きのこ

  • カメムシ大量死

    おはようございます。

    8月18日…完全に夏休みの終焉が見えてきましたね…

    いやぁ早すぎますね(去年も言ってた)

    4週間ってこんなに早かったっけ!?と思うほどに、本日で夏休みが開始してから1ヶ月も経過してしまっています。

    当時に戻れたなら無双するでしょう(笑)

     

    今回もまた、いつもと同じようなフィールドでの探索ですが、一味違うフィールドへ

    いつものメインフィールドよりも15kmほど西側に連なる山々へ行ってきました。

    元々、個人的に縁のある山があるポイントだったので、久し振りに登ろうかな、と言った気分で訪れたのでメインは登山でしたが、思った以上に魅力的なフィールドでした。

     

    特に6、7月に訪れたら凄まじかっただろうと思いました。

    フィールドはこのような雰囲気で、普段のスギ、ヒノキ林と異なり、常緑高木が多め。そして沢が流れています。

     

    まぁまずは登山をし、その後下りながら探索をしていきます。

    ハリガネオチバタケ

    ミツバアケビ

    天然のアケビの実は初めて見ました。これは秋に採取しない手はない。更にアケビタケも生える可能性がありますからね。

    カメムシタケ

    山頂まで行ったものの、メマトイの量が凄まじく、更にどんよりとした空模様で山頂からの眺めは大したことはなく。

    下山し、探索をするとすぐに見つかりました。

    軽く50mほどの距離を見ただけですが…

     

    とにかく多い!

    もう足の踏み場がないほどにカメムシタケが発生しています。

    ツクツクボウシタケやハナサナギタケなどの比較的普通種の冬虫夏草が大発生した的な話はネットで聞いたことがありますが、こんな感じなのか🤔

     

    こんだけカメムシタケがあるなら他の冬虫夏草もあるだろうと思いましたが、信じられない程にカメムシタケしか見つかりません。

    それも全てO,nutansです。

    それどころか、冬虫夏草に限らず、カメムシタケ以外の菌類が全く見当たりません(笑)

    これは2ヶ月前に行ったら他の冬虫夏草も見つかったでしょう。

    3日後、特に予定のある日ではなかったので、本格的な調査を兼ねて、また訪れました。

    いきなり路上にカブトムシがいましたが、部活動中に見つからなくて、彼は幸運だったと思いますw(標本にされる)

    近くのクヌギに置いてあげました。

    ハナサナギタケ

    本格的に、カメムシタケを無視して探すと、予想通り見つかった普通種。普通種と言っていますが、貴重な冬虫夏草なので、割愛はしません。

    相変わらずカメムシタケはどこにでもあります(笑)

    ホソエノアカクビオレタケ

    ようやく、予想通り?でやや珍しいと言える冬虫夏草が見つかりました。

    ピンボケですね。いやぁ、マクロレンズでも捉えきれないレベルで小さいんですよ。指と比較してこの大きさ。よく見つけたなぁと思いました。

    周囲のコケに胞子体があったら確実に見落としていたと思います。

    ギロチンせずに掘り出すことに成功したので、サンプルとして持ち帰りました。小ささもそうですが、信じられない細さですよ。

     

    あっ、宿主を言い忘れましたね。宿主は恐らくハエ目の幼虫です。苔むした朽木から出ているように見えますが生えていたのは苔むした岩でした。なので一見、冬虫夏草かどうかを疑いましたが、しっかりとクビオレタケの形をしており(極めて小さいが)採取したところ生きている半透明の幼虫が周囲から出現し、彼らが宿主だと確信しました

     

    それにしてもここまで小さいとは…

  • 灼熱の野外活動🔥

    2日連続探索です。

    今回はタイトルからも分かる通り、野外活動、学校の部活動です。

    毎月1回は野外活動がある生物系の部活なので、先月はホタル&合宿、先々月は干潟などのように毎月どこかしら希望する部員は行くのですが、今月は偶々、私のメインフィールドに近い地域での活動となりました。

    と言うのも、ある博物館が毎月11日に同じ場所で林内における植物の発生状況調査を行っているらしく、顧問がその博物館の職員と知り合いだったため、部活動として部員たちも参加させて頂くことになりました。

     

    ここ2か月ほどの野外活動は干潟に行ったり、夜間の活動だったり、合宿だったりと、部員ほぼ全員が来るような活動でした。秋冬にどこかの自然公園に行くような時は少な目ですが。

    今回も、調査の後は川で遊ぶ予定になっていたのでそこそこ多くの部員が来るかと思っていましたが、帰省中の生徒が多いのか、前日の時点で4人しか参加しないこととなっていました。

    少ないなぁと顧問もため息の様子。

     

    そして当日。まさかの集合時間に集合場所に来た部員はまさかの私1人!?

