2024年5月

  • 梅雨入り寸前の植林地

    あと数日で5月も終わりますね。

    今月はなかなか時間が取れず、釣行、探索の回数も少なくなってしまいました。

     

    今回は丁度1年前の記事と同じフィールドで、同じような探索をしたいと言った気分だったので、当サイトでは毎度お馴染みの植林地へ行ってきました。

     

    ちなみに、4月にこのフィールドでの探索に同行した方も来ています。4月は収穫があまり好ましくなかったようで、5月下旬になったらまた連れて行って欲しいと言われていました。標本用に蝶などを採取するのが専門の彼には、警戒心の少ない昆虫達を好きなだけ採取してほしいところです。

     

    さらに3月に大量発見したコガネムシタンポタケが成熟しているであろう時期です。成熟できずに終わる個体も多いと聞くので、大量にあった個体の内、どれほどの個体が成熟しているかも確認したいですね。

     

    そして新しく購入したカメラ、Vlogcam ZV 1Fでの本格的な撮影がスタートしました!

    そこそこサイズのある種での撮影でしか上手く撮れない感じでしたが。ただ従来使用のcyber shot DCT TX30では難しかった、広角レンズの使用、小さい被写体に対する背景のぼかしができるようになったので画像の品質は上がったかなと思います。

     

    ヒメダイダイタケ

    去年の5~6月にかけて見られた崖と全く同じ場所での撮影です。秋には全く生えていなかったので当時たまたまそこに生えただけかなと思いましたが予想以上の大群生でした。

    梅雨にしか発生しない場所なのでしょうか。

     

    同上

    サマツモドキ

     

    シロキツネノサカズキモドキ

     

    ムササビタケ

    やはり大群生するきのこは迫力がありますね。

     

    コガネムシタンポタケ

    見事に成熟していました。3月に目撃した際から2か月が経過し、鮮黄色だった子実体は橙色が強くなり、名前にタンポタケと付くように、しっかりと先端が膨らんでいました。

     

    発生の様子。

    見た感じ全ての個体が成熟できていました。途中でカビたりする個体もなかったようです。

    成熟を確認できたので、次は夏~秋にかけて子実体がどうなるのか見てみたいところです。

     

    ヒビワレシロハツ

    今年初撮影の外生菌根担子菌類です。

     

    Scutellinia sp

    アラゲコベニチャワンタケ属の一種です。

    後日行った顕微鏡観察の結果、毛の根本に分岐が見られなかったので少なくともアラゲコベニチャワンタケではないようです。

     

    毛の様子。

     

    アラゲコベニチャワンタケ

    無印の方も発見。

     

    毛の根本に分岐が見られたので、アラゲコベニチャワンタケである可能性が極めて高い。

     

    ベニヒダタケ

     

    クサミノシカタケ

     

    ヒバカリ?の幼蛇。

    1日で2匹も見られました。

    同行者曰く、「これぐらいなら骨格標本に丁度良い」

    逃がしましたが。

     

    そして同行者が捕獲した🦋は後日即座に標本となりました。

    アオスジアゲハを2匹同時捕獲という、地元では1匹の採取すら困難を極める種をいとも簡単に2匹捕獲できました!

     

    外生菌根菌も見られるようになってきました。

    このまま気温が上がり過ぎず、適度に雨が降れば確実に来週再来週で大量の菌類が見られるようになるでしょう。どんどん図鑑に追加していきます!

    今回はこの辺で離脱とします。

  • 釣行記事も載せねば…

    1週間ぶりです。

    昨日、通っている学校で運動会(体育祭)がありました。

     部活対抗リレーにも出場し、虫取り網をバトンにして走ったりもしたので、過去一充実した運動会だったのではないか、と思いました。

     しかし、4月の記事でも言及したように、クラス替え後の新クラスに全く馴染めていませんw

     その結果、全競技で、他のクラスに行ってしまった去年の同級生達からしか、お疲れさまでした、的な言葉を頂くことができませんでした。

     特に上記の部活対抗リレーに関しては、同じ部活の部員として同じクラスの方も出場しました。(その方とは部活内では話せる)自分は走行中に現同級生達からは何も言われず、彼は同級生からも盛大に応援されていたという現象が発生しました。

     

     これに関しては単純に友好関係を深められていない自分が悪いのですが、それ以上に大半の現同級生達との相性が悪い、そう感じています。(他クラスの友人達も私のクラスメイトらの一覧を見て、AWA7AKEとは相性が悪そうだと仰りました)

     

    自分が他のクラスに居た場合確実に幸せだったと思える程、今のクラスとは相性が悪く、他のクラスには良い人が沢山いる、日々そう思っていますが、これを機にYoutubeなどの活動により力を注げたらなと思っています。

     

    その後の出来事などで色々とメンタルをそぎ落とされたりし、少しストレスが溜まっているので結構長い前書きになってしまいました。本題に入ります。

     

