2024年7月

  • 合宿でもきのこを探すようです2

    合宿2日目(最終日)になりました。

    早速4時に起床し、日の出を見に行きましたが、一番早起きを進めていた顧問は、生徒を寝かすため深夜1時まで起きていたようで(結局一部生徒は3時に就寝)少々遅く起きたようです。

    私は4時起きなど余裕(笑)なはずなので、まぁ寝坊はしませんでした。

    青梅市から都心方面を見下ろす。

    太陽が出てくる方向は雲が多く、完璧な日の出ではありませんでしたが、普段はなかなか見ることのない、二次元のような写真を撮影できました。

    Vlogcamのレンズが万能すぎます。

     

    その後一旦宿に戻り、二度寝(笑)

    6時から昨夜仕掛けた落とし穴トラップを確認しに行きましたが、ゴミムシダマシが1匹入っただけでマイマイカブリ等はかすりもしませんでした。

     

    朝食を済ませ、2日目の活動です。と言っても、昨日とほぼ同じような登山ですが。

    ただ1日目の山に比べると、沢があるわけではなく、乾燥しているので期待値は低めでした。

    ですが意外と多かったかな?と感じました。

    ザラツキキヤマタケ

    10月に撮影したものを図鑑に載せていますが、その時も青梅市での発見でした。

    日本語サイトではあまりに情報が少なく、正確性に欠けますが、ザラツキキヤマタケで合っている自身があります。

    アカイボカサタケ

    昨日はキイボ、ダイダイが見つかり、今回でアカも見つかったので、シロも見つけイボカサ4兄弟を合宿でコンプリートしたかったのですが、シロイボカサタケは見つかりませんでした。

    フモトニガイグチ

    一見、ススケヤマドリタケを期待しましたが、裏を見て少々がっかり。

    ただフモトニガイグチは初撮影だったので十分満足ですけどね。

    コンイロイッポンシメジ

    スギ林に突然目が覚めるようなコットンブルーのきのこがあり、少々驚きましたが、ヒダの色を見て納得。イッポンシメジ属ならスギ林よく出ますからね。

    マツオウジ

    特有の爽やかな針葉樹の香りを友人にも嗅いでもらったが、特に何も感じなかったという。

     

    山頂

    ここは日の出町らしい。

     

    暑すぎるので、皆、意識を保つことに精一杯で下山。

    予定よりもかなり早く下山となったので、昼食時に利用する宿で1.5時間ほど涼んでいました。

     

    昼食を終えると、宿を後にし、2日間お世話になった山ともお別れ。

    ロープウェイで下山し、駅まで移動。

    最後に駅の前を流れる多摩川で遊ぶ時間が設けられましたが、激流過ぎるので泳ぐことは禁止。

    私は泳ぐ気はありませんでしたが。

    激流の浅瀬で、石をひっくり返しても、ヒゲナガカワトビケラくらいしか見つからないので、無理に日向にとどまらず、周囲の藪で少しきのこを探しました。

     

    アイバカラハツモドキ

    巨大なキチチタケのような雰囲気ですが、乳液が黄色く変色しない。

    予想以上に巨大だった。

    カメムシタケ(森林型)

    最後に冬虫夏草でも見つけたいなぁと思って集中していると、あっさりカメムシタケが見つかりました。

    環境的にO,asianaかと思いましたがO,nutansの方でした。

    今年はカメムシタケに恵まれている気がします。

     

    そんな感じで合宿は終了しました。

    後半は暑さに耐えることで精一杯レベルでしたが、多くの菌類、そして節足動物等を大勢で探し、知識を共有しあえた、充実した時間だったと感じました。

     

    これが最後の合宿だと考えると心が病みそうになりますが、楽しんだ者勝ち!

