
気づいたら8月も残り1週間…
どうしてこうなった…と思う程に早く感じましたね。8月入ってからは神速でしたね。
夏休みがあと数日しかないなんて!?
いやぁ7月の、夏休みに入ったばかりの日と現在である夏休み終盤、8月下旬は同じ夏休みとは思えませんよね。心の余裕は大いに違いますし気候も少々、今の方が過ごしにくく感じますし。
ただ夏休み初日を思い出すと、1か月と数日しか経過していないものの、半年ぐらい前の記憶に感じます。なので短く感じたと言うよりかは長く感じたのかな?
それは置いておいて、今回は富士山での探索です。毎年夏に訪れますが、ここ数年は思う程きのこを見ることができず、いい感じでタイミングを逃していたなぁと思う年が続きました。
去年、一昨年の経験から初夏~夏にかけて訪れても、よほど雨が降った日でない限り、魅力的な夏のきのこも見られないと感じました。なので今回は晩夏に訪れた方が、秋のきのこも見つかるかもしれないと思い、夏休み終盤に富士山へ行きました。
実際、3年前は8月23日に訪れたのですが、ハナイグチやショウゲンジなど、秋が旬のきのこも一定量見られました。
というわけで山梨県側の5合目からスタートし、きのこを探しながら3合目まで下っていくスタイルで行きます。
今回は3日前から降水が続き、当日も霧雨+濃霧と言った悪天候での探索となりました。
ただタイトルが富士山紀行1である時点でお察しですよね。
とんっでもない収穫でした。
1では5合目の森林限界寸前での収穫を報告したいと思います。


ケコガサタケ属
地元ではあまり見ない雰囲気に感じました。


チチタケ属
乳液に辛味はなく、変色性もありません。そしてカサは強烈な粘性を持ちます。


アケボノアワタケ
個人的に、名前にアワタケが入るきのこの中で最も上品な見た目をしています。加えて亜高山帯でしか見たことがありません。まさに曙色で、緑色の苔の中だと落ち着いた色合いがより際立ちますね。
それに対し、根本は目が覚める程に鮮やかな黄色なのも素晴らしい。


カラマツチチタケ
本種はかなり多く見られました。
雨に濡れ、カサの特徴が分かりずらい個体が多かったのが残念でしたが。ビビットなオレンジ色で美味しそうですが、残念ながら辛味があり、食べられないようです。


ハナオチバタケ
とにかく凄まじい量でした。登山道脇に落ち葉溜まりが定期的に現れますが、本種が生えていない落ち葉溜まりを見つける方が難しいレベル。
1つの群落で間違いなく3桁は生えていました。
今回視界に入ったものを全て数えれば軽く4桁にはなると思います。これだけあるなら今年全世界で発生したハナオチバタケの褐色型と紅色型の個体数にかなりの差が生まれる説。


ヤマイグチ
寒冷地のイグチと言ったらまさにヤマイグチですよね。低地でも見られるスミゾメヤマイグチと比べると、明らかに大きく立派な見た目をしています。


シロヌメリイグチ
5合目付近では本種も多く見られました。普段は3株ほど見つけるだけですが、今回は歩けば勝手に見つかるレベルで生えているので丁度良い幼菌だけを厳選して収穫できました。


アミハナイグチ
5~3合目まで、どこにでもありました。イグチとは思えない程に群生していました。


アシボソムラサキハツ
個人的に富士山で見てみたかったベニタケ属1位!
7年前に一度見つけ、またお会いしたいなぁと思っていましたが、それ以降見つけられず。
こんなにきのこが多いなら今回ワンチャンあるくね?と思っていたらビンゴ!
まさに針葉樹林のベニタケって感じの見た目で、赤系ベニタケ属の中では明らかに高貴な雰囲気に感じます。


ベニヒガサ
ヌメリガサ科も見られ、本当に幸せです。少々古いのが残念でしたが、周囲の苔の美しさも相まってより幻想的。


アンズタケ
毎年同じような場所で見つけています。
カメラの彩度設定を上げ過ぎたので異様にビビッドに映ってしまいましたw


スバルラインの壁の割れ目からも生えているという狂気の沙汰。
ササタケかな?あまり観察できず、軽く撮影しただけでした。
と言う訳で5合目付近の時点できのこ大爆発でした。
2では4~3合目のきのこをまとめようと思いますが、とんでもない量になるので覚悟?していてください(笑)
単純に記事を書いている時にこの辺でうp主が付かれたので、今回はここで離脱とします。
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