    他3人が全員寝坊したらしく、私+顧問×2で一旦出発することになりました。まぁこの部活では、遅れた場合置いていくのが鉄則?となっているのでね。

    だとしても驚きました。

    確かに普段からよく来るような人が全員帰省中で行けないと言っていましたが…

     

    部員が1人というのは前代未聞だそうですw

    まぁとりあえず博物館の方々と調査。

    植物(草本類)の開花状態の調査でしたが、特に撮影するような時間もなく、私は軽くきのこを撮影しただけでした(きのこ以外も撮影せい)

    フクロツチガキ カタツムリを添えて

    オオトリノフンダマシ(蜘蛛)

    ホオベニシロアシイグチ

    ノウタケ

    カエンタケ

    最初に注意として、カエンタケが至る所に発生していると喚起がありましたが、枯れたクヌギ、コナラの根本ならもう100%レベルで見つかりました。

    そして腐ったカエンタケはどのようなものなのかと気になっていましたが、普通にカビが生え、ショボショボになっている感じでした。

    見つかります見つかります。

    1日でここまで多くのカエンタケが見つかるとは…

    博物館の方も、今年は発生が早いと仰っていましたが、7月に見つかったりと、確かに早く感じます。

    7月以前に6月にも見つけましたからね。

    ウラベニガサ科

     

    観察後は周辺の河原で自由に遊ぶらしいので、一応タックルも軽く持って来ていました。

    ただお盆休みということもあり、河原の人口密度は豊島区レベル(笑)

    至る所で人々が遊泳したりし、明確に遊泳禁止と書かれている堰ですら大量の人が浸かっています。

     

    唯一誰も泳いでいない場所があったので軽くスプーンを投げました。

    カワムツ

    3投連続できました(笑)

    上流で人々が泳ぎまくっている影響で調布市の多摩川くらい濁っています。(普段はかなり綺麗)

    そのためプレッシャーが低かったのでしょうね。

    しかし全く日陰のないポイントで投げ続けているため10分程度で身の危機を感じ、撤退。

    するとすぐに、私が投げていたポイントで泳ぎ出す人々が出現。

     

    その後、寝坊したという部員が2人来ました。1人減っていましたが。

    部活動としての野外活動は植物の調査がメインだったので、君たちは部活動外の遊びに来ただけだと顧問から言われていましたw

     

    そして予定の解散時間から1時間ほど前に、彼らは来たため、顧問と私が解散した後も、暫く川で泳いでいたそうです。

     

    後日談

    入浴中に、左腿付近に何か異物が付着していることに気づきました。

    この時点でもう何なのか大体分かりますねw

     

    はいマダニですw

    うそやろ!!もう人生で3回目なんですけど..と思いましたよ。

    これに関しては、驚くほかありませんでした。ただの自然公園のような場所で緑地を歩いていただけでしたから。

    普段なんて野生動物がいたるところにいるじめっとした沢沿いで探索しているので。そこでマダニに刺されたことなんて1度もなかったのに…捕まえたことはありますが。

     

    確かに前日は道なき沢沿いをゴリ押して探索していたのでそこで刺された可能性もありますが、なら前日に気づいているはずです。意識せずとも見える位置を刺していたため、前日の入浴中に気づかないはずがありません。

     

    ちなみに今回探索した山は某登山系アニメで主人公たちが第1話で登った低山です。(195m)

    歩けばすぐに市街地に着きます。そんな所で刺されるとは…

    吸血中のマダニに塩を盛り、窒息させて向こうから出てきてもらいました。と言っても、苦しくなり少し手前へ出てきたまだにをピンセットで摘出した感じですが。

    大きさは5mm

    吸血前は恐らく2mm程度だったのでしょうか。

    そして埼玉県なので、メインフィールドで何回か捕獲したことのあるタネガタマダニ、ヤマトマダニらへんかと思っていたのですが、どうもタカサゴキララマダニとしか思えないんですよね…