  • 合宿でもきのこを探すようです1

    7月も早いものでもう最終週ですね。

    現在、所謂夏休みと言った所ですが、夏休みの中でも7月が終わるまでの時間が一番楽しいと思います。

    8月にもなると、日照時間も徐々に短くなっていき、ただただ熱いだけの日々になってしまいますからね…

    それに比べ7月は、まだ梅雨の名残を感じられ、日照時間も1年の中で最も長いタイミングなのでね。

    まだ夏休みは始まったばっかり、と言う感覚でいられるのも7月中だけですし。

     

    7月28日、29日で東京都青梅市の方に学校の部活動の方で合宿に行ってきました。

    去年は三浦半島の方に行っていたのですが記事はありません。

    主に登山をし、多くの生命を学ぶことが目的の合宿ですが、何をメインに探すか、部員は1人1人決める必要があるようです。ちなみに部員は30人ほど

    まぁ、私はきのこになるよね、って話。

     

    カエンタケ

    いきなり最凶毒菌が見つかりましたw

    最近はどこにでもありすぎるのでそこまで驚くことではありませんでしたが。

    ウスタケ

    コウヤノマンネングサ

    日本最大の苔。顧問が、コウヤノマンネングサの生える場所があると仰っていたが、道路の横の湿った法面と言った、思った以上に人工的な場所に生えていて驚いた。

    スミゾメヤマイグチ

    コウモリタケ

    ニガイグチモドキ

    センボンイチメガサ

    人生で見たセンボンイチメガサ史上最も美形でしたが、宿泊中に冷蔵庫などが使えないので採取は断念。味噌汁で極めて美味なんですけどね。それ以前に夏に発生を確認できるとは。

    ヒノキゴケ

    ミズゴケには及びませんが、人生で見てみたかった苔の1つです。

    存在に気づき興奮したのは私と、顧問の知り合いである大学教授のみでしたが、価値が伝わってほしかった…

    山梨県の遠征ですら見つけられなかったレア苔が、あっさり青梅市に生えているなんて…

    シュイロガサ

    こんなにもみずみずしく、分厚いシュイロガサに出会えるなんて…

    青梅市の山に登ると聞いて、スギの植林地なんだろうなぁ、沢が近くにないならあまりないだろうなぁ、と思って舐めていたが、まさかのブナの原生林、そして水量豊富な沢が何本も流れているフィールドだったとは…

    この時点で相当にきのこが多いフィールドということに気づきました。

    ダイダイイボカサタケ

    地面から分かる通り、ブナ、ミズナラ、モミ、マツなどの混生林です。まさか部活の合宿で、スギ、ヒノキの植林地を超えた原生林まで登るとは思いませんでした。

    原生林と言っても、そこまでハードな登山ではなく、むしろ歩きやすい部類の登山でした。

    シロソウメンタケ

    キイボカサタケ

    ブナの原生林だけでなく、時々部分的にスギ、ヒノキなどのエリアもあって、魅力的でした。

    ただ自分のメインフィールドが霞んできそうなレベルできのこが多いので、ブナ林にしてはきのこが少ないっ!と自分に無理やり思い込ませていましたが。

    私は映っていませんが部員の方々は、こんな感じ。

    ハナオチバタケ

    個人的に過去topレベルで上手く撮れた。Vlogcamのクリエイティブルックを色々いじったので、全体的に彩度の高い画像となりましたが、常に彩度を高く設定すると、黄色やオレンジ系のきのこの写りがよくなります。

    フサヒメホウキタケ

    ニカワハリタケ

    スギ材から出ていました。メインフィールドはスギ林なので、ニカワハリタケも一応出ますが、スギから発生しているのは1cmどころか5mmにすら満たない極小サイズしか見てきませんでした。

    3cm超えの個体が10本近く、それもスギから出ているとは…

    どんどんメインフィールドが霞んでいく…

    青梅市と聞いて舐めていましたが、関東の奥入瀬と言われるほどの渓谷ということを後ほど知りました。そりゃきのこも多い訳だ。

    Scutellinia sp

    私はこの部活で、アラゲコベニチャワンタケ属の研究を行っているが、実際に生えている姿を初めてみた顧問は、その小ささに驚愕していた。

    Scutellinia sp

    新しく2サンプルも手に入ったのは極めて嬉しい。

    ヒロヒダタケモドキ

    タマゴタケ

    Ophiocordyceps asiana

    カメムシタケではあるが、これまでは森林型のO,nutansしか見たことがなく、草地型と呼ばれるO,asianaの方も見てみたいと、常々思っていました。

    遂に発見しました!全然草地ではない環境でしたが。

    一見ただのカメムシタケに見えたのですが、子実体が異様に小さく、結実部の形も何やら丸すぎる。そして掘ってみると、見事に宿主がヘリカメムシ属!

