AWA7AKE

  • 振替休日という魅力的な1日

    文化祭の直後と言ったら振替休日です。当然ながらフィールドへgo!

     

    そう言えば、富士山探索のきのこなど、図鑑にボチボチ追加しています。新しく追加した種がもう少し増えたら、どこかの記事で一気に追加通知をしたいと想います。

     

    さて、振替休日という事で、去年はカワムツをガチ狙いしに、ある渓流へ訪れました。

    今年も同じように、夏がまだ残る時に、今年最後になるであろうカワムツこ大爆釣をしたいなと考え、7月の3連休で訪れたフィールドへ。

    7月と同様に、今回も釣行しつつ、いいかんじの森で菌類探索もやっていくスタイルでいきます。

     

    前回、2年前に巨大カワムツが大量にいたと言うことで釣行をした謎の激濁り水路では、カワムツの姿はほぼなく、3cmほどの小バスが1匹だけ釣れて終わりました。今回も厳しいだろうなぁと思いましたが、前回は増水で入ることのできなかった堰を攻めたところ、15cmほどのコバスが入れ食いでした♪

    カワムツ狙いで投げたスプーンで、ルアーチェンジをせずに毎投ヒットするレベルに警戒心がなく、その気になれば、堰にいたバスを1匹残らず一掃できたと感じる程でした。

    詳細は近日公開されるであろう動画の方でご確認お願い致します。

     

    そして激濁り水路では結局カワムツは釣れず、前回と同様に支流へ移動。

    まぁ…釣れますよね(笑)

    いい感じで支流が5本ほどあり、遊歩道があるため、いい感じにランガンしてカワムツを釣れるのが中々に楽しいです。

    まぁ今回も、いい感じに取れ高が手に入ったと思います。

     

    その後、満足するまでカワムツを釣り、移動。以前から地図で確認していた野池へ訪れてみましたが、オタマジャクシだらけでバスの気配はなし。更にそこそこお値段のするルアーが謎の場所で根掛かったり(回収できた)したため、これ以上意味はないと感じ、離脱。野池の記事、動画は割愛させていただきます。

     

    そしてお次はきのこです。前回とほぼ同じフィールドを探索しましたが、まだ季節は夏のようですね。

     

    フウセンタケ属

    やや目立つツバを持ち、カサには強烈な粘性がある。アブラシメジ系か?

     

    タマゴタケ

    最近の研究で、低地に発生し、柄のだんだら模様が強いような個体はサトタマゴタケ、寒冷地に発生する大型で色が薄目の個体がタマゴタケと言うように分離されたため、今回の個体はサトタマゴタケと言うことになります。図鑑に追加したばかりなんですが、早速修正する必要がありそうです。

    それにしてもタマゴタケを見つけても興奮しなくなったものです(笑)。2か月前に見た際は、久しぶりすぎる出会いとなり、鬱陶しい程に興奮していましたからねw

     

    ニオイドクツルタケ

    シロタマゴテングタケ感がありましたが、しっかりと柄にササクレがあり、塩素臭もしました。

     

    タマゴテングタケモドキ

    すぐ近くに、赤色のベニタケ属とブドウニガイグチも発生。撮影しようとしたところ、アリの行列が足元にあり、絶叫したシーンが動画で見れますw

     

    ベニウスタケ

    何気に初発見となりました。偶にシュイロガサと混合されていますが、質感が結構ことなりますね。

     

    ヨソオイツルタケ

    とにかく巨大でした。ここまで巨大な本種は見たことがありませんでした。別種かとも思いましたが、ヨソオイツルタケでよさそうです。

     

    シロテングタケ

    恐らく5年ぶりに見たと思います。意外と見つける機会がなかったようでした。本種は当然ながら毒成分を含みますが、シラフタケと呼び食べる地域もあるようです。正直信じられませんよね…

     

    今回のフィールドに来た際には、昼食やらなんやらで毎回お世話になる産地直売所で昼食。

    普段は載せることはありませんが、フードコートで食べた定食が極めて絶品だったので添付。このボリュームで800円。

     

    その後、一通りこのエリアで知っているフィールドで探索をし、気づけば夕方となっていたため、帰宅とします。

     

    Scutellinia sp

    帰宅と思わせ、最後にアラゲコベニチャワンタケ属です。

    本種は現在、部活動で絶賛研究進行中で、今回の探索でも新しくサンプル採取をしたいと考えていました。ですが、普段よく訪れるような高湿度な環境ではないので、まぁ見つかる可能性は低いだろうと思い、結局見つからずに帰路へ着きました。ですが、採取できなかったことに異様な後ろめたさを感じ、日没1時間前で、なんとなくありそうな雰囲気のある謎の森へ入ったところ見事に発見!!!

     

    今日見つけることができなかったらいつ見つけるんだ? この先探索に行ける回数も減る中、次に探索をしても見つかる保証はない、心がそう問いかけているように感じ、これは見つけるしかない!と気合を入れ、執念深く朽木をなめまわすように凝視し、発見しました。

    正直、今年最大レベルの感動でした。

    それなりに湿った朽木が多く、こりゃー生えているだろ、と思うような朽木でも見つからず、ただそれでも諦めずに探し続けた執念が、本種の発見につながりました。

    周囲に湧き水があり、ドロッドロの湿地と化した地面に落ちていた朽木に、オレンジ色の点々が見えた瞬間はもう歓喜なんてものじゃありませんでした。勝利ですね。私の執念が勝ちました。

     

    と言う訳で、今回の探索はハッピーエンドですね。完璧です。ルアーロストも0でしたし、川に落下、転倒などの事故もありませんでした。

    結構完成した探索だったなと、個人的に感じ、未練もなく、夕方の田園地帯を歩いて市街地まで進むのは最高の気分でした!

     

  • 展示用にきのこを採取2

    文化祭2日目です。1日目は、超猛毒と記載したシロウロコツルタケや、冬虫夏草の標本がなかなかに好評でした。ありがとうございます!

    当然ながら2日目も、当日採取の生きのこを展示していきます!

     

    1日目に展示していたきのこは恐らく翌日には腐っているであろうため、そのまま使い回すことはできないので、文化祭の後、処分。

    去年は2日間とも、当日の早朝に地元の公園で採取したもののみでしたが、今年は1日目に前日に採取したきのこも展示したため、凄まじいインパクトになりました。単純に野生のきのこが何種類も並んでいる姿だけでも好評だったため、2日目もそれを生かし、なるべく多くの種を展示していこうと思います。

    そこで、1日目の終了後、きのこの処分(埋葬)も兼ねて、翌日用の採取も行ってきました。

    1日目の夜、偶然埼玉県の方に行く予定があったため、その周辺で何度か行ったことのある森へGO! ちなみに6月の記事などで訪れたフィールドです。 

     

    気温は余裕の30℃超え。そして1週間以上降水はなし。ですが前回の如く、きのこの発生を心配する必要はありません。普通にきのこは出ているだろうと思います。

     

    オオシロカラカサタケ

    最寄り駅を出て2秒で見つかりましたw

    後ろにガードレールが見える通り、本当に小規模な芝生、いやただ草が生えているだけの空間と言ってもいいでしょう。駅の出口からすぐに広がるそのような場所にいきなり生えていました。それもでかい。この場所にオオシロカラカサタケが生えることは前から知っていたものの、過去最大級に巨大でした。