    何がやばいかって、普段捕獲する種は致死率30%のSFTSを媒介しませんが、タカサゴキララマダニは日本のマダニの中でSFTSの媒介率が最も高いと言われているんですよ。

    本来は西日本に多い種なので大丈夫だろうと思っていましたが埼玉で刺されるとは…

    某生物系youtuber風に言うと、これから2週間、ドキドキタイム(潜伏期間)ですw

  • 成功した?新規開拓

    8月に入ってからもう2回目の土曜日ですね💦

    早すぎます。本当は前回の投稿から今日までにどこか探索にでも行けたらと思っていましたが、予想以上に忙しく(野暮用)断念。

    今日明日はいい感じで時間が取れたので探索へGO!

     今回も前回と同様で沢沿いのスギ、ヒノキが多い植林地ですが、新規開拓です。

    去年の同時期、メインフィールドの西側で単純な登山をしていた際に、いい感じの沢を見つけました。当時は別で目的地があったのでスルーしましたが、水源近くの割に水量が多く、ヌメリガサ科やら虫草やら色々と多そうだなぁと感じました。

     その後特に思い出すこともなく、時は流れ、ほぼ1年後。明日はどこか探索に行こうかな~

    どこに行こうかな~ と考えていたところ、唐突にその沢のことを思い出し、今回新規開拓として訪れることに決定。

     

    そして今回の探索では、例の沢は確実にメインフィールド周辺の川へ合流すると踏んで、少々危ないことをします。それは登山道から外れて沢を下りながらきのこを探し、山の麓まで行くという、もし途中で熊に襲われた場合、○体すら発見されないレベルで危険です。

     

     

    ハチノヒメサナギタケモドキ

    あっさり冬虫夏草が見つかりました。去年の7月下旬にメインフィールドで初発見しました。

    拡大するとカエンタケ感がありますw

    アケボノオシロイタケ

    メインフィールドでもお馴染みの硬質菌。

    絶対にあるだろうなと思っていたので的中!

    個人的に上手く撮れた超お気に入りの一枚。

    ヒメシロウテナタケ

    湿った斜面ならどこでもあると言っても過言ではありませんが、改めて撮影するとより魅力的に感じるものですね。

    ヒナノヒガサ

    湿度の高いコケがあるフィールドなら毎回の如く見つかりますが物凄く久し振りに撮影した感があります。

    シュイロガサ

    また見つかりましたねぇ🙃

    やはり今年の夏はシュイロガサの当たり年?

    合宿での個体に比べるとやや劣りますが、そ!でも過去TOPレベルで完璧に近い状態でした。

    これは図鑑の画像貼り替え確定ですね。

     

    魅力的な沢でしたが、時期もあってか、大量と言えるような収穫ではありませんでしたが、こんな感じで沢の探索は終了。

    途中で事故もなく、麓まで沢を下れましたが、

    ゆったりときのこを撮影しながらでも3時間ほどで沢の終点まで行けました。

    麓に到着したと言っても、予想とは全く違う場所に到着しましたが(笑)

    3時間で下り終え、全然時間が余っているので、フィールドを変更。

    そのままいつもの植林地に行く手もありましたが、顔の周りに集まってくるコバエ(メマトイ)があまりにもひどかったので、メマトイが少なめの場所へ移動。

    先月、復帰後最初の探索でタマゴタケ等々を撮影した公園ですね。

    ツクツクボウシタケ

    やはり普通の担子菌類はほぼ枯れていましたが、やや湿った地面で、本種は見つかりました。

    油断していましたが、予想以上に土が硬く、そして宿主までの地下部の長さが平均的な個体よりも明らかに長かったため、採取は困難を極めましたが、なんとかギロチンせずに発掘成功。

     

    8月も残り僅かですね。丁度本日が夏休みの中間地点です。残りの時間は有意義な時間にしたいものです。

  • 合宿でもきのこを探すようです2

    合宿2日目(最終日)になりました。

    早速4時に起床し、日の出を見に行きましたが、一番早起きを進めていた顧問は、生徒を寝かすため深夜1時まで起きていたようで(結局一部生徒は3時に就寝)少々遅く起きたようです。

