ドクツルタケ Amanita virosa

針葉樹林(マツ、モミなど)広葉樹林(ブナ科)

夏~秋

超猛毒

2024年8月撮影 山梨県

 

カサ

始めは卵型だが、成長すると中央がやや盛り上がった形に開く。純白色で平滑で湿時は弱い粘性を持つ。乾くと絹状の光沢が生じる。

純白色で表面は繊維状のささくれが生じる。上部に膜状のツバを持つ。ツバの上部はささくれを持たない。基部には袋状のツボを持つ。

ヒダ

純白色で密。柄に離生する。

うp主からのコメント

汚れを知らない、純白で清楚な姿をした本種は、言うまでもない世界最強の毒きのこ。食べようものなら1本だろうと他界レベルなので、様々なメディアで何度も取り上げられています。

低地の雑木林で見つかる小型の個体は、ニオイドクツルタケやアケボノドクツルタケなどと言った別種である場合が多く、このページの画像は亜高山帯の針葉樹林、高原のブナ林で撮影したものとなります。とにかくでかい、凄まじい迫力です。見渡す限り緑色のコケに覆われ、霧が立ち込む静かな針葉樹林で妖しく根を伸ばす、白く巨大なその姿はまさに「死の天使」。

正確にドクツルタケ!と言えるような個体は、それなりに標高の高い場所で見つかることの方が明らかに多いようです。やや低地の雑木林でも、アケボノでもニオイでもない無印ドクツルタケと思われる個体を何度か確認していますが、別種の可能性が高いため非掲載としました。

 

2024年8月撮影 山梨県

2024年8月撮影 山梨県

2024年8月撮影 山梨県

2024年8月撮影 山梨県

2024年8月撮影 山梨県

2024年8月撮影 山梨県

2023年9月撮影 山梨県

2023年9月撮影 山梨県