     

    とんでもない幸先の良さです。

    という訳で、安心を超えて逆に不安になるような気分で、本命の雑木林に向かいます。

    この時点でオオシロカラカサタケがあるのなら、雑木林は確実にきのこ天国と化しているに決まっています。

     

    クロハツ

    2年前、このフィールドを初めて訪れた際に大量発生に遭遇しました。当時はきのこの図鑑を作ろうだなんて思っていなかったので、特に丁寧な撮影も行わず。その後、またここを訪れた時にちゃんと撮影したいなと思っていましたが、去年は1本も見つかりませんでした。そして今年、複数の発生を確認できたため、一安心です。

     

    シロハツモドキ

    シロハツの方は地元の公園で大量に見られる一方で、発生環境は割と身近なものの、地元を含め、シロハツと比べると圧倒的に発見回数が少ない種です。

    このフィールドでは初めて見ました。シロハツは当日の朝、地元の公園で確実に収穫できるため、毒のモドキと一緒に展示することが叶うのは中々嬉しいです。

     

    ヤマドリタケモドキ

    この3日間、正直ヤマドリタケモドキに恵まれている気がします。このフィールドは何回も見たことがありますが、明らかに量が多いです。雨が降っていない、加えてずっと30℃超えだったのにどうしてだろうか?

     

    コナカブリテングタケ

    私は今回、初発見となりました。想像以上に小さかったです。

    普段よく見るようなヒメコナカブリツルタケなどとは結構雰囲気が異なり、シロオニタケ系とも違う、不思議な感覚でした。

     

    キアミアシイグチ

    夏の雑木林でよく見る、食用不適なイグチと言ったらまさに本種ですね。ヤマドリタケモドキなどに比べるとほっそりしており、色もくすんだ黄色で、正直食欲が沸く見た目ではないですね。

     

    ヒロヒダタケ

    1年前、このフィールドで大量に見られた種です。今回は2本だけでしたが。個人的に本種は毒々しさが極めて低い毒キノコなので、今回展示用に収穫できたのは嬉しいところです。

     

    今回も夕方1時間ほどの探索だったので、探し残したエリアは沢山。ですが、この短時間でも相当に多く、それも状態の良い個体ばかり収穫できたので、とりあえず明日の展示は心配なしです。

    そして今回も毒種ばかりになりましたが、保管のために、一晩冷蔵庫に入れておきますw

     

    2日目

    前日と同様に、日の出と共に出発し、地元の公園へ行きます。1日目と同じ公園ですが、1日目で訪れなかったエリアを中心に探索していきます。

     

    カッパツルタケ

    1か所に8本ほど発生していました。色の写的にカバイロツルタケにも見えますが、実際はもう少し灰色が強く、しっかりと円形に傘の色が分かれています。 

     

    テングタケダマシ

    ツバの縁にトゲ状の被膜が付着したり、ツボの上部にカサと同形のイボが並び、かなり典型的な個体。

     

    ヤマドリタケモドキ

    ここ数日間、ヤマドリタケモドキに恵まれていると言うのは伊達ではなかったようです。7年以上通って1回も見たことのなかった場所に平然と生えています。

    ここまでくると、降水や気温などはそこまで関係なく、9月の初週は外生菌根菌が生えやすいタイミングと考える方が良いですね。

     

    クロハツ

    このフィールドでお目にかかるのは実に6年ぶりです。当時、とんでもない大量発生があったのですが、その年以降、今回の地元の公園では1本も見つからず。他のきのこが相当に多い状況なのでワンチャンと思ったところ本当にありました。

    そして傷を付けたところ、赤色にはなるものの、30分が経過しても赤色のままなので、ニセクロハツだ!と喜んでいましたが、学校に着くころに見るとしっかり黒くなっていたので、普通にクロハツでした。黒変までの時間が長すぎでしょ…

     

    ヘビキノコモドキ

    見るからに毒々しい見た目ですが虫食いが酷く、採取は断念。

     

     

    という訳で今回も1時間ほど公園を彷徨い、前日の夕方の収穫と合わせて11種類のきのこを展示用に持参。

    前日採取のクロハツはどす黒く変色してかなり不気味な雰囲気と化していましたw

    探索記録では一部割愛しましたが、展示したきのこは右上端から時計回りに、

    ヒロヒダタケ、オオシロカラカサタケ、カッパツルタケ、ウスキテングタケ、テングタケダマシ、キアミアシイグチ、ヤマドリタケモドキ、シロハツ、シロハツモドキ、クロハツ、キヌハダニセトマヤタケとなりました。

    ヤマドリタケモドキは予想以上に多く見つかったので一部を食べずに展示。

     

    2日目はクラスの方の仕事もやや多く、1日目ほど長い時間、きのこの解説をできませんでしたが、1日目と同様、標本と共に好評でした。

     

    そして我が生物部では、展示だけでなく、部誌も配布していました。

    その部誌がこちら。なんと表紙画像の真ん中に私の撮影したハリガネオチバタケが使われているんですよ!!

    表紙を作成したのは顧問のようでしたが、美しく撮れていたため、中心に配置したとのことで、やはり顧問には頭が上がりません。

    そして目次にされている部員の名前はここでは全て隠しましたが、まぁ私の書いたページはどれなのか、分からないはずがないですよね。

    きのこ関連のものは全て私著です(笑)

    全てをここに掲載することはできませんが、2024年上半期で確認した珍しい種、アラゲコベニチャワンタケ属の研究について、あとは富士山や合宿での記録を書きました。

    ちなみに、私は4記事7ページ書きましたが、これは部員の中でもずば抜けて多い方です。と言うか他の部員は大抵1記事、多くても2記事でしたので、私だけが異様に多い記事を書いている、と言ったところですね。そして全てがきのこと言うスタイル。顧問からは、「きのこ愛炸裂でしたね。」

    富士山探索や、合宿はブログにフルで公開しているので、私の記事を読むためにこの部誌が欲しい!と思う方は紛れもない私のファンでしょう。もしそのような方がいるのならお会いしたいところです…(笑)

     

     そして、顧問には前々から、当サイトに本名と学校名を載せろ!今後の進路について考えると名前を公開していた方が大学の教授などが見た時に信憑性がある、などと言われていました。2024年9月現在、当サイト、Youtubeなどでは本名や学校名は一切掲載していませんが、私の覚悟が決まり次第、サイトの概要的なページを作成し、そこで本名、学校名を公開しようと思います。しれっと重大発言をしていますが、別に大したことではないのでね。

     

    そんな感じで、まずは部誌に当サイトのリンクを載せました。この部誌を手に取った方なら、私の本名を知ったことでしょう(笑)

     

  • 展示用にきのこを採取1

    9月ですね。どうやら前回の定期考査後の探索から2か月も経過したようです。早すぎやろ!!

    7月に入ってからは時の流れが爆速に感じました。これまでと同じ2か月とは思えない程に早く、2か月も経過したことに恐怖を感じるレベルです。

     

    悲しいですが、覚悟を持って夏休みと別れを告げました。9月になってから1週間経過したところで何を言ってる、と思われるかもしれませんが、富士山紀行が夏休み最後の更新になってしまったのでここで軽く夏休みとは別れようと思います。

     

    と言う訳で、夏休みが終わり、暫く目を背けていた普段の生活に戻ってしまいましたが、9月の初週は文化祭と言う唯一の救いがあります。もしこれで何も行事がなく、普段通りの授業があるだけの生活が始まると言うのなら、私はストレスで干からびていると思います。

    文化祭ではクラスでの出し物があったり、部活での出し物があったりするのですが、去年と同様で、私は部活の方で標本だけでなく、当日採取した生のきのこも展示していきます!