    私は4時起きなど余裕(笑)なはずなので、まぁ寝坊はしませんでした。

    青梅市から都心方面を見下ろす。

    太陽が出てくる方向は雲が多く、完璧な日の出ではありませんでしたが、普段はなかなか見ることのない、二次元のような写真を撮影できました。

    Vlogcamのレンズが万能すぎます。

     

    その後一旦宿に戻り、二度寝(笑)

    6時から昨夜仕掛けた落とし穴トラップを確認しに行きましたが、ゴミムシダマシが1匹入っただけでマイマイカブリ等はかすりもしませんでした。

     

    朝食を済ませ、2日目の活動です。と言っても、昨日とほぼ同じような登山ですが。

    ただ1日目の山に比べると、沢があるわけではなく、乾燥しているので期待値は低めでした。

    ですが意外と多かったかな?と感じました。

    ザラツキキヤマタケ

    10月に撮影したものを図鑑に載せていますが、その時も青梅市での発見でした。

    日本語サイトではあまりに情報が少なく、正確性に欠けますが、ザラツキキヤマタケで合っている自身があります。

    アカイボカサタケ

    昨日はキイボ、ダイダイが見つかり、今回でアカも見つかったので、シロも見つけイボカサ4兄弟を合宿でコンプリートしたかったのですが、シロイボカサタケは見つかりませんでした。

    フモトニガイグチ

    一見、ススケヤマドリタケを期待しましたが、裏を見て少々がっかり。

    ただフモトニガイグチは初撮影だったので十分満足ですけどね。

    コンイロイッポンシメジ

    スギ林に突然目が覚めるようなコットンブルーのきのこがあり、少々驚きましたが、ヒダの色を見て納得。イッポンシメジ属ならスギ林よく出ますからね。

    マツオウジ

    特有の爽やかな針葉樹の香りを友人にも嗅いでもらったが、特に何も感じなかったという。

     

    山頂

    ここは日の出町らしい。

     

    暑すぎるので、皆、意識を保つことに精一杯で下山。

    予定よりもかなり早く下山となったので、昼食時に利用する宿で1.5時間ほど涼んでいました。

     

    昼食を終えると、宿を後にし、2日間お世話になった山ともお別れ。

    ロープウェイで下山し、駅まで移動。

    最後に駅の前を流れる多摩川で遊ぶ時間が設けられましたが、激流過ぎるので泳ぐことは禁止。

    私は泳ぐ気はありませんでしたが。

    激流の浅瀬で、石をひっくり返しても、ヒゲナガカワトビケラくらいしか見つからないので、無理に日向にとどまらず、周囲の藪で少しきのこを探しました。

     

    アイバカラハツモドキ

    巨大なキチチタケのような雰囲気ですが、乳液が黄色く変色しない。

    予想以上に巨大だった。

    カメムシタケ(森林型)

    最後に冬虫夏草でも見つけたいなぁと思って集中していると、あっさりカメムシタケが見つかりました。

    環境的にO,asianaかと思いましたがO,nutansの方でした。

    今年はカメムシタケに恵まれている気がします。

     

    そんな感じで合宿は終了しました。

    後半は暑さに耐えることで精一杯レベルでしたが、多くの菌類、そして節足動物等を大勢で探し、知識を共有しあえた、充実した時間だったと感じました。

     

    これが最後の合宿だと考えると心が病みそうになりますが、楽しんだ者勝ち!

  • 合宿でもきのこを探すようです1

    7月も早いものでもう最終週ですね。

    現在、所謂夏休みと言った所ですが、夏休みの中でも7月が終わるまでの時間が一番楽しいと思います。

    8月にもなると、日照時間も徐々に短くなっていき、ただただ熱いだけの日々になってしまいますからね…

    それに比べ7月は、まだ梅雨の名残を感じられ、日照時間も1年の中で最も長いタイミングなのでね。

    まだ夏休みは始まったばっかり、と言う感覚でいられるのも7月中だけですし。

     