    念願のO,asianaを見つけ、撮影することに成功!

     

    そんな感じで青梅市とは思えない、原生林の登山道を楽しみ、1日目の日中の活動は終了。

     

    私はきのこばかり撮影していましたが、きのこ以外にも、多くの生物を採取、観察でき、全員が満足できた1日だったのではないでしょうか。

    以前、私のメインフィールドに同行した友人はナナフシ、シロスジカミキリ、ミヤマカラスアゲハ等、標本用に多く採取できたようです。

    また部屋の窓にチャイロスズメバチが集まって来て、それさえも捕まえて標本用に持ち帰ったもしていました。

     

    翌日はどうやら4時に起き、日の出を見に行くらしいので、早めに寝ておきます。 

    と言ったものの、夜風を浴びるついでに街頭周辺で昆虫採取も行ったところ、大量のシロスジカミキリが出現。さらにミヤマクワガタまで現れ、結局就寝は12時となりましたが。

  • 3連休最終日の記録です!

    日曜日はどこかしら釣行にでも行こうかなと思っていましたが、一日中大雨。なら近所の公園に探索にでも行けばいいかと思っていましたが、訳あって1日中家の中で過ごしていました。

    1日中家にいることは、私の中では珍しいことです。

    さて、今回3連休の最終日、7月15日は、元々山梨県(長野県)に遠征探索に行くプランを立てていました。1年前の同時期も同じような記事がありましたね。

    今回も当時の記事と同じ場所に行きます。新幹線でちゃちゃっとGO!

    1年前は長野県と言っていましたが、正確にはギリギリ山梨県になっていました。

    天気予報では1日中雨でしたが、いざ訪れると運良く予報ははずれ、殆ど曇り、むしろ晴れる時間帯もありました。日頃の行いが良いからでしょう。

     

    まずは森林ではなく、道路沿いにある神社を見ていきます。松の木が多く生えています。

    私が今回のフィールドを訪れる際は、まず最初にこの神社を見て、そこでの発生量で、メインの山での発生量の予測をする。そんなスタイルでした。去年の7月は全く生えていませんでしたが…

    タマゴタケ

    初手からタマゴタケの発見となりました。それも5本ほど生えていました。これは確実に期待できます。

    前々回くらいの探索ではタマゴタケの撮影ができることに大興奮の様子でしたが、今回はスマートにやったー程度。ですが、低地の個体に比べると、明らかに色が違いますよね。低地の個体はただただ赤い感じですが、上のような、寒冷地の個体は透き通って落ち着いた赤色をしてますね。そしてでかい。

    イボテングタケ

    これもまた夏の松林って感じのきのこですね。近所の公園でも見られますが、こちらの場所の方が綺麗に見えますね。

    イロガワリ

    イグチ系も出ていてとりあえず安心です。これなら山の方も期待できそうです。

    ジャガイモ感のある臭いがします。

     

    最初の神社で、割と良い、と言うか近年の探索の中ではずば抜けてきのこが多いので、期待値を爆上げし、山に向かいます。

    カメムシタケ

    山に入って最初に見つけたのが意外にも冬虫夏草。

    湿っていてなんとなく良さそうだな~と思った斜面を見ていると即座に発見。

    界隈では森林型と呼ばれるO,nutansの方ですね。草地型のO,asianaも見てみたところです。

     