     

    去年は2日とも4種類のきのこを採取し、展示しました。当時は前日に土砂降りが発生し、最高気温が18℃と言う、これまで33℃前後だった状況から急激に下がり、当日の採取探索では凄まじい量のきのこが発生。

    毎年、9月の初週は雨が降ることが多いので、今年も期待していたものの…

     

    あ、雨が…降らねぇ…

    1週間前に見た時は、文化祭3日前に土砂降りの予報でした。しかし当日になるとあらびっくり。

    雨どころか曇りですらなく、雲1つない快晴に。そして最高気温が35℃という、悪魔的な暑さ。そして当日までもずっと晴れ。

    まずい。当日生のきのこを展示できない可能性が出てきた…

    これはやべぇと思いつつも、どうしょうもない。

    とりあえず全身全霊で探し、必ず生のきのこを展示してやる!と奮い立たせ、前日の夕方、軽く採取に行ってきました。場所は松の木と芝生が多い地元の公園です。本命は当日の朝ですが。まぁ本当にきのこは少ないだろうなぁと、当初は思っていましたが…

    ツブカラカサタケ

    おや?いきなり状態の良いきのこがあるじゃないですか。しかも憧れだった種です。地元にもあったんか!?と言う驚きがありますがそれ以前に、生のきのこが採取できたという達成感。取り合えず、明日、生のきのこを展示できるという保証は手にしました。

     

    オオシロカラカサタケ

    でも先程のツブカラカサタケはマグレだろ…と思いながら進むとあらびっくり。

    少々古いですが群生しているではありませんか。取り合えず採取。先程のツブカラカサタケと合わせて、2種類のきのこを展示できるという保証をゲット。

     

    その後、芝生のエリアは乾燥し過ぎているため、きのこは少ないだろうと判断し、雑木林のエリアへ。

    ヤマドリタケモドキ

    えぇ…全く降水せずにヤマドリタケモドキだと!?幻覚じゃないよね!?

    完全に現実でした。普通に驚きましたよ。これがベニタケ属の何かならまだ分かりますが、最高気温が30℃超えの晴れが1週間続いた状態です。しかも子実体の状態的に、最後に雨が降った時に生えた古い個体ではなく、2日ほど前に生えてきた新しい個体です。

    あれ?もしかして、きのこが少ないと思い込んでいただけで、実は普通に生えている系なのかな…

    ちなみに本種は展示せず、私が食べましたw

    シロウロコツルタケ

    やはりきのこはそれなりにあるようです。間違いない。とりあえず、ここまでくれば一安心です。明日の朝、地元の公園に行っても新鮮なきのこが採取できることでしょう。

     

    ウスキテングタケ

    生えてきてから1日弱しか経過していないであろう幼菌。雨が降らずとも、気温が急激に下がった日などに一気に生えてくることがありますが、ここしばらくはずっと30℃超えでした。完全にこれまでの経験から予測できる常識を覆しています。

     

    ザラエノハラタケ

    うん。もう心配はいりません。何なら前日の収穫だけでも十分なレベル。まぁ当然ながら当日も採取しますけどね。

     

    と言う訳で、その他にも数種類収穫しましたが、暗さで思うように撮影できず、割愛。展示用に採取したものは割愛した2種を除いて全て毒と言う狂気の沙汰。

    採取したきのこは明日まで冷蔵庫で保管。何種類もの毒きのこが冷蔵庫で保管される姿は違和感が凄まじかったです。

    と言う訳で、心配は不要でしたね(笑)

    では明日、当日の朝、地元の公園でも採取に行きましょう。おやすみなさぁ~い。

     

    ( ˘ω˘ ) スヤァ…😴 ( ゚д゚)ハッ!🤯

    おはようございます。当日の朝です。日没と同時に家を出て、地元の公園へ直行します。

    去年は、当日も曇りと雨だったため、当日の採取時はなかなかに寒かったものの、今年は普通に晴れなので、やや涼しい程度。暦上では秋にあたる9月ですが、正直秋の気配は0です。

     

    オニタケ

    毎年、9月の初週にアカキツネガサが大群生する場所があり、去年もそこで採取したアカキツネガサを展示しましたが、今年は1本も見つからず。

    代わりにオニタケが群生していました。

    そしてもう、心配は完全に不要となりました(笑)

     

    キリンタケ

    ぱっと見、イボテングタケかな?と思いましたが何か違う。何となく灰色が強いな..と違和感を感じながらも、有名な毒キノコなので展示には持って来いだと思い採取。するとツボの形状が明らかに違います。がちか!?この不明瞭に近いツボと灰色のイボを持つ種は奴しかいない!

    そう、キリンタケでした。7月に山梨県で確認したものの、老菌だったため、幼菌は初めて見ました。と言うか、7年ほど通っている公園なのにも関わらず、初めて見ました。

     

    キリンタケだという決め手となったのがこの成菌です。少し離れた所で立派な個体がありました。全体的な形状はガンタケやコガネテングタケに近いように感じました。そしてテングタケ属では見慣れない灰茶色のカサを持っています。

    それにしても、7年も通っていながら、初めて見るとは…

    この成菌は、極めて立派で美しいので、採取せずに撮影だけとしました。

     

    テングタケダマシ

    テングタケのミニチュアって感じの雰囲気です。

    何となくですが、地元のフィールドでは硬めの地面から出ていることが多い印象があります。

     

    ヤマドリタケモドキ

    まじか!?正直一番驚きました。今回訪れた地元の公園でもヤマドリタケモドキが発生することはかなり前から知っていたものの、1年に1回見つかるか見つからないかというシビアなレベルでした。

    そして状態が良さそうに見えても内部は虫に食い荒らされていることしかありませんでした。

    ですが今回はどうでしょう。1週間以上降水しなかったにも関わらず2本も出ています。そして虫食いが全くありません。えぇ…どうなってんの…

    そして過去に類を見ない程にデカい。本当にどうなってんの…そう思う限りでした。

     

    と言う訳で、1時間ほど探索をし、前日のものと合わせて十分すぎる収穫となりました。

    そしてお待ちかねの展示です!去年と同様で、部室の机1つを、私のブースとして使用させて頂けました。

    割愛した種も含め、1日目は12種類の展示です!そのうちの7種が毒成分を含みますw

    さらに猛毒が3つもあるという狂気の沙汰。

    そして私のブースでは、生のきのこ以外に乾燥標本と苔も展示しました。乾燥標本のほとんどは今年採取したものです。冬虫夏草がやや多めかな?

