気づいたら11月となっていました。10月が1週間ほどにしか感じられませんでした。それもそのはず、10月は最終週+α以外、基本的に試験勉強に費やしていたのでね。
さて、本題。今週も、また前回、前々回と同じエリアでの探索です。またかよ!
また同じフィールドかよ…と思うかもしれませんが、今回はいつもの林道を経由し、普段とは別の自治体に属する、未開拓のエリアにも足を踏み入れてみようと思ったからです。そのため前半は、前々回の記事と同じフィールドでの探索記となりますが、1週間空けて同じフィールドに行くとどうなっているのか、意外とやったことのなかったことなので何気に楽しみです。
ちなみに、前回大量に撮影した種は、よほど綺麗な個体でない限りスルー。
スギエダタケ
丁度良い感じで光が当たり、そして子実体が程よく濡れていたので、究極に集中力を上げて撮影。その結果、恐らく、AWA7AKE人生の中で最も美しく撮影された画像となりました。
しれっとそう言ってますが、背景の丸ボケとか、透明感のある柄や水滴の解像度の高さが普通にえぐくない!?
キナメツムタケ
えっ?となりました。こんなところにあっていいの!?と思うレベルで場違いだからです。それもそのはず、あのチャナメツムタケやシロナメツムタケと同じような名前の通り、本種も寒冷地のブナやカラマツ林に生える、明らかに北方系のきのこです。
ここは標高400mほどのスギ、ヒノキの植林地です。なんであるの…前回のヌメリスギタケに続いて、実は寒冷地の種も発生する不思議な環境なのか…?
ただ後ほど調べた所、キナメツムタケに限っては意外と低地でも出るそうです。
クヌギタケ属
アシナガタケに見えましたが、柄の縦線と基部の菌糸が確認できなかったため、クヌギタケ属としました。
センボンイチメガサ
去年の10月に大群生を確認した時と同じ場所です。前回訪れた際は、去年の発見時から丁度1年後と言ったタイミングだったため、あるだろうと思いましたがもぬけの殻。1週間空けて訪れるとあらびっくり。何もなかった倒木がびっしりと埋め尽くされていました(笑)
やっぱりキノコの発生タイミングは難しいものですね。
ノルマ達成、説明不要!(笑)
ヒラタケ
今シーズン初物となりました。ウスヒラタケかと思いましたが、厚さ的にヒラタケの方でしょう。本種が出始めたと言うことは、秋の終わりが近づいてきていますね…つい3週間前までは最高気温が30℃を超える日の連続で、2週間ほど前にようやく秋になったと思いきやもう晩秋のきのこが出始めているというスタイル。
コガネタケ
前回確認した場所に、1週間空けて訪れてみました。間の1週間で、それなりに降水があったため、また新しく出てきていました。
そして前回確認した大量の幼菌はどうなったのかと言うと…
思いっきり巨大化していました(笑)
思わず笑ってしまいましたw圧倒的存在感です。松茸のような形の幼菌しか見たことがなかったので、こんなにも巨大化する姿は想像できませんでした。普通にハラタケ科の中ではカラカサタケに続いて2、3番目くらいにデカくなるんじゃないでしょうか?今回の個体はオオシロカラカサタケよりも遥かに大きく感じましたし。
流石にここまでデカくなると周囲に大量のハエが飛び交い、食べる気は失せますね。
ヒメコガサ
そしてここからが新規開拓のエリア。巨大なコガネタケの後は苔に生える小さなヒメコガサで癒されましょう。
ミイノモミウラモドキ
春に生えるイメージが強かったため、少し驚きましたが、普通に秋まで見られる種です。
アラゲキクラゲ
久しぶりにキクラゲも食べたいなーと思っていたら噂をすれば的な感じで見つかりました。
何気にキクラゲが最も無難で安定した美味しさがありますよね。と言ってもほぼ無味で食感を楽しむ感じですが。
一つの山を超え、一旦頂上。
まだ全然紅葉していませんが、木々の枯れ葉が目立ってくる寂しげな感じが、秋らしさを醸し出していてまたいいですね。
途中でいい感じの沢を発見。スタート地点の林道沿いにある沢とは別の水系となっているようで、遠くに来てやったぜ感。
ツチナメコ
前回、大爆発していた種です。今回もありました。いかにもツチナメコって感じの場所に生えていましたが、ツチナメコって感じの場所がどのような場所なのかが伝わった人は、私レベルの超ツチナメコマニアでしょう(笑)
どこか物寂しさを感じる涼しい風が吹き上げ、秋を感じる遊歩道を超え
とある湖に到着。湖と言えど、人造湖で、釣りをするには料金を払う必要がありますが。そしてヘラブナ釣りしかできないという勿体なさ。
まぁそもそもバスはいないようですが。
アラゲキクラゲ
超大群生です。いやぁ、やっぱキクラゲと言ったら群生だよね!
ここまで新鮮な個体が大群生しているのは結構久しぶりに見た気がします。
当然ながら採取。リュックが一気に重くなった…とまでは行きませんが袋からは中々に重量感を感じる量を採取できました。
ムラサキシメジ
もう間違いなく秋の終わりが近づいていることを示唆するきのこですね。先週も別フィールドで確認しましたが、ムラサキシメジ特有の群生が見られていないのが惜しい。
そして、本日2サンプル目。
と言った形で、今回の探索はここまでとなります。今回はやや遅くに出発したため、後半はやや急ぎ気味でしたが、それなりに、と言うか結構いい収穫だったのではないでしょうか。
いやぁ、めっきり涼しくなりましたね。
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