    いきなり冬虫夏草なら、更に期待できる、そう思い進んでいきますが…

    意外とない

    絶対あるだろ~と何回も思い、探していきますが全く見つかりません。あれ?神社の発生量は何だったのか…

    ニカワホウキタケ

    と言いつつも、徐々に見つかってきました。

    ニカワホウキタケはこの後も多数の発生を確認できました。

    アオアシアセタケ

    根本が青味を帯びるやや珍しいアセタケ属です。初発見だったので嬉しかった。

    シビレタケ系とナラタケを足したような見た目をしていますね。

    晴れている日に撮影すれば最高でしたが、展望デッキ的な場所から訪れれば毎回牧場を撮影します。標高1000m超えの高原なので、夏でも涼しいのですが、近年は普通に暑いんですよね…

    ただ今回は曇りなのでいい感じに涼しく感じます。

    キリンタケ

    市場に出回る図鑑にはそれなりに載っていますが、私は今回で初発見となりました。

    ガンタケ感ありましたが全体的に灰茶色で、尖ったイボが付着します。

    コケイロサラタケ(モドキ)

    こちらも初見となります。「コケイロサラタケとされているものの相当数がコケイロサラタケモドキと考えられる」大手のwebきのこ図鑑経営者のページにそう書いてあったため、(モドキ)としました。サンプル採取し、胞子の構造を見るべきでした。

    ナメアシタケ

    クヌギタケ属の中では標高が高いフィールドでないとまず見られない種だと思っています。

    単生なのが惜しいですが、出会いに感謝し、撮影。9月にも撮影しましたけどね。

     

    割と見つかってるやないかい と思うかもしれませんが、歩行距離の割には全然少ない方です。

    これまでの経験上、最初の神社で多数の発生があれば、恐らく山に入ってからのこの時点で10種は掲載されているはずです。

    モミ、カラマツ、白樺の森林だとそもそも夏は秋ほどの発生がないのでしょうか。

    モモイロダクリオキン

    黄色いきのこの多いDacrymyces属の中では珍しく桃色。

    ガンタケ

    湿っていて多く生えていそうなのになぁ、と思って暫く歩いていると突然巨大なきのこが立ちふさがりました(笑)

    ここまで巨大なガンタケは初めて見ました。

    周囲の笹はクマザサです。その大きさがよく分かると思います。

    図鑑のためにツボなども見たいところでしたが、あまりに巨大で引っこ抜くのが勿体なかったのでそっとしておきました。

    アラゲコベニチャワンタケ属

    今回の探索では、何気にアラゲコベニチャワンタケ属のサンプル採取も結構期待していたので、無事に発見できて良かった。意外と見つからず、焦っていましたが、じっくりと探した甲斐があったと思います。普段、メインフィールドで見つける個体に比べると赤味が強く感じます。

    無事にサンプル採取をし、翌々日、PCRの実験に持ち込めたので、研究が進みそうです。

    ハナオチバタケ

    地元では褐色型ばかり見つかるので、ピンク型を見つけると嬉しくなります。

    ヒメコガサ

    緑色の苔で覆いつくされた倒木ではコンスタントに見つかりました。去年もこの遠征で見つけましたね。

    雨で増水気味ですが、渓谷沿いを探していきます。10m以上上を歩いても飛沫が飛んでくるので、普通に歩いているだけでも楽しめます。

    ミズベノクズダマタケ?

    ピンタケ的な感じで水没した木から発生する水中型のきのこだと思われますが詳細は不明。

    サンプル採取すればよかったと後悔。

    ワサビタケ

    2~3月に数回確認しましたが、味を確かめたことがなかったので今回は咀嚼。

    確かにワサビの如く辛いですが、ツチカブリ等と比べると全然マシな方ですかね。

    カラマツベニハナイグチ

    1本だけだったので、やはりカラマツ系のきのこは夏には秋ほど発生しないようですね。

    カラマツチチタケ

    またカラマツ林特有のきのこですがこちらも1本のみ。

    ウラグロニガイグチ

    毒だと言われることもあるが、食用と言われることもある。

    個人的に、ニセアシベニイグチと並んで毒菌説を信じています。

    仮に毒成分がなく、確実に食用だとしても食欲が沸く見た目ではありませんね。

    ヒメダクリオキン

    去年の6月に地元フィールドで確認して以来、また撮影したいと思っていたので撮影が叶った。

    タマゴタケ

    山を抜け、集落的な場所の芝生に数本出ていました。

    2枚目は背景の建物もいい感じにヨーロピアンで、セイヨウタマゴタケ感が漂いますね(笑)