    苔は私が自宅で育てているヒノキゴケとミズゴケを持っていき、他は部室で顧問や生徒が育てているものです。

     

    1日目、多くの人々が見に来てくださりました!非常に興味を持っていろいろと質問など頂き、充実した時間を過ごせたと思います。やはり毒の種は初めて見たような方には盛り上がり(?)ますね。

    と言う訳で文化祭の1日目は成功と言えるでしょう。

  • 富士山紀行2

    富士山探索後半です。嬉しいことに雨は止み、所々晴れる時間も現れ始めました。

    後半は4合目から3合目で下山するまでの収穫を一気に紹介します。

     

     

    4合目以降は5合目までの、火山の噴火を感じられる森林限界からはガラリと変わります。

    見渡す限り地面は鮮緑色の苔に覆われ、そこに幾本と立ち並ぶ木々はシラビソやモミ、カラマツ、トウヒなど寒冷地の針葉樹。それらが作る薄暗い森林には霧が立ち込め、まるで別世界に来たかのような気分。

     

    ツガタケ

    国内で富士山以外だとどこにあるの!?と思う程に、検索しても富士山での画像しか出てこない種です。

    オオカシワギタケとも呼ばれることがあります。本種は極めて美味な主として、観察会の方が激推ししていましたが、残念ながら私の舌では本種の魅力を感じ取れませんでした。うp主的には、歯切れは異様に良いと感じたものの、味は普通でした。

     

    ヌメリササタケ

    個人的に味噌汁に合うきのこの最上位と思っています。

    雨が続いたため、途轍もない粘液を滴りぶら下げています。図鑑で何度か似たような光景を見たことがありましたが、実際に見ると凄まじい迫力ですね。

    この強烈なヌメリはもう人間が掴めるものではないと言っても過言ではないレベルでした。

    ちなみに採取したところ、ヒダに付いていた微小なトビムシが驚いて逃げ、カサや柄の粘液に落ちて自滅してしまう光景が見られましたw

     

    シラガツバフウセンタケ

    これもまた高地のフウセンタケですね。ただカバノキ科樹下に発生する種ですが、コメツガやモミしか生えていない環境で確認したため、別種である可能性が高い、実際に複数種が含まれていると言われています。

     

    ゴヨウイグチ

    人生で初発見!!長年見てみたいなぁと思っていたイグチです。ゴヨウマツやハイマツなどの木と共生するので、当然ながらそれらの木が発生する森林限界付近でしか見られません。

    シロヌメリイグチだろうと思いましたが絶妙な違和感に気づき、裏を見てみるとチチアワタケ感のある姿が!

    一瞬でゴヨウイグチだ!と分かりました。

    ネットで見た画像のままですね。正に(チチアワタケ+シロヌメリイグチ)÷2と言った姿をしています。

     

    もうカラマツチチタケとアミハナイグチは落ち葉レベルで生えていますw

     

    クマシメジ

    2022年10月にメインフィールドで謎に1本だけ生えていたものを撮影、その後図鑑に追加していたと思います。

    1個体のみで寂しいページだったのでいい感じに群生している画像を追加できて光栄です。

     

    シロフクロタケ

    遠くから見た時は亜高山帯にシロタマゴテングタケ?と思いましたがヒダの色を見て納得。

    フクロタケ属はなかなか見たことがなかったので嬉しい撮影です。

     

    コゲエノヘラタケ

    富士山に行く時は毎回見れています。

    食毒不明ですがどうせ無毒だろと思い食べたことがあります。無論問題はなかったのですが、意外とコリコリしていて美味しかった記憶があります。

    今回は収穫しませんでしたが。

     

    オウバイタケ

    これこそまさに私が富士山で本当に撮影したかった種と言っても過言ではないでしょう。

    欲を言えばコウバイタケも見つかって欲しかった。ですが十分満足です。

    まだきのこの図鑑を作ろうだなんて思っていなかった4年以上前に、何度も富士山で目撃していました。当然撮影はほとんどせず。図鑑を作ろうと思い始めてから、去年、一昨年は見つけられず。

    今年は潤いに潤った個体が何本も見つかるものですから興奮なんて物じゃないですよw

     

    寒冷地に多い種なので地元ではまず見られない点もより感動を増幅させます。

     

    スミゾメシメジ

    またもや美味しいきのこですよ。この株以外は見つかりませんでしたが。華奢で、黒変性を持つやや不気味な見た目とは裏腹に、しっかりとホンシメジやハタケシメジなどのシメジ属が持つ独特の香りがあり、味、歯切れと共に最高水準です。

     

    ズキンタケ

    雨で潤いプルンプルンです。それにしてもズキンタケは本当にグミのような見た目ですよね。そのままパクっといってしまいそうです。低地の公園で偶に見かける華奢なものとは比べ物にならないほど分厚く、そして大きい。何より量が凄まじかったです。

     

    この黄色いものは全てズキンタケの群落ですw

    生えすぎでしょw 4合目からはほぼ永遠に見つかりました。落ち葉レベルでどこにでも生えていましたw

    これだけあるなら食べてみようかなと思いましたが、仲良く群れで生えている様子が美しく、採取するのは何となく可哀想に感じ、収穫はしませんでした。

     

    ジンガサドクフウセンタケ

    フウセンタケ属最強と言われる毒菌です。日本での中毒事例はないようですがヨーロッパなどでは恐れられているとかないとか。

     

    ショウゲンジ

    8月に見られるのは富士山ならではなのではないでしょうか。よほどの高地ではない限り9月以降でないと見られないでしょう。

    身が硬く締まり、丁度よい幼菌が多く、当然ながら収穫。

     

    アイシメジ

    超絶久しぶりに見たと思います。シモフリシメジ+シモコシと言った姿をしている通り美味なので収穫。低地の雑木林でも見られるそうですが私は富士山と山梨県某所の高原でしか見たことがありません。

     

    タンポタケ

    ツチダンゴ系の地下性菌から発生するトリポクラジウム属の冬虫夏草は人生で初めて見ました。常緑樹林に多そうなイメージでしたが富士山などでの針葉樹林でも見つかることは知っていたのでワンチャンあるかな?と思っていたら本当に見つけました。

    まず何より、でけぇ! 人生で見た冬虫夏草の中でずば抜けて巨大です。普通に10cm近くあります。地下性菌から生えるので、菌性虫草とも呼ばれますが、こんなにもデカいとは… 

    宿主は恐らくアミメツチダンゴと思われます(2枚目の右側の膨らみ)。こうしてみると子実体は宿主の約10個分の長さですねw 

    菌性虫草ってこんなにデカいんか!?と思いましたが調べてみるとタンポタケだけが異様に巨大なようです。ハナヤスリタケや広東虫草などは子実体も宿主も本種より圧倒的に小さいようですね。

     

    ニカワハリタケ

    これも発生量が凄まじく、落ちている枝を見れば5枝に1枝ぐらいの確率でニカワハリタケが付いているというとんでもない状況。

    全身が透明感のある純白で本当に癒されますね。裏側は針状なので触り心地も良いですし。

     

    ナラタケ

    流石高地と言ったところです。地元なら10月以降でないと見られないので今年は一足早くナラタケを味わえました。

    と言いつつも、例年では地元で9月上旬に大爆発するナラタケモドキの方を先に味わい、その1か月後にナラタケを味わうスタイルだったので今年はそれが逆転しました。

     

    キナメアシタケ

    今回の探索で見たかったクヌギタケ属の1つです。見たかったきのこが結構見つかってますね。

    夢を叶える日ですか?と思う程ですw

    ナメアシタケの方は見たことがありますが本種は今回で初発見となりました。

    全身が落ち着いたレモンイエローで、ただでさえ繊細で色とりどりなクヌギタケ属の中もトップクラスで好きな種です。

     

    サナギタケ

    富士山で見つかるかもしれないと思っていた冬虫夏草はタンポタケと本種でした。見事に両方見つかりましたw

    冬虫夏草の中では代表的な種ですが、案外高緯度地域に多いようですね。思った以上に小さかったものの、図鑑でよく寄生されているタイプの蛾の蛹がしっかりと出てきました。ぱっと見1本の子実体に見えましたが掘り進めるともう1本が出てきてギロチンしないかヒヤリとしました。

     

    ドクツルタケ

    ここに来て世界最強レベルの猛毒きのこです。高地の針葉樹林で見られる大型で純白の姿は正に真のドクツルタケと言っていいでしょう。低地で見られる細い個体とは全く違います。

    それにしても美しい…汚れを知らない純白で清楚な姿はまさに天使ですね。

    この超有名な最強猛毒種は図鑑に未掲載だったので、今回の撮影を機に追加できますね!

