10月も半ばに差し掛かり、随分と秋めいてきましたね。
前日のフィールドでテングタケ属やイグチ系の確認が少なく、シーズンの終わりが見えてきていることを感じてきたところで、普段冬虫夏草を探す植林地へ行ってきました。
今回は登山道沿いの沢でカワムツ釣りもしましたがきのこ狩りとともに内容が分厚いのでそちらは次の記事で投稿します。
入口からすぐに確認したスギエダタケ
ほぼ全エリアで確認できました。10月中旬でこの発生量なら11月は大爆発するでしょうw
ニガクリタケ
7月から目撃する回数が少なったと感じましたが10月に入り再びどこでも見られるように
ハラタケ科
ワタカラカサタケのような雰囲気ですが柄に極めて強い粘性があります。カサに粘性はほぼなくこのフィールドでよく確認する不明種です。
去年に見つけたポイントで狙い通りに発見!!
ハタケシメジです。個人的に食べる面で好きなきのこの最上位層です(笑)
やはりハタケシメジの肉厚感、独特のシメジ臭が堪りませんね。
そして林道を挟んでハタケシメジの反対側ではキツブナラタケ!
去年は3桁レベルで大発生していましたが今回は数本だけでした。
スギ材から生えているようですが周りの木にも感染し、アジサイの幹からも出ている個体もありました。
次は猛毒種を確認。
ヒメアジロガサ(モドキ)です。モドキとの識別は顕微鏡レベルになります。このフィールドで見つかりそうだなと思いながらも見つけられずに何年も経過、ようやく確認できました。
猛毒種なので撮影するだけですが。
ナラタケなど、間違えられることのある食菌と比べると何かか弱い印象で、色やカサの尖り具合もやや不気味?と感じます。
その後一番似ている食用種のセンボンイチメガサも見つからないかな~と思いながらさらに登っていると…
ありましたw
7月にカメムシタケを発見し、来る度に観察していた倒木がびっしりと埋め尽くされていましたw
カメムシタケは消えていましたが長年通っているフィールド、何度も見てきた倒木が突然、大量のきのこで覆われており普通に笑いました。
何気にセンボンイチメガサは食べたことがなかったので収穫。
ちなみに冬虫夏草はカメムシタを少し進んだところで確認。
夏休み最後の探索で訪れた広葉樹林のエリアにも入っていきます。
ウラベニホテイシメジなどを期待したもののザラミノヒトヨタケが数本あっただけ、諦めて林道に出たところの落ち葉溜まりで今年初、ムラサキシメジも確認できました♪
ほぼ誰も通らないと思われる謎の林道へ
するとすぐにハタケシメジが3本を確認。
やや小さめですが状態も良いので採s…
な、なにっ…
まさか道の真ん中で群生しているではないですか!?
しかも全て無傷。いかに人が入らない道ということが分かります。
まさかの図鑑でしか見たことのない株立に興奮していたのですが…
林道の端から何かが見えたような…
笑うしかありませんでしたw
林道の横を流れる沢の斜面にも大発生していますw
ここまでくるとこれが現実なのか疑わしくなるレベルです。
しかもほぼ全ての個体に虫食いなどもなく、完璧すぎる状態です。しかもデカい。
ただしその後追い打ちをかけるように…
20mほど先に何やら黄色い物体が多数…
まさか本当にここに生えるとは思わなかった!
コガネタケです!
何となく生えそうな気がするな…と思っていた林道でしたがハタケシメジの大群生と続いてもはや笑う以外の反応ができませんでしたw
食べたことは無論なかったので10本ほど採取。
その後ハタケシメジは先ほどの林道だけでなくほどほどに登山者が通る林道でも多数確認できました。
この時点で30本以上のハタケシメジを収穫しておりこれ以上は多すぎるので後半で見つけた個体はスルー。
まさかハタケシメジが取れすぎてスルーする時が来るなんて
極めて状態の良いキツネノチャブクロ(ホコリタケ)も採取!
そして2年前にこのフィールドで確認したムラサキシメジ属もありました。
より詳細な撮影がしたかった種だったので嬉しく撮影。
ムラサキシメジ属の不明種としていますがハタシメジが近いと感じます。
“ハタケ”シメジではなく”ハタ”シメジです。
コムラサキシメジにしてはヒダが密すぎたり色が薄すぎたりしますし…
ハタシメジもネット上に情報が少なく判断しにくい所です。
というわけで今回の探索は終了しました。
まさかのハタケシメジとコガネタケの大群生やセンボンイチメガサ、スギエダタケなど過去TOPレベルの神回でした。
暫くきのこだけで生活できそうですw
久しぶりのフィールドとなりましたがそろそろ秋の終わり、きのこシーズンの終わりを感じてきましたね…
まだまだこれからの種も多いので体調を崩さずに、定期的にフィールドは足を運べたらと思います!
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