかんじです。
元々展示が確定していた冬虫夏草とマダニの標本以外に当日の朝採取したきのこも展示しようと考えていました。
まるで私の心を読んだかのように前日に土砂降り&一気に10℃ほどの気温低下という好条件が重なりました。これは期待しまくれます。
当日、難なく日の出前に起床した私は、近所の公園へ。
まだ薄暗い森での探索は久しぶりです。


最初に見つけたのはアカキツネガサ。この公園でよく見られる色が薄目で大型のタイプです。
そもそもアカキツネガサではないという可能性もありますがツバの縁が赤く縁取られる個体も周囲にあり、現状アカキツネガサと判断しました。

毎年9月に大群生する場所に行くとやはりありました。まだ幼菌が多く明日行くと凄まじい群生が見られるだろうと感じました。(明日も行きます!)

サケツバタケを彷彿とさせるような見た目のアカキツネガサ幼菌。


シロヒメカラカサタケ
今回は本種も大型の個体が多く、群生していた。ここまで巨大なシロヒメカラカサタケは初めて見ました。


カッパツルタケ
カサにある円状の模様が特徴。オオツルタケに近縁なだけあって柄にはだんだら模様があります。


カバイロツルタケ…に見えましたがカバイロではなさそうです。
毎年同じ場所で見かけるツルタケ近縁種です。柄はにだんだら模様などなく白色です。


キヌカラカサタケ属
芝生に束生していた。非常に脆い。
その後探索開始から1時間ほど経過し、帰宅しました。
今回はアカキツネガサ、シロハツ、カッパツルタケ、ツルタケ近縁種を展示用に採取しました。
展示の様子は見せられませんが、見に来てくださった方は非常に興味を持っていろいろと質問などしてくれました。やはり毒の種は初めて見たような方には盛り上がり(?)ますね。
翌日も展示をします。来場する方や同じ部員の皆さんも楽しみにしていてください!

帰ろうとしたところで学校の植え込みにアカキツネガサを発見。本来はかなり華奢な種です。
本格的に気温が下がり、きのこも多くなりそうですね。
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