    ここまでの感じで、森林の方は意外ときのこが少なく、開けた公園的な場所の方が多いのではないか?と思ってきました。

    そろそろ駅の方向に進み始めるべき時間となったので、今度は公園的な場所をメインに探します。

    チチタケ

    2021年7月11日に見つけたポイントに3年後訪れたら、見事に発見。それもでかい!

    周りを探すと案の定、ポンポン見つかります。

    久しぶりにチチタケの乳液を咀嚼しましたが、何とも言えない特有の風味が懐かしいですw

    3年ぶりのチチタケでしたのでね。

    これはうどん確定ですw

     

    そしてその後、最初に風景を撮影した牧場付近のモミの木が数本生える芝生エリアへ

     

    えぇーっと

    ここはヨーロッパですか?

    いいえ、山梨県です。

    見てくださいこの透き通るほど鮮やかなタマゴタケを いや、セイヨウタマゴタケと言っても過言ではないかもしれない。

    そして背景が牧場。どう見ても日本の風景ではないw

    もう低地のタマゴタケが科レベルで別種に思えますw こんなに美しいタマゴタケなんて初めて見ましたよ!(決して低地のタマゴタケを侮辱している訳ではありません)

    とりあえず虫食いも一切なく、完璧すぎます。

    先週の探索でタマゴタケを見ていなかったら大発狂だったんでしょうね。

    もう最後のタマゴタケに全て持っていかれましたw

    これはタマゴタケを図鑑に追加確定ですね!本当に来てよかった!

     

    そんな感じで今回の探索は終了です。

    前半の内容がほぼ飛びかけていますが、夏にこのフィールドを訪れた回では、過去最高の発見がありました。

    前回の収穫も含め、7月だけでも相当な数の種を図鑑に追加できると思われます。

     

    本当に楽しかった…

     

  • 3連休紀行1

     定期考査も終わり、ようやく平和な生活が戻ってきたタイミングでの3連休は激熱!

    当然ながらフィールドに行かないはずもなく、3連休初日は本格的な動画撮影をしに行きました。

    何気に、YouTubeの釣行動画が全く撮影できていない状況なので、半ば無理矢理撮影ですが、釣行動画と菌類動画をミックスした動画にする予定で、フィールドにgo! 

     

    まずはやや渓流感のある河川とその支流でカワムツ狙い。最初は2年前から巨大カワムツを多く確認し、釣行したいなと思っていた謎の激濁り水路に行きました。が、環境が変わったのか、稚魚が少し追ってくるだけ。

    唯一コバスが釣れました。恐らく人生で釣ったバスの中で最小サイズでしょう。

    それ以前にこの川にバスがいることが衝撃でしたが。

     その後本流で狙うも全くの無反応。

    2ヶ月前に訪れた際は大量に居たんですけどね…

    突然1匹釣れたもののあまりに釣れないので動画撮影を怠ってしまいました。

    その後、撮れ高を求め魚影のある支流へ移動。

    支流ではいい感じに釣れてまぁなかなかの撮れ高になったのでしょうか。

     そんな感じで釣行は一旦ここで終了。

    更に移動した水路でも釣れましたが、ここでは割愛します。

    お次はきのこです。

    コガネキヌカラカサタケ

    自然の切り株から発生する姿は初めて見ました。

    ツブカラカサタケ

    しれっと掲載してますが…思わず声が出るほど嬉しい発見となりました。と言うのも、私は今回のが初確認なんです。

    ウッドチップ等割と公園的な場所にも生えるようですが、1回も見たことがなかったのです。

    そしてハラタケ科愛好家である私からしたら、我が国でシロカラカサタケ属(Leucoagaricus)の代表格である本種は是非とも撮影したかった!

