端境期

夏休みは偉大だぁ…ってもう8月じゃないですか!?

8月になるだけで一気に虚無感がこみ上げてきますね..

つい先日まで7月でしたが。やはり夏休みは、始まると薄々近づいてくる最終日、始業式に対する恐怖に付きまとわれてしまいますね。

結局、夏休みの2週間ほど前が最も幸せな時期ではないでしょうか。

 

 先月はまさにきのこ大爆発中!と言ったくらい、あらゆるフィールドで、降水がほぼなくてもある程度の収穫が期待できる夏菌の最盛期だったと感じます。

毎年8月に入ると、降水しても気温が下がるどころか上がり、暫くはきのこがほとんど見られない状況になってしまいますね。

 今、8月上旬はまさにその”端境期”で、普通の雑木林での外生菌根菌は全く期待できないタイミング。そういったフィールドに行ってもカラッカラな地面があるだけです。

8月最初の探索は、降水の影響を無視できるようなメインフィールドの沢沿いを中心に行ってきました。

と言っても、先月、先々月に比べると明らかに発生は劣り、収穫も少な目でしたが。

 

ハナサナギタケ

シュイロガサ

カサの直径が約6cmと、シュイロガサ、アカヤマタケ属とは思えない程巨大だったため一見、アンズタケに見えました。スギ林にアンズタケ!?と驚きましたw

Metarhizium cylindrosporum…的な昆虫病原菌。

セミの成虫から発生する菌を見ると、夏も終わりに近づいてきたなぁ…と悲しくなります。

マダニ(タネガタマダニか?)

普通にシダの表面で静止していました。

5月以降、気を付ける程見なくなってきたなぁと思っていましたが危うく体に付着されるところだった。

シュイロガサ

合宿の時にも極めて状態の良い本種を確認しましたがそれを上回る理想的な幼菌に出会えるとは….

シュイロガサならではの束生を初めて見られました。それも売っているエノキのような生え方。

今年の8月はシュイロガサの当たり年なのか?と思い進んでいくと…

でかっ!?

うそやろ!?と思わず声を出すほどに巨大ですw

柄の長さが10cm近くいんですよ。もはやヌメリガサ科アカヤマタケ属に見えませんw

普通に疑いました。イッポンシメジ属とかではないかと。ですが根本にある幼菌は完全にシュイロガサですし。

成菌の外見もサイズを除けば本種と一致しますし。こんなにも巨大化することがあるんですね。梅雨の雑木林で多く見られるツルタケくらいのサイズ感でした。

幼菌です。状態が良すぎません?

まさにシュイロガサ!と言った最高の状態です。

そして周囲には、何本ものシュイロガサと思われる腐ったきのこが多数。

これは4日ほど早く来ていたらやばかったのではと思いました。

 

そんな感じで今回の探索は終了です(短っ)

とにかくきのこは少ないです。完全に端境期に入ったなと感じます。どこかで、最高気温が20℃台になる日が数日続けば一気に生えてくると思われますが今の所8月上旬は厳しそうです。

 

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