    今回は久しぶりのバス釣りに行ってきました。

    何気にバス釣りをするのが、3月下旬の野池釣行以来でした。

    そして最近の記事はカテゴリーが釣りになっている物があまりにも少ない、殆どきのこじゃないか!と思っていたので半強制的にバス釣りに行きました。

    今回は渓流チックなフィールドへ、スモール狙いで行きました。

     

    結果、ボウズでしたが。

    やはり中々に難しい。コバスですら余裕で見切ってきます。

    当然ながら動画撮影はしていたものの、惜しすぎるバイトやバラシがあったわけでもなく、お蔵入りになりそうな気が…

    取り合えず何もせずに撮影データ全削除はしたくなかったので、一旦見えバスを狙ったシーンだけ軽く編集することにしました。

     

    この動画の個体は結構反応が良い方でした。他個体はルアーを見たら逃げるどころか永遠に静止しているような奴までもいましたので。

     

    そしてこの動画が撮影された後も、バスから全く相手にされず、終了となりました。

     

    去年の同時期にこのフィールドで大収穫したクマイチゴを収穫して終了でした。去年に比べ、やや早かったのもありますが、8割がまだ熟していなかったので、その場で数粒食しただけですた。本来は大量収穫して去年のように自宅でジャムにでもしたかった所でしたが。

     

    何か、クラスと言い、多くのことが去年の方が幸せだった気が…

    いや、クラスは諦めましたが、釣行、探索では必ず最高の年にしてみせます!

  • 活動再開!

    お久しぶりです。金曜日にテストが終わり、3週間ほど自粛していた釣行、探索の再開です。

    5月と言ったら梅雨入り寸前、種類は多くないものの魅力的な種が見つかることも多い、そんな時期ですね。

     

    前回の記事でお伝えしたように、テストも終わったので、何種類か図鑑に追加しました!

    図鑑の更新は度々やっていますが、2024年に入ってからの大規模な新ページの追加は今回が初めてです。

    コガネニカワタケヤマドリタケモドキヒメキクラゲマツカサチャワンタケを追加しました!

    マツカサチャワンタケ以外は結構前から図鑑作成可能なほど画像がありましたが謎に追加せずに半年以上経過してしまっていましたw

     

    そんなスタイルですが今年も更新しまくります!

     

    そしていきなりですが、カメラを新調しました。

     

    購入したのは、Sony Vlogcam ZV 1Fです。

    図鑑、ブログ掲載のきのこなどの撮影で主に使ってきたcyber shot DCT TX30と同じSonyのカメラとなります。

     

    購入の理由としては、10年以上使ってきたcyber shotの寿命を感じてきたことが一番です。

    まだまだ現役で使っていく予定ですが、長時間使用していると本体からジーっと音が鳴り、焦点が合わなくなると言った現象がちょくちょく起こるようになってきました。

     

    10年以上メインで使っているから、流石に弱ってきているか~と思い、去年から同じようなカメラの購入を考えていました。

     

    そして2つめは長時間の撮影ができて且つ、マクロレンズを付けずして被写体と近接した撮影ができる、さらに広角や魚眼効果のあるカメラが欲しかったからですね。これまで動画撮影で使っていたGopro hero11は最低でも30cm以上離れた被写体でないとピントが合わず、近接している被写体を撮影する場合はマクロレンズが必要でした。またGoproの映像はファイルサイズが極めて大きいので、4kで風景などの撮影をしても、そこまでファイルサイズが大きくならないカメラが欲しかったと言ったところです。

     

    開封したらこんな感じです。黒と白がありましたが、白の方がやや安かったので白を購入(汚せない)

    モフモフのマイク付きです。

     

    操作は右のボタンでもタッチパネルでもいけるというスタイル。当然ながらスマホに画像を転送したりスマホで設定を変更したりいろいろとできます。

    また画面をレンズと同じ方向に向けることができるので自撮りも楽々。

     

    従来使用していたカメラ達と比べるとこのような感じです。後ろからGopro hero11、cyber shot DCT TX30、Vlogcam ZV 1Fです。

    これまで使ってきた後ろ2つが極薄、最小レベルなのでゴツく感じますが、全然重く感じたりはせず、丁度良い分厚さが手に馴染みました。

     

    ちなみにメモリーカードは付属していないので(当たり前なのかな)自宅にあった512GBの奴を一旦入れました。画像メインでの使用なので512もあればとりあえずどころか容量に余裕がありすぎるレベルですw

     

    とりあえず一通り機能などを確認したので、早速翌日、フィールドで撮影してみることに。

    本当は普段のメインフィールドに行きたい所ですが、テスト翌日にいきなり部活動があり、その活動で都内の山に行く予定があったので、初使用は部活動で行います。

     

    ちなみに3月に同好会の方と訪れたフィールドと同じ場所です。

    今回は慣れないカメラの微調整をしながら撮影していくような時間はなさそうなので、cyber shotも持っていき、時間がありそうな時だけvlogcamでも撮影しました。

    使い慣れているcyber shotでの撮影の方が多くなってしまいましたが、ご了承ください。

     