    幼菌は割とナカグロモリノカサ感があり、成菌はキツネノカラカサ感がありますね。

    こうして見ると結構毒々しいですね。

    特に幼菌のカサ。黒褐色の鱗片が密生し、ザラエノハラタケ、ナカグロモリノカサ感がありますが、それらよりも黒黒とし、ひび割れ感が緻密ですね。そして所々赤い。少なくとも私はこの見た目で食べようなんて思えませんね。

    あっ、言い遅れましたが毒成分を含む種です。

    ハタケキノコ

    ツブカラカサタケと同じウッドチップに大群生でした。

    ヤマジノカレバタケ

    夏~秋の雑木林ならいとも簡単に見つかりますが全く撮影をしてこなかったので図鑑用にじっくり撮影することができた。

    キニガイグチ

    今回の常緑樹林内では掃いて捨てるほど生えていました。食べられると言うが、食欲が沸く雰囲気ではないですね(笑)

    クロヒメカラカサタケ

    ハラタケ科愛好家(笑)である私からしたら、迫力のある夏きのこで賑わう時でも、小型のハラタケ科があるとかなり嬉しいです。

    ヤマブキウラベニガサ

    道路脇の日差し照り照りのウッドチップに発生。こんなに乾燥した場所に生えているということは相当雨が降り、きのこの生育に適したタイミングだったのでしょうね。

    ビビッドな黄色が上手く撮れず、少々後悔。

    ハナオチバタケ

    褐色型とピンク型両方を撮影できた。流石に混生はなかったですが。

     

    その後も雑木林を転々としたが特に収穫はなく、目の周りに寄ってくるコバエがあまりにも不快すぎて撤退。

    その周辺の川でもそこそこカワムツが釣れたのでよしとしましょう。

  • 復帰後の探索はやっぱり神!

    さぁ、毎定期考査後恒例の復帰1発目の探索のお時間がやって来ました!

     

    まずは軽く今回の定期考査の感想。困難を極めました。

    正直全く取れていないとしか思えません。

    高等学校に上がると、中等教育学校と異なり、定期考査で高得点を取得することの難易度が格段に上がるとは聞いていましたが、去年(1年生時代)は、数週間前から呼吸ができなくなるレベルの自習をして、良い時は90点台を叩き出すことができていました。

     

    しかし、基礎の単元ではなくなった現在、今まで以上の学習をしても、全く太刀打ちできないレベルに難易度が上がったなぁと、前回の考査から実感、

    当然ながら出せる実力は全て出しましたが、学習時間相応の点数、及び順位を叩き出せるのか…

     

    まぁ今は、そのテストが終わったばかり。3週間以上、ずっと我慢していたことを本気でやろうと思います。

     

    今回は去年の記事と似たようなことをします。

    部活動であきる野市某所へ、午後から蛍を見に行くという野外活動がある日でした。

    去年は午前中、個人で探索しに行ってましたね。

    当然ながら今年も同じように前半は個人で探索します。

     

    今回はワカクサタケを見つけたりヤマドリタケモドキを大量収穫したり等、夢がある公園へ。

    そこまで雨が多かった訳でもなかったので、軽くベニタケ系があるくらいだろうと思っていましたが…

     

    シロハツ

    小型だったのでケシロハツ、ツチカブリらへんを期待しましたが普通のシロハツ。

    一般的に針葉樹林に発生すると言われますが、最近は地元の雑木林でも普通に見かけます。

    自分がシロハツモドキと間違えることはないと信じますが、ここまで低地の広葉樹林ばかりで見つかると、不安になってきますw

     

    ムラサキヤマドリタケ

    去年の夏に、このフィールドで発見して大喜びしていましたが、しれっと公園の入り口からすぐの場所に生えていました。全て腐り気味でしたが。

    約4日前だったら食べごろだったのでしょう。

    ニオイコベニタケ

    今回の探索で一番発生が多かった種でした。

     

    ヤマドリタケモドキ

    って、しれっと今年初物のヤマドリタケモドキを見つけてるやないか!