    今年は有名なものの、画像を持っておらず図鑑に掲載できていなかった種を多く追加できそうです!

     

    アブラシメジモドキ

    1本でも食べれば絶命する猛毒種の後は超美味種の登場。味、食感はヌメリササタケと全く同じですが、まさにきのこって感じの色合いですよね。

    富士山で何回か見たことがありますが、発生量は少なく感じ、やや貴重なイメージなの喜んで採取。

     

    ミヤママスタケ

    サルノコシカケ系の漢方薬としての用途は置いておいて、食べられる硬質菌と言ったらまぁ本種が含まれるアイカワタケ属ぐらいしかないでしょう。

    漢字で書くと鱒茸。鱒の切り身のような見た目が和名の由来ですが、見た目だけでなく、味までも鮭や鱒に似ていると感じます。

    特に幼菌の天ぷらは完全に鮭ですw 私の舌ではほぼ区別が付かないレベルでした。

    当然、富士山でしか見たことがなく、今回も喜んで収穫…しようとしたところ…

     

    うそやろwww

    何と言う発生量!?えっ、ヒイロタケとかじゃないよね?ミヤママスタケだよね?

    これは笑うしかありませんでした。少し遠くに不自然と言えるほどにオレンジ色の物体が見えたので、まさか…と思い見てみると図鑑でも見たことのないレベルの超大群生ですよ!

    しかも全てが食べごろの幼菌です。なんだこの天国みたいな空間は…

    こんなの採取しない手なんてないに決まっています。紙袋が本種だけでパンパンになるほど、そしてその紙袋も2枚になるレベルでの大収穫でした。

     

     

    ホソバミズゴケ

    もうねぇ…きのこだけでなくずっと見てみたかった苔までも見られるなんて…

    完全に夢を叶える探索ですね。

    野生のミズゴケなんて初めて見ましたよ。最初は異様に緑が鮮やかなコケが群生しているな~と思いましたが普段のシノブゴケなどとは何か違う。近づいてみてみるとファッ!?

    ミズゴケやないかい!!! まじか!? こんな生えているのか!?

    ぎっしりと、何本も密生して緑の絨毯を作っています。他の苔とはまるで違う雰囲気。そして触ると感じる潤い。これが天然のミズゴケか…

    何年も前から、寒冷地を訪れる度に探し求めてきた苔が遂に見つかりました。

    感動なんて物じゃ収まり切りません。

     

    Scutellinia sp

    本当に夢を叶える探索です。富士山でもアラゲコベニチャワンタケ属のサンプルを採取したいなと思っていました。開始早々アラゲコベニチャワンタケ属が好みそうな湿った朽木が沢山見られ、手抜きせずに探していましたが、意外と見つからず、心配でしたが3合目で遂に発見!!

    恐らく、7月に山梨県の高原で見つけた個体と同じ種だと思われます。

     

    またあったーーー!って生えすぎw

    少し進んだところでモミの倒木を発見。ワンチャンと思い裏側を見るとそこにはとんでもない大群生でした。恐らく3桁は生えていました。

    先程の個体とは別種だと感じましたが詳細は近い未来。

    そしてアラゲコベニチャワンタケ属が生える朽木の特徴も掴めてきた気がします。ある程度樹皮が残っている朽木の方が生えていることが多く感じました。この先探す際に役に立つかもしれません。

     

    チチタケ

    一見、掃いて捨てるほど見られたカラマツチチタケと似ていますが微妙な違いに気づき、見てみたところチチタケでした。

    広葉樹林のイメージが強いですが、流石は富士山。コメツガやモミなどの針葉樹林でもしっかりと見つかります。

     

    ヒロハチチタケ

    無印のチチタケがあるならヒロハもと思っていたらすぐに見つかりました。本種にしては大きく、シロハツモドキレベルの大きさがありなかなか迫力がありました。

     

    ハミズゴケ

    配偶体(葉)が退化し、胞子体が目立つタイプの変わり者です。先月、ツノゴケだと思い喜んでいましたが、後に本種だと判明。

    ツノゴケは人生を60年近く歩んでいる部活の顧問が未だに見たことのない苔として、是非見つけてほしいと部員や生物選択者に言っていました。普通にその辺で見つかりそうだけどなぁと思っていた物のいざ探すと気配すら掴めず。捜索開始から2か月ほど経過していますが見つかる気がしません。

     

    と、言う訳で心行くまできのこを撮影できました。確実に過去最大の大収穫でしたね(笑)

    それにミズゴケまで… 運を使い切ったかもしれない…

     

     

  • 富士山紀行1

    気づいたら8月も残り1週間…

    どうしてこうなった…と思う程に早く感じましたね。8月入ってからは神速でしたね。

    夏休みがあと数日しかないなんて!?

     

    いやぁ7月の、夏休みに入ったばかりの日と現在である夏休み終盤、8月下旬は同じ夏休みとは思えませんよね。心の余裕は大いに違いますし気候も少々、今の方が過ごしにくく感じますし。

    ただ夏休み初日を思い出すと、1か月と数日しか経過していないものの、半年ぐらい前の記憶に感じます。なので短く感じたと言うよりかは長く感じたのかな?

     

    それは置いておいて、今回は富士山での探索です。毎年夏に訪れますが、ここ数年は思う程きのこを見ることができず、いい感じでタイミングを逃していたなぁと思う年が続きました。

    去年、一昨年の経験から初夏~夏にかけて訪れても、よほど雨が降った日でない限り、魅力的な夏のきのこも見られないと感じました。なので今回は晩夏に訪れた方が、秋のきのこも見つかるかもしれないと思い、夏休み終盤に富士山へ行きました。

     

    実際、3年前は8月23日に訪れたのですが、ハナイグチやショウゲンジなど、秋が旬のきのこも一定量見られました。

     

    というわけで山梨県側の5合目からスタートし、きのこを探しながら3合目まで下っていくスタイルで行きます。

    今回は3日前から降水が続き、当日も霧雨+濃霧と言った悪天候での探索となりました。

    ただタイトルが富士山紀行1である時点でお察しですよね。

     

    とんっでもない収穫でした。

     

    1では5合目の森林限界寸前での収穫を報告したいと思います。

     

    ケコガサタケ属

    地元ではあまり見ない雰囲気に感じました。 

     

    チチタケ属

    乳液に辛味はなく、変色性もありません。そしてカサは強烈な粘性を持ちます。

     

