自作ロッドの話など

7月になりましたね。最後の投稿からそこそこ間が空きましたが、少なくとも今月は週2くらいで記事の更新ができそうな気がします。

本日は七夕ですが、七夕といえば短冊、短冊といえば竹、竹といえばーーーロッドです(笑)

自分はかなり前からロッドの自作をしてきていましたが最近はメインとして使用できるほど完成度の高いロッドが作れるようになりました。もともとロッドを自作したいと思ったときに真っ先に思い浮かんだ素材が竹でその影響もありカーボンロッド、グラスロッドに抵抗が生まれた時期もあったぐらいですが、あくまで職人の和竿制作というより趣味でロッドを自作している感じです。

 

まぁyoutubeの動画でも結構自作ロッドを使っているのですが製造の様子などは全く触れてこなかったのでこの記事で少し紹介します。

 

 制作に使う道具などは全て挙げるときりがないので一部ですが、こんな感じです。リールシート、ガイドは主にAmazonで購入しています。特にリールシートの方は全く拘りがなく、とりあえずコルクとセットになっている中国産のやつを使ってますw

 ガイドもセットになっているのを購入、こちらも中国産と思われる安めのやつが多めですが最近は富士工業の製品も使用しています。理由はPEラインの使いやすさや糸の放出の良さを重視しているのではなくガイド本体の軽さを重視しています。正直自分はハードガイドと呼ばれる安いガイドでPEラインを使うとガイドが削れるなどと感じたことはなく、糸の放出もあまり変わらないなと思っているので。

 そしてガイドの固定などに使うスレッドは極細をメインに使用しています。固定する際エポキシコートなどでコーティングすることが一般的ですが和竿ということで私は漆をつかっています。まぁかぶれにくい合成漆ですが。

 

次は使用している竹ですが、主に3種類を使用、素材は全て野外で採取してきたものです。

 1種類目は篠竹、丸節竹とも呼ばれます。アズマネザサやその近縁種などです。他の竹に比べて胴調子すぎず、軽い。そんな竹です。また肉薄なので加工がしやすいです。採取した場所や種類によって節の起伏や節間の長さなどが異なり色々試すと面白いです。少し田舎の方に行くと河川敷で藪を形成している雑草のような竹です。

 

 2種類目は矢竹です。比較的山間にあります。篠竹に似ていますが葉が大きく枝が1つの節から1本しか出ません。篠竹より太く長いです。竹の中ではかなり高弾性でカーボンロッドに近い使用感です。ただ胴調子なのでバット部分に使用した時が一番使い心地が良いと感じます。

ただ長めで少し強めのロッドなどに使う場合ティップも使えます。

 

そして3種類目はスズタケ、和竿職人は高野竹と呼びます。高野山周辺でよく取れたことからこの名前が付きました。ぱっと見竹というよりもただの笹ですが、意外にも肉厚で高強度です。

節の起伏が少ない、個体によってはほぼなく、非常にロッドに向いている素材ですが主に標高800m以上に生えることが多く、入手がしずらいです。自分は渓流釣りに行った際標高500mほどの場所で偶然発見することができ、かなりストックがあります。ティップが太いのでソリッドティップを入れることが多いです。ただバット部分に使えるほど太い個体はめったにありません。四国や西日本の太平洋側の山にはかなり長いのがあるそうです。

 

素材はこんな感じです。

 

次は竹の処r…と行きたいところですが今回はここで離脱とします。

新しくサイトに自作ロッドのページでも作ろうかな。

まぁ近々更新するので楽しみにしていてください!

 

では!

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