    はい。去年の8月に見つけた場所だからって流石にそう簡単に見つかる訳ないでしょう、と思っていましたが普通にありました。

    しかも虫食いが意外と少ない!

    これはキープ確定です。

     

    開始数十分で予想を上回る収穫となりました、これは期待できるのでは、と進んでいきます。

     

    コオニイグチ

    取り合えずコオニイグチとしましたが正確ではありません。

     

    タマゴタケ

    って、今度はしれっと今年初物、と言うか3年ぶりのタマゴタケを発見してるやないか!

    はい。とんでもないぐらい久しぶりのタマゴタケを発見しました。2021年8月に富士山で発見して以来、全く確認していませんでした。

    別に珍しい種ではありませんし、知名度が極めて高い種ですが、やっぱりタマゴタケってだけでテンション上がりますね!

     

    そして普通に歩道の真横に1本だけ発生していたので、もしやと思い、歩道から少しずれた斜面を見下ろしたところ…

    いや赤すぎw

    そして気分も気温も熱すぎ暑すぎw

    生えてるわ生えてるわ。遠くから不自然に目立つ赤いカサ、懐かしい….w

     

    可愛らしい幼菌まで、最高じゃないか。

    これはもうこの一画に何時間もいられますねw

    何気に、友人から図鑑にタマゴタケは掲載していないんだ、と言われていたのでこれで掲載できますね。

    こんなに状態が良好な幼菌まであるなんて…暑さなんて感じるはずもなく収穫となりました。

     

    そして少し移動した先でもまたタマゴタケ

    形がいびつすぎて面白い😛

    ヒビワレキクバナイグチ

    何気に人生で初発見です。

    熱帯感の強いイグチですね。

     

    ノウタケ

    美形ですが既に根本は虫に食い荒らされ、収穫は断念。

     

    どんだけ見つかるんじゃぁw

    もうお腹いっぱいですよ~

    と言いつつも結局採取していました。幸せすぎですこの時間。

    ただツボの間からいきなりクロオオアリが出てきて、気絶しかけました。

     

    ミドリニガイグチ

    これも8月にこのフィールドで多く見つけた種です。

    ニガイグチと名乗っていますが苦味はありません。

     

    ムラサキカスリタケ

    これもまた去年の8月にこのフィールドで見つかりました。

    カサが派手にかじり取られていたのが惜しい。

     

    ヒメコナカブリツルタケ

    最近図鑑に追加したての種ですね。

    7月上旬こそ、ヒメコナカブリツルタケの最盛期と言っていいでしょう。

     

    ワカクサタケ

    うそやろ!ってなりました。鬼暑いですし殆ど雨が降っていない状況ですよ。

    流石にヌメリガサ科は厳しいだろうと思っていましたが見つかりました。それも乾燥にめっぽう弱いであろうワカクサタケ。

    タマゴタケといい、テストを頑張った自分を祝ってくれているのでしょうか?

    なら超嬉しい!

     

    そんな感じで前半の個人探索は終わりました。

    集合時間に丁度良い電車の時間まで、まだまだ余裕があるのでさらに移動しようとも考えましたが、あまりに暑く、生命の危機を感じたので早めに切り上げました。

    そして時間を潰すため、乗り換えの駅まで乗車し、一旦降りて逆方向の電車に乗ってまた戻ったり、を2回ほど繰り返していました。

     

    まぁそんな感じで野外活動のお時間となりました。

    こんな感じの林間田園地帯で夜まで待ちます。

    その間、周辺で自由に探索をしていました。

    アケボノドクツルタケ

    本家ドクツルタケではありませんが、超猛毒種の発見です。遊歩道の真横に悠々と純白のきのこが生えている状況で、自分なら嫌でも目に入りますが、自分と顧問以外は、特に意識していなかった様子で素通りして歩いていました。食べれば1本だろうとタヒぬのに…

     

    ウスヒラタケ

    極小ですがしっかりとシメジ臭が確認でき、秋を感じました(まだ初夏や)