    アケボノアワタケ

    個人的に、名前にアワタケが入るきのこの中で最も上品な見た目をしています。加えて亜高山帯でしか見たことがありません。まさに曙色で、緑色の苔の中だと落ち着いた色合いがより際立ちますね。

    それに対し、根本は目が覚める程に鮮やかな黄色なのも素晴らしい。

     

    カラマツチチタケ

    本種はかなり多く見られました。

    雨に濡れ、カサの特徴が分かりずらい個体が多かったのが残念でしたが。ビビットなオレンジ色で美味しそうですが、残念ながら辛味があり、食べられないようです。

     

    ハナオチバタケ

    とにかく凄まじい量でした。登山道脇に落ち葉溜まりが定期的に現れますが、本種が生えていない落ち葉溜まりを見つける方が難しいレベル。

    1つの群落で間違いなく3桁は生えていました。

     

    今回視界に入ったものを全て数えれば軽く4桁にはなると思います。これだけあるなら今年全世界で発生したハナオチバタケの褐色型と紅色型の個体数にかなりの差が生まれる説。

     

    ヤマイグチ

    寒冷地のイグチと言ったらまさにヤマイグチですよね。低地でも見られるスミゾメヤマイグチと比べると、明らかに大きく立派な見た目をしています。

     

    シロヌメリイグチ

    5合目付近では本種も多く見られました。普段は3株ほど見つけるだけですが、今回は歩けば勝手に見つかるレベルで生えているので丁度良い幼菌だけを厳選して収穫できました。

     

    アミハナイグチ

    5~3合目まで、どこにでもありました。イグチとは思えない程に群生していました。

     

    アシボソムラサキハツ

    個人的に富士山で見てみたかったベニタケ属1位!

    7年前に一度見つけ、またお会いしたいなぁと思っていましたが、それ以降見つけられず。

    こんなにきのこが多いなら今回ワンチャンあるくね?と思っていたらビンゴ!

     

    まさに針葉樹林のベニタケって感じの見た目で、赤系ベニタケ属の中では明らかに高貴な雰囲気に感じます。

     

    ベニヒガサ

    ヌメリガサ科も見られ、本当に幸せです。少々古いのが残念でしたが、周囲の苔の美しさも相まってより幻想的。

     

    アンズタケ

    毎年同じような場所で見つけています。

    カメラの彩度設定を上げ過ぎたので異様にビビッドに映ってしまいましたw

     

    スバルラインの壁の割れ目からも生えているという狂気の沙汰。

    ササタケかな?あまり観察できず、軽く撮影しただけでした。

     

    と言う訳で5合目付近の時点できのこ大爆発でした。

    2では4~3合目のきのこをまとめようと思いますが、とんでもない量になるので覚悟?していてください(笑)

    単純に記事を書いている時にこの辺でうp主が付かれたので、今回はここで離脱とします。

  • カメムシ大量死

    おはようございます。

    8月18日…完全に夏休みの終焉が見えてきましたね…

    いやぁ早すぎますね(去年も言ってた)

    4週間ってこんなに早かったっけ!?と思うほどに、本日で夏休みが開始してから1ヶ月も経過してしまっています。

    当時に戻れたなら無双するでしょう(笑)

     

    今回もまた、いつもと同じようなフィールドでの探索ですが、一味違うフィールドへ

    いつものメインフィールドよりも15kmほど西側に連なる山々へ行ってきました。

    元々、個人的に縁のある山があるポイントだったので、久し振りに登ろうかな、と言った気分で訪れたのでメインは登山でしたが、思った以上に魅力的なフィールドでした。

     

    特に6、7月に訪れたら凄まじかっただろうと思いました。

    フィールドはこのような雰囲気で、普段のスギ、ヒノキ林と異なり、常緑高木が多め。そして沢が流れています。

     

    まぁまずは登山をし、その後下りながら探索をしていきます。

    ハリガネオチバタケ

    ミツバアケビ

    天然のアケビの実は初めて見ました。これは秋に採取しない手はない。更にアケビタケも生える可能性がありますからね。

    カメムシタケ

    山頂まで行ったものの、メマトイの量が凄まじく、更にどんよりとした空模様で山頂からの眺めは大したことはなく。

    下山し、探索をするとすぐに見つかりました。

    軽く50mほどの距離を見ただけですが…

     

    とにかく多い!

    もう足の踏み場がないほどにカメムシタケが発生しています。

    ツクツクボウシタケやハナサナギタケなどの比較的普通種の冬虫夏草が大発生した的な話はネットで聞いたことがありますが、こんな感じなのか🤔

     

    こんだけカメムシタケがあるなら他の冬虫夏草もあるだろうと思いましたが、信じられない程にカメムシタケしか見つかりません。

    それも全てO,nutansです。

    それどころか、冬虫夏草に限らず、カメムシタケ以外の菌類が全く見当たりません(笑)

    これは2ヶ月前に行ったら他の冬虫夏草も見つかったでしょう。

    3日後、特に予定のある日ではなかったので、本格的な調査を兼ねて、また訪れました。

    いきなり路上にカブトムシがいましたが、部活動中に見つからなくて、彼は幸運だったと思いますw(標本にされる)

    近くのクヌギに置いてあげました。

    ハナサナギタケ

    本格的に、カメムシタケを無視して探すと、予想通り見つかった普通種。普通種と言っていますが、貴重な冬虫夏草なので、割愛はしません。

    相変わらずカメムシタケはどこにでもあります(笑)

    ホソエノアカクビオレタケ

    ようやく、予想通り?でやや珍しいと言える冬虫夏草が見つかりました。

    ピンボケですね。いやぁ、マクロレンズでも捉えきれないレベルで小さいんですよ。指と比較してこの大きさ。よく見つけたなぁと思いました。

    周囲のコケに胞子体があったら確実に見落としていたと思います。

    ギロチンせずに掘り出すことに成功したので、サンプルとして持ち帰りました。小ささもそうですが、信じられない細さですよ。

     

    あっ、宿主を言い忘れましたね。宿主は恐らくハエ目の幼虫です。苔むした朽木から出ているように見えますが生えていたのは苔むした岩でした。なので一見、冬虫夏草かどうかを疑いましたが、しっかりとクビオレタケの形をしており(極めて小さいが)採取したところ生きている半透明の幼虫が周囲から出現し、彼らが宿主だと確信しました

     

    それにしてもここまで小さいとは…

  • 灼熱の野外活動🔥

    2日連続探索です。

    今回はタイトルからも分かる通り、野外活動、学校の部活動です。

    毎月1回は野外活動がある生物系の部活なので、先月はホタル&合宿、先々月は干潟などのように毎月どこかしら希望する部員は行くのですが、今月は偶々、私のメインフィールドに近い地域での活動となりました。

    と言うのも、ある博物館が毎月11日に同じ場所で林内における植物の発生状況調査を行っているらしく、顧問がその博物館の職員と知り合いだったため、部活動として部員たちも参加させて頂くことになりました。

     

    ここ2か月ほどの野外活動は干潟に行ったり、夜間の活動だったり、合宿だったりと、部員ほぼ全員が来るような活動でした。秋冬にどこかの自然公園に行くような時は少な目ですが。

    今回も、調査の後は川で遊ぶ予定になっていたのでそこそこ多くの部員が来るかと思っていましたが、帰省中の生徒が多いのか、前日の時点で4人しか参加しないこととなっていました。

    少ないなぁと顧問もため息の様子。

     

    そして当日。まさかの集合時間に集合場所に来た部員はまさかの私1人!?

