
2026年8月撮影 埼玉県
発生場所
ハエ等の昆虫の幼虫
発生時期
夏
生活型
寄生菌
食毒
不明
夏、沢沿い等湿った環境の苔の下に生息している極めて小型のハエの幼虫などから発生する、平均高さ1cm以下の極めて小さな冬虫夏草。岩の表面を覆う苔のマット上で見つかることが多い。一見すると苔の胞子体に見えるが、凝視するとサビイロクビオレタケやムラサキクビオレタケなどのような首折れ型の子実体と、明確な子嚢殻を確認できる。他の冬虫夏草に比べて子嚢殻が大きい。

2026年8月撮影 埼玉県
沢沿いの苔むした岩から発生していた。子実体の基部では苔の下に生息する極めて小型なハエ等の幼虫と接続している。子実体は朱色~緋色で高さは平均1cm以下、成熟個体は上部に1~3つ程度の結実部を持ち、結実部の位置で折れ曲がる。先端は鋭い。成熟個体の結実部には先端の尖った子嚢殻が数個生じる。

2024年8月撮影
根本では、子実体とほぼ同色の宿主と接続している。苔の下に生息する肉眼での視認が難しい程に小さなハエの幼虫などが宿主であると考えられる。

2024年8月撮影
首折れ構造の凸側には数個の子嚢殻がある。他の冬虫夏草と比べると子嚢殻が明瞭。

2026年8月撮影 埼玉県
近縁種であるサビイロクビオレタケ等と比較すると子嚢殻が大きい。

2026年8月撮影 埼玉県
未成熟個体は首折れ構造を持たない線状の子実体で、苔の胞子体との識別が難しい。

2026年8月撮影 埼玉県