     

    ハマクサギタマゴタケ

    日没後の発見だったのでボケボケですが、アケボノドクツルタケと異なり、条線があることが確認できます。そしてツバがあり、ツボも袋状のようなのでシロツルタケでもなく。

    臭い、ツボの2重構造は確認できませんでしたが特徴からしてハマクサギタマゴタケでしょう。

     

    そして辺りは闇に包まれ、ホタルの時間に。

    例年はホタル観察中は厳粛に、と言われていましたが、熊の目撃情報があったようで、皆さん賑やかに行きましょう、と言われました。

    静寂な森…ではなく、賑やかな暗闇でした。

     

    そして去年は夜間の撮影に関して一切知識がありませんでしたが、長時間露光がGoproでできることを知りました。

    と言う訳で釣行動画の撮影でお世話になっているGopro Hero11でホタルを撮影してみました♪

     

    初めての長時間露光でしたが、初回でホタルの軌道が撮影できたのはなかなかいいんじゃないですかね。

    ちなみにこの画像はバリバリ編集していますw

    元画像がこちらです。画面の明るさを上げると、中央やや上付近に光の軌道が確認できます。

    まぁホタルの画像は編集しているのが普通のようですが、本来は比較明合成という方法でやるそうです。

    通常のシャッター速度で撮影した画像と、同じ場所で長時間露光をして撮影したものを合成するスタイルですが、通常のモードでの撮影をし忘れました。

    そこでAfter effectsを使い、周囲の輝度を下げた後、ホタルの光をマスクで選択し、複製。それを加算でブレンドして無理やり明るくすると言う極めて卑怯な方法での編集となりましたw

     

    ともあれ、考査後の探索はやはり幸せですね。

  • 復帰!!!

    時の流れも速いものでもう7月ですね。

     

    えーまずは復帰の報告です。

    先月は3個記事を投稿して何の前触れもなく唐突に更新が2週間ほどストップしてしまいました。

    まぁ毎度おなじみ定期考査というものがあったのです。

    いつも通り何かしら、定期考査で暫く姿を眩ますと告知したかったところでしたが、思った以上に時間がなく、突然次の記事が7月最初の、復帰通告となってしまいました。

     

     さて、今回は定期考査が終わった当日の記事なので、特に本日の探索記などはありません。

    ただの復帰報告記事ではあまりに凡庸なので、更新休止報告の記事、6月最後の記事として投稿しようと思っていた6月某日の探索記を書こうと思います。

     

    今回もまた地元フィールドですが、学校関連のことで偶々その近くを訪れたため、軽く探した程度でしたが。

    今回は少な目です。

     

    ケショウハツ

     

    チチアワタケ

    今回一番多かった種。

    連日の晴天で1度乾燥を経てその後の雨で潤った感じなので表面がひび割れ、キノボリイグチ感のある個体が多かった。

     

    カサだけならキノボリイグチにしか見えませんw

     

    カワイーーーージョウタイヨスギーーーー

    本日、と言うか私がこれまで撮影してきたイグチ科史上top5に余裕で入るレベルの完璧個体の撮影ができました!

    まぁ当然ながらピントの具合や露光加減、そしてあまりゴミを払わずに撮影しているあたりベテランの撮り菌達には到底及びませんが…

    ヒメコナカブリツルタケ

    地元では飽きるほどに見られる種なので時期になればいつでも撮影できるのですが、裏側の撮影を全くしていなかったんですよね,,,

    そのため図鑑に追加することができていませんでした。

    今年こそは、と言うことで裏側もしっかり撮影。

    という訳でヒメコナカブリツルタケを図鑑に追加です!

    ツルタケ

     

    Guepiniopsis alpina?

     

    謎の昆虫から発生した謎のアナモルフ系

     

    そんな感じで控えめでしたが6月最後の探索でした。

    そしてチチアワタケも図鑑に追加完了です!

     

    ちなみに去年の7月第一週と全く同じで週末は学校の方々と都内某所へホタルを見に行きます。

    そこでの探索をお楽しみに!