    7月28日、29日で東京都青梅市の方に学校の部活動の方で合宿に行ってきました。

    去年は三浦半島の方に行っていたのですが記事はありません。

    主に登山をし、多くの生命を学ぶことが目的の合宿ですが、何をメインに探すか、部員は1人1人決める必要があるようです。ちなみに部員は30人ほど

    まぁ、私はきのこになるよね、って話。

     

    カエンタケ

    いきなり最凶毒菌が見つかりましたw

    最近はどこにでもありすぎるのでそこまで驚くことではありませんでしたが。

    ウスタケ

    コウヤノマンネングサ

    日本最大の苔。顧問が、コウヤノマンネングサの生える場所があると仰っていたが、道路の横の湿った法面と言った、思った以上に人工的な場所に生えていて驚いた。

    スミゾメヤマイグチ

    コウモリタケ

    ニガイグチモドキ

    センボンイチメガサ

    人生で見たセンボンイチメガサ史上最も美形でしたが、宿泊中に冷蔵庫などが使えないので採取は断念。味噌汁で極めて美味なんですけどね。それ以前に夏に発生を確認できるとは。

    ヒノキゴケ

    ミズゴケには及びませんが、人生で見てみたかった苔の1つです。

    存在に気づき興奮したのは私と、顧問の知り合いである大学教授のみでしたが、価値が伝わってほしかった…

    山梨県の遠征ですら見つけられなかったレア苔が、あっさり青梅市に生えているなんて…

    シュイロガサ

    こんなにもみずみずしく、分厚いシュイロガサに出会えるなんて…

    青梅市の山に登ると聞いて、スギの植林地なんだろうなぁ、沢が近くにないならあまりないだろうなぁ、と思って舐めていたが、まさかのブナの原生林、そして水量豊富な沢が何本も流れているフィールドだったとは…

    この時点で相当にきのこが多いフィールドということに気づきました。

    ダイダイイボカサタケ

    地面から分かる通り、ブナ、ミズナラ、モミ、マツなどの混生林です。まさか部活の合宿で、スギ、ヒノキの植林地を超えた原生林まで登るとは思いませんでした。

    原生林と言っても、そこまでハードな登山ではなく、むしろ歩きやすい部類の登山でした。

    シロソウメンタケ

    キイボカサタケ

    ブナの原生林だけでなく、時々部分的にスギ、ヒノキなどのエリアもあって、魅力的でした。

    ただ自分のメインフィールドが霞んできそうなレベルできのこが多いので、ブナ林にしてはきのこが少ないっ!と自分に無理やり思い込ませていましたが。

    私は映っていませんが部員の方々は、こんな感じ。

    ハナオチバタケ

    個人的に過去topレベルで上手く撮れた。Vlogcamのクリエイティブルックを色々いじったので、全体的に彩度の高い画像となりましたが、常に彩度を高く設定すると、黄色やオレンジ系のきのこの写りがよくなります。

    フサヒメホウキタケ

    ニカワハリタケ

    スギ材から出ていました。メインフィールドはスギ林なので、ニカワハリタケも一応出ますが、スギから発生しているのは1cmどころか5mmにすら満たない極小サイズしか見てきませんでした。

    3cm超えの個体が10本近く、それもスギから出ているとは…

    どんどんメインフィールドが霞んでいく…

    青梅市と聞いて舐めていましたが、関東の奥入瀬と言われるほどの渓谷ということを後ほど知りました。そりゃきのこも多い訳だ。

    Scutellinia sp

    私はこの部活で、アラゲコベニチャワンタケ属の研究を行っているが、実際に生えている姿を初めてみた顧問は、その小ささに驚愕していた。

    Scutellinia sp

    新しく2サンプルも手に入ったのは極めて嬉しい。

    ヒロヒダタケモドキ

    タマゴタケ

    Ophiocordyceps asiana

    カメムシタケではあるが、これまでは森林型のO,nutansしか見たことがなく、草地型と呼ばれるO,asianaの方も見てみたいと、常々思っていました。

    遂に発見しました!全然草地ではない環境でしたが。

    一見ただのカメムシタケに見えたのですが、子実体が異様に小さく、結実部の形も何やら丸すぎる。そして掘ってみると、見事に宿主がヘリカメムシ属!

    念願のO,asianaを見つけ、撮影することに成功!