    アクニオイタケ近縁種

    こちらはcyber shotです。

    そしてvlogcam

    露光量やISOの調整をするほどの余裕はなかったのでほぼ標準の設定で撮影しましたが、背景をボタン1つですぐにぼかせるのが極めて良いと感じました。

    解像度自体はcyber shotと比べるとやや良いくらいですが、やや大型のきのこを背景も強調させて撮影したい際に最高のパフォーマンスができそうです。

     

    マヤサンエツキムシタケ(アナモルフ)

    3月に見つけた個体はまだ残っていました。

    こちらはcyber shotでの撮影。

    そしてvlogcam

    背景を自由にぼかすのはvlogcamが数枚上手と言ったところですね。cyber shotにも背景ぼかしという機能がありますが、小さい被写体に対してのぼかしや、ぼかしのの強度の変更は明らかにvlogcamの方がやりやすいと感じました。

    ケコガサタケ属

    cyber shotで撮影。

    vlogcamで撮影。

    逆にカサの直径が1cmを下回るような小型種の撮影はcyber shotの方がやりやすいですね。cyber shotの方が焦点距離が明らかに小さいですし、拡大鏡プラスという機能も付いているのでね。

     

    そんな感じで基本の撮影はvlogcam、冬虫夏草などの超小型種や顕微鏡の撮影はcyber shotでだいたい使い分けるのが良いと感じました。

    一応動画撮影型のカメラなので動画も撮影。ナガレヒキガエルと思われるオタマジャクシですが、マクロレンズを付けずに鮮明に撮れているので問題なさそうです。

     

     

    コガネムシタンポタケ

    2か月でかなりの成長を確認。子嚢殻を付けずに未成熟のままで終わる個体が多いと聞きましたが、4個体ほど確認し、全て子嚢殻が生じていたのを確認できました。

     

    そんな感じでカメラの初撮影を兼ねた探索でした。当然ながらキノコを探す部活ではないので他に標本にされる昆虫(オナガアゲハなど)も捕獲したりしていましたが、画像は撮影できず。

    また白い布を使ってマダニの採取もしましたが思っていた以上に簡単に何匹も取れ、皆様(特に顧問)が驚いていましたw

     

    これから冬虫夏草も含め、本格的なシーズンに入るので更新を楽しみにしていてください。

  • 5月最初の投稿

    前回の投稿から2週間ほど経過しました。

    そして気づいた時にはもう5月になっていました。

     

    前回の記事でも発表したように、テスト期間のため、3週間ほど探索を自粛しています。

     

    カンムリタケ、ウラスジチャワンタケ、ハルシメジetc…

    今の時期、4月下旬~5月上旬が最盛期である晩春のきのこを探すことは叶いませんでした。

    毎年ゴールデンウイークがテスト期間と重なるため、これらのきのこを全く探せないんですよね。

    こればかりはあと2年ほど我慢しなければなりませんね。

     

    5月に入ってすぐ、何かしら記事は投稿しようと思っていたので、投稿しました。

     

    こちら、4月14日に友人と山へ行った際にノリで採取してしまったコガネムシタンポタケです。

    まだ未成熟な個体ですが、友人が昆虫を標本用に採取している中、埋め戻すのもなんかなぁ~と言った気分だったので、崩さずに持ち帰り、追培養することにしました。

     

    翌日、学校へ持参。

    去年、ハナサナギタケを追培養したのと同じように学校の研究室?部室?で育てます。

    培地も去年のハナサナギタケと同じでミズゴケを使用します。

     

    朽木型の冬虫夏草は追培養できない、などと言われているようですが、どうでしょうか?

     

    1.5週間後

     

    3日に1回ほど、霧吹きで湿り気を維持させていましたが、気づいたら結構伸びてきていました。

    採取時と3倍近い量のストローマが伸びてきています。

    朽木型だったのでやや不安でしたが、これなら普通に成熟までいけそうです。

    ただ私が知っているコガネムシタンポタケと比べると何か違和感があるんですよね…

     

    こんなにもトゲトゲな子実体なのか?そう思いました。

    と言うのも、トリポクラジウム属のようなタンポ型の太いストローマが2、3本出てくる感じだと思っていました。

    3月に初めて発見した際も、コガネムシタンポタケだとは即座に分かりましたが、ネットでよく見る画像とはやや形状が異なるような気がしていました。

     

    ホソエノコベニムシタケとかその辺のように関西型、関東型などと言った違いがあるのでしょうか?

     

    まぁ1週間に1回ほど撮影し、釣行、探索記事のついでに掲載すると思いますので、進展をお楽しみに!

     

    そんな感じで5月最初の投稿が未分類カテゴリーとなりましたが、そろそろ外政菌根菌も出だす(まだ早いか)ので今後がなかなかに楽しみですね。

     

    そして、今年の春、それから去年撮影し、図鑑に追加できそうな種のストックがそこそこあるので、テストが終わった時、図鑑の方も更新しようと思います。