    他3人が全員寝坊したらしく、私+顧問×2で一旦出発することになりました。まぁこの部活では、遅れた場合置いていくのが鉄則?となっているのでね。

    だとしても驚きました。

    確かに普段からよく来るような人が全員帰省中で行けないと言っていましたが…

     

    部員が1人というのは前代未聞だそうですw

    まぁとりあえず博物館の方々と調査。

    植物(草本類)の開花状態の調査でしたが、特に撮影するような時間もなく、私は軽くきのこを撮影しただけでした(きのこ以外も撮影せい)

    フクロツチガキ カタツムリを添えて

    オオトリノフンダマシ(蜘蛛)

    ホオベニシロアシイグチ

    ノウタケ

    カエンタケ

    最初に注意として、カエンタケが至る所に発生していると喚起がありましたが、枯れたクヌギ、コナラの根本ならもう100%レベルで見つかりました。

    そして腐ったカエンタケはどのようなものなのかと気になっていましたが、普通にカビが生え、ショボショボになっている感じでした。

    見つかります見つかります。

    1日でここまで多くのカエンタケが見つかるとは…

    博物館の方も、今年は発生が早いと仰っていましたが、7月に見つかったりと、確かに早く感じます。

    7月以前に6月にも見つけましたからね。

    ウラベニガサ科

     

    観察後は周辺の河原で自由に遊ぶらしいので、一応タックルも軽く持って来ていました。

    ただお盆休みということもあり、河原の人口密度は豊島区レベル(笑)

    至る所で人々が遊泳したりし、明確に遊泳禁止と書かれている堰ですら大量の人が浸かっています。

     

    唯一誰も泳いでいない場所があったので軽くスプーンを投げました。

    カワムツ

    3投連続できました(笑)

    上流で人々が泳ぎまくっている影響で調布市の多摩川くらい濁っています。(普段はかなり綺麗)

    そのためプレッシャーが低かったのでしょうね。

    しかし全く日陰のないポイントで投げ続けているため10分程度で身の危機を感じ、撤退。

    するとすぐに、私が投げていたポイントで泳ぎ出す人々が出現。

     

    その後、寝坊したという部員が2人来ました。1人減っていましたが。

    部活動としての野外活動は植物の調査がメインだったので、君たちは部活動外の遊びに来ただけだと顧問から言われていましたw

     

    そして予定の解散時間から1時間ほど前に、彼らは来たため、顧問と私が解散した後も、暫く川で泳いでいたそうです。

     

    後日談

    入浴中に、左腿付近に何か異物が付着していることに気づきました。

    この時点でもう何なのか大体分かりますねw

     

    はいマダニですw

    うそやろ!!もう人生で3回目なんですけど..と思いましたよ。

    これに関しては、驚くほかありませんでした。ただの自然公園のような場所で緑地を歩いていただけでしたから。

    普段なんて野生動物がいたるところにいるじめっとした沢沿いで探索しているので。そこでマダニに刺されたことなんて1度もなかったのに…捕まえたことはありますが。

     

    確かに前日は道なき沢沿いをゴリ押して探索していたのでそこで刺された可能性もありますが、なら前日に気づいているはずです。意識せずとも見える位置を刺していたため、前日の入浴中に気づかないはずがありません。

     

    ちなみに今回探索した山は某登山系アニメで主人公たちが第1話で登った低山です。(195m)

    歩けばすぐに市街地に着きます。そんな所で刺されるとは…

    吸血中のマダニに塩を盛り、窒息させて向こうから出てきてもらいました。と言っても、苦しくなり少し手前へ出てきたまだにをピンセットで摘出した感じですが。

    大きさは5mm

    吸血前は恐らく2mm程度だったのでしょうか。

    そして埼玉県なので、メインフィールドで何回か捕獲したことのあるタネガタマダニ、ヤマトマダニらへんかと思っていたのですが、どうもタカサゴキララマダニとしか思えないんですよね…

    何がやばいかって、普段捕獲する種は致死率30%のSFTSを媒介しませんが、タカサゴキララマダニは日本のマダニの中でSFTSの媒介率が最も高いと言われているんですよ。

    本来は西日本に多い種なので大丈夫だろうと思っていましたが埼玉で刺されるとは…

    某生物系youtuber風に言うと、これから2週間、ドキドキタイム(潜伏期間)ですw

  • 成功した?新規開拓

    8月に入ってからもう2回目の土曜日ですね💦

    早すぎます。本当は前回の投稿から今日までにどこか探索にでも行けたらと思っていましたが、予想以上に忙しく(野暮用)断念。

    今日明日はいい感じで時間が取れたので探索へGO!

     今回も前回と同様で沢沿いのスギ、ヒノキが多い植林地ですが、新規開拓です。

    去年の同時期、メインフィールドの西側で単純な登山をしていた際に、いい感じの沢を見つけました。当時は別で目的地があったのでスルーしましたが、水源近くの割に水量が多く、ヌメリガサ科やら虫草やら色々と多そうだなぁと感じました。

     その後特に思い出すこともなく、時は流れ、ほぼ1年後。明日はどこか探索に行こうかな~

    どこに行こうかな~ と考えていたところ、唐突にその沢のことを思い出し、今回新規開拓として訪れることに決定。

     

    そして今回の探索では、例の沢は確実にメインフィールド周辺の川へ合流すると踏んで、少々危ないことをします。それは登山道から外れて沢を下りながらきのこを探し、山の麓まで行くという、もし途中で熊に襲われた場合、○体すら発見されないレベルで危険です。

     

     

    ハチノヒメサナギタケモドキ

    あっさり冬虫夏草が見つかりました。去年の7月下旬にメインフィールドで初発見しました。

    拡大するとカエンタケ感がありますw

    アケボノオシロイタケ

    メインフィールドでもお馴染みの硬質菌。

    絶対にあるだろうなと思っていたので的中!

    個人的に上手く撮れた超お気に入りの一枚。

    ヒメシロウテナタケ

    湿った斜面ならどこでもあると言っても過言ではありませんが、改めて撮影するとより魅力的に感じるものですね。

    ヒナノヒガサ

    湿度の高いコケがあるフィールドなら毎回の如く見つかりますが物凄く久し振りに撮影した感があります。

    シュイロガサ

    また見つかりましたねぇ🙃

    やはり今年の夏はシュイロガサの当たり年?

    合宿での個体に比べるとやや劣りますが、そ!でも過去TOPレベルで完璧に近い状態でした。

    これは図鑑の画像貼り替え確定ですね。

     

    魅力的な沢でしたが、時期もあってか、大量と言えるような収穫ではありませんでしたが、こんな感じで沢の探索は終了。

    途中で事故もなく、麓まで沢を下れましたが、

    ゆったりときのこを撮影しながらでも3時間ほどで沢の終点まで行けました。

    麓に到着したと言っても、予想とは全く違う場所に到着しましたが(笑)

    3時間で下り終え、全然時間が余っているので、フィールドを変更。

    そのままいつもの植林地に行く手もありましたが、顔の周りに集まってくるコバエ(メマトイ)があまりにもひどかったので、メマトイが少なめの場所へ移動。

    先月、復帰後最初の探索でタマゴタケ等々を撮影した公園ですね。

    ツクツクボウシタケ

    やはり普通の担子菌類はほぼ枯れていましたが、やや湿った地面で、本種は見つかりました。

    油断していましたが、予想以上に土が硬く、そして宿主までの地下部の長さが平均的な個体よりも明らかに長かったため、採取は困難を極めましたが、なんとかギロチンせずに発掘成功。

     

    8月も残り僅かですね。丁度本日が夏休みの中間地点です。残りの時間は有意義な時間にしたいものです。

  • 端境期

    夏休みは偉大だぁ…ってもう8月じゃないですか!?

