富士山での探索…

 

 8月6日、ちょうど1週間前ですね。富士山へ遠征に行ってきました。毎年最低でも1回は訪れている富士山で、一昨年は8月23日、去年は7月18日に行きました。前者ではハナイグチ、ショウゲンジ、キハツタケ、アカハツ、タマゴタケ、アブラシメジモドキなどの地元では絶対にない優秀な食菌を採取でき、+でニシキタケ、ベニヒガサなどの被写体として優秀な種も多く発見できました。まぁその当時はweb上で図鑑を作成しようとは思っていなかったのでそれらのページはありませんが。

 そして後者ではより夏の食菌を見つけたく7月中旬に訪れたのですが少し滑った感がありました。例年よりも雨が降っていないタイミングで行ったのもあり、2021年ほど多くは取れませんでしたし、目当ての種もほとんど見つかりませんでしたが、ヤマイグチ、ススケヤマドリタケなどを見つけることができ、かなり良い記憶があります。

 

今年は何が目当てか?それは亜高山帯針葉樹林特有のクヌギタケ科、ヌメリガサ科など被写体として優秀な種です。+でタマゴタケなどの食菌も見つけたいなと思ってました。

 

まぁそんな感じで富士山へGO!

今回は観察会(コ口十の影響で近年はほぼ行けてない)で知り合った方との遠征です。

新宿から高速バスで森林限界の少し下のエリアへ向かい、そこから下っていくスタイルで探していきます。現地の気温は20℃、降りた瞬間突然悪寒に襲われたかのような感覚になり、上着を持ってきて正解でした。

 

それなりに雨も降っていたようなので期待はしたものの…

思った以上に見つかりません。普段ならカラマツチチタケがすぐにみつかる入口ですがなにもありませんでした。まぁ苔むしたエリアに行けば大丈夫だろうと思い探していると

 

シロハツを発見。雰囲気だけで遠くからでもすぐにシロハツとわかりました。

やはり針葉樹林に生える個体の方が広葉樹林の個体に比べ大き目な黄がします。

 

次はクロハツの仲間を発見。ヒダの密度が微妙なのでクロハツ系の何かという形にしておきます。

 

思った以上にきのこが見つからないので普段は見られないヒノキゴケなどに夢中になっていましたが、鮮やかなオレンジ色のきのこを発見。

カラマツチチタケです。富士山に来たからには状態の良い個体の撮影をし、図鑑に追加したいところでしたがこの1本だけでは無理そうでした。

おいしそうな見た目ですが辛味があり食不適です。

 

 

カレエダタケモドキです。シロソウメンタケに似ますが、枝分かれします。モドキ無しの方はより細かく、樹のような分岐をします。

 

そして入山開始から1時間ほど経過したところで急に雨が降り出しました。どうせすぐ止むだろうと思っているとすぐに止みました。

 

斜面からまるでどら焼きのようなアミハナイグチが生えてました。季節関係もありますが、富士山では大量にアミハナイグチが取れる日もあり、一昨年はかなり収穫できた記憶があります。去年、今年は夏に来たので1本だけでした。

 

少しピンボケしましたがカラマツベニハナイグチです。柄が中空だとウツロベニハナイグチとなります。これもこの2本だけでした。

 

このあたりから雨がまた降り出し、どうせさっきみたいにすぐ止むと思いましたが強まる一方。一旦東屋に避難し少し収まったので再開。

 

こんな感じで霧も凄まじくなってきました…

 

ここからしばらくは溶岩地帯になりきのこはないので滑って転倒しそうになるを繰り返しながら下って行きました。

 

しばらく溶岩地帯を下り森林のエリアへ到着。すぐにアンズタケを1本見つけました。

普段は何本も取れますがまさかの1本のみ。

 

次にクロハツモドキと思われるベニタケ属を発見。裏返しませんでしたがヒダの密度的にクロハツモドキである可能性が高いと感じます。

 

全体的に画像が暗めになってしまいましたが(色調節しろ)、カワリハツもありました。

ただ正確にはカワリハツかどうかは不明です。撮影だけして裏は見ていないのでウグイスハツの可能性もあります。経験上カサだけでカワリハツと判断させていただきました。

 

その後はさらに下っていく予定でしたがあまりに雨が強まったので、私だけでの探索でしたら迷わずいつも通り下ってましたが今回は私以外にも数名いるのでバス停、お食事処も近いので昼食をとり、上の道路へ戻ることに。

 

毎回このあたりで私が今回撮影したかったオウバイタケやナメアシタケが見つかるのですが今回ばかりは見つからず。少し残念でしたが移動中に巨大な赤いきのこが

 

ハクサンアカネハツと呼ばれるベニタケ属のRussula paludosaです。亜高山帯のハイマツ樹下で見られる大型の赤いベニタケです。カサのくぼみ付近が少し黄色味を帯びます。

見つけた瞬間、あっ!撮影したかったやつだ!と本種の存在を思い出しました。

少し古めでしたが撮影できてよかったです。

 

その後道路へと戻ったのですが…

もう見えませんね(笑)霧が濃化しまくってました。半径約7m以上先は全く見えません。画像では伝わりにくいですが他の登山者が歩いてきた時、白煙の中から突然目の前に人が現れる、そんな感じでしたw

普通にこんな濃霧は初めてでした。

 

 

その後はまだバスまで時間があったので周辺で雨、霧ならではの写真を撮って楽しんでいました。この時は雨霧でよかったなと感じ、特にお気に入りの画像がこちら↓

 

なんか…インスピレーションを与える系BGMの画像として使えそうですね(笑)

自分で言うのもあれですが。

 

そしてバスが来たので富士山駅まで乗りました。ただここのバスで座ることができず駅まで立った状態で寝てましたが、駅に着けました。

駅で降り立った瞬間の温度差は凄まじすぎましたねw

突然20℃代から30℃代になったのでね。

 

そんな感じで富士山探索は終わりました。一番見つけたかった種は見つかりませんでしたが、雨、濃霧という中での探索は辛さもあるものの幻想的な経験をすることができて良かったです。

 

まぁ目当ての種は富士山限定ではありませんしそのうちどこかで撮影しましょう。

 

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