    8月になるだけで一気に虚無感がこみ上げてきますね..

    つい先日まで7月でしたが。やはり夏休みは、始まると薄々近づいてくる最終日、始業式に対する恐怖に付きまとわれてしまいますね。

    結局、夏休みの2週間ほど前が最も幸せな時期ではないでしょうか。

     

     先月はまさにきのこ大爆発中!と言ったくらい、あらゆるフィールドで、降水がほぼなくてもある程度の収穫が期待できる夏菌の最盛期だったと感じます。

    毎年8月に入ると、降水しても気温が下がるどころか上がり、暫くはきのこがほとんど見られない状況になってしまいますね。

     今、8月上旬はまさにその”端境期”で、普通の雑木林での外生菌根菌は全く期待できないタイミング。そういったフィールドに行ってもカラッカラな地面があるだけです。

    8月最初の探索は、降水の影響を無視できるようなメインフィールドの沢沿いを中心に行ってきました。

    と言っても、先月、先々月に比べると明らかに発生は劣り、収穫も少な目でしたが。

     

    ハナサナギタケ

    シュイロガサ

    カサの直径が約6cmと、シュイロガサ、アカヤマタケ属とは思えない程巨大だったため一見、アンズタケに見えました。スギ林にアンズタケ!?と驚きましたw

    Metarhizium cylindrosporum…的な昆虫病原菌。

    セミの成虫から発生する菌を見ると、夏も終わりに近づいてきたなぁ…と悲しくなります。

    マダニ(タネガタマダニか?)

    普通にシダの表面で静止していました。

    5月以降、気を付ける程見なくなってきたなぁと思っていましたが危うく体に付着されるところだった。

    シュイロガサ

    合宿の時にも極めて状態の良い本種を確認しましたがそれを上回る理想的な幼菌に出会えるとは….

    シュイロガサならではの束生を初めて見られました。それも売っているエノキのような生え方。

    今年の8月はシュイロガサの当たり年なのか?と思い進んでいくと…

    でかっ!?

    うそやろ!?と思わず声を出すほどに巨大ですw

    柄の長さが10cm近くいんですよ。もはやヌメリガサ科アカヤマタケ属に見えませんw

    普通に疑いました。イッポンシメジ属とかではないかと。ですが根本にある幼菌は完全にシュイロガサですし。

    成菌の外見もサイズを除けば本種と一致しますし。こんなにも巨大化することがあるんですね。梅雨の雑木林で多く見られるツルタケくらいのサイズ感でした。

    幼菌です。状態が良すぎません?

    まさにシュイロガサ!と言った最高の状態です。

    そして周囲には、何本ものシュイロガサと思われる腐ったきのこが多数。

    これは4日ほど早く来ていたらやばかったのではと思いました。

     

    そんな感じで今回の探索は終了です(短っ)

    とにかくきのこは少ないです。完全に端境期に入ったなと感じます。どこかで、最高気温が20℃台になる日が数日続けば一気に生えてくると思われますが今の所8月上旬は厳しそうです。

     

  • 合宿でもきのこを探すようです2

    合宿2日目(最終日)になりました。

    早速4時に起床し、日の出を見に行きましたが、一番早起きを進めていた顧問は、生徒を寝かすため深夜1時まで起きていたようで(結局一部生徒は3時に就寝)少々遅く起きたようです。

    私は4時起きなど余裕(笑)なはずなので、まぁ寝坊はしませんでした。

    青梅市から都心方面を見下ろす。

    太陽が出てくる方向は雲が多く、完璧な日の出ではありませんでしたが、普段はなかなか見ることのない、二次元のような写真を撮影できました。

    Vlogcamのレンズが万能すぎます。

     

    その後一旦宿に戻り、二度寝(笑)

    6時から昨夜仕掛けた落とし穴トラップを確認しに行きましたが、ゴミムシダマシが1匹入っただけでマイマイカブリ等はかすりもしませんでした。

     

    朝食を済ませ、2日目の活動です。と言っても、昨日とほぼ同じような登山ですが。

    ただ1日目の山に比べると、沢があるわけではなく、乾燥しているので期待値は低めでした。

    ですが意外と多かったかな?と感じました。

    ザラツキキヤマタケ

    10月に撮影したものを図鑑に載せていますが、その時も青梅市での発見でした。

    日本語サイトではあまりに情報が少なく、正確性に欠けますが、ザラツキキヤマタケで合っている自身があります。

    アカイボカサタケ

    昨日はキイボ、ダイダイが見つかり、今回でアカも見つかったので、シロも見つけイボカサ4兄弟を合宿でコンプリートしたかったのですが、シロイボカサタケは見つかりませんでした。

    フモトニガイグチ

    一見、ススケヤマドリタケを期待しましたが、裏を見て少々がっかり。

    ただフモトニガイグチは初撮影だったので十分満足ですけどね。

    コンイロイッポンシメジ

    スギ林に突然目が覚めるようなコットンブルーのきのこがあり、少々驚きましたが、ヒダの色を見て納得。イッポンシメジ属ならスギ林よく出ますからね。

    マツオウジ

    特有の爽やかな針葉樹の香りを友人にも嗅いでもらったが、特に何も感じなかったという。

     

    山頂

    ここは日の出町らしい。

     

    暑すぎるので、皆、意識を保つことに精一杯で下山。

    予定よりもかなり早く下山となったので、昼食時に利用する宿で1.5時間ほど涼んでいました。

     

    昼食を終えると、宿を後にし、2日間お世話になった山ともお別れ。

    ロープウェイで下山し、駅まで移動。

    最後に駅の前を流れる多摩川で遊ぶ時間が設けられましたが、激流過ぎるので泳ぐことは禁止。

    私は泳ぐ気はありませんでしたが。

    激流の浅瀬で、石をひっくり返しても、ヒゲナガカワトビケラくらいしか見つからないので、無理に日向にとどまらず、周囲の藪で少しきのこを探しました。

     

    アイバカラハツモドキ

    巨大なキチチタケのような雰囲気ですが、乳液が黄色く変色しない。

    予想以上に巨大だった。

    カメムシタケ(森林型)

    最後に冬虫夏草でも見つけたいなぁと思って集中していると、あっさりカメムシタケが見つかりました。

    環境的にO,asianaかと思いましたがO,nutansの方でした。

    今年はカメムシタケに恵まれている気がします。

     

    そんな感じで合宿は終了しました。

    後半は暑さに耐えることで精一杯レベルでしたが、多くの菌類、そして節足動物等を大勢で探し、知識を共有しあえた、充実した時間だったと感じました。

     

    これが最後の合宿だと考えると心が病みそうになりますが、楽しんだ者勝ち!