     

    そんな感じで青梅市とは思えない、原生林の登山道を楽しみ、1日目の日中の活動は終了。

     

    私はきのこばかり撮影していましたが、きのこ以外にも、多くの生物を採取、観察でき、全員が満足できた1日だったのではないでしょうか。

    以前、私のメインフィールドに同行した友人はナナフシ、シロスジカミキリ、ミヤマカラスアゲハ等、標本用に多く採取できたようです。

    また部屋の窓にチャイロスズメバチが集まって来て、それさえも捕まえて標本用に持ち帰ったもしていました。

     

    翌日はどうやら4時に起き、日の出を見に行くらしいので、早めに寝ておきます。 

    と言ったものの、夜風を浴びるついでに街頭周辺で昆虫採取も行ったところ、大量のシロスジカミキリが出現。さらにミヤマクワガタまで現れ、結局就寝は12時となりましたが。

  • 3連休紀行1

     定期考査も終わり、ようやく平和な生活が戻ってきたタイミングでの3連休は激熱!

    当然ながらフィールドに行かないはずもなく、3連休初日は本格的な動画撮影をしに行きました。

    何気に、YouTubeの釣行動画が全く撮影できていない状況なので、半ば無理矢理撮影ですが、釣行動画と菌類動画をミックスした動画にする予定で、フィールドにgo! 

     

    まずはやや渓流感のある河川とその支流でカワムツ狙い。最初は2年前から巨大カワムツを多く確認し、釣行したいなと思っていた謎の激濁り水路に行きました。が、環境が変わったのか、稚魚が少し追ってくるだけ。

    唯一コバスが釣れました。恐らく人生で釣ったバスの中で最小サイズでしょう。

    それ以前にこの川にバスがいることが衝撃でしたが。

     その後本流で狙うも全くの無反応。

    2ヶ月前に訪れた際は大量に居たんですけどね…

    突然1匹釣れたもののあまりに釣れないので動画撮影を怠ってしまいました。

    その後、撮れ高を求め魚影のある支流へ移動。

    支流ではいい感じに釣れてまぁなかなかの撮れ高になったのでしょうか。

     そんな感じで釣行は一旦ここで終了。

    更に移動した水路でも釣れましたが、ここでは割愛します。

    お次はきのこです。

    コガネキヌカラカサタケ

    自然の切り株から発生する姿は初めて見ました。

    ツブカラカサタケ

    しれっと掲載してますが…思わず声が出るほど嬉しい発見となりました。と言うのも、私は今回のが初確認なんです。

    ウッドチップ等割と公園的な場所にも生えるようですが、1回も見たことがなかったのです。

    そしてハラタケ科愛好家である私からしたら、我が国でシロカラカサタケ属(Leucoagaricus)の代表格である本種は是非とも撮影したかった!

    幼菌は割とナカグロモリノカサ感があり、成菌はキツネノカラカサ感がありますね。

    こうして見ると結構毒々しいですね。

    特に幼菌のカサ。黒褐色の鱗片が密生し、ザラエノハラタケ、ナカグロモリノカサ感がありますが、それらよりも黒黒とし、ひび割れ感が緻密ですね。そして所々赤い。少なくとも私はこの見た目で食べようなんて思えませんね。

    あっ、言い遅れましたが毒成分を含む種です。

    ハタケキノコ

    ツブカラカサタケと同じウッドチップに大群生でした。

    ヤマジノカレバタケ

    夏~秋の雑木林ならいとも簡単に見つかりますが全く撮影をしてこなかったので図鑑用にじっくり撮影することができた。

    キニガイグチ

    今回の常緑樹林内では掃いて捨てるほど生えていました。食べられると言うが、食欲が沸く雰囲気ではないですね(笑)

    クロヒメカラカサタケ

    ハラタケ科愛好家(笑)である私からしたら、迫力のある夏きのこで賑わう時でも、小型のハラタケ科があるとかなり嬉しいです。

    ヤマブキウラベニガサ

    道路脇の日差し照り照りのウッドチップに発生。こんなに乾燥した場所に生えているということは相当雨が降り、きのこの生育に適したタイミングだったのでしょうね。

    ビビッドな黄色が上手く撮れず、少々後悔。

    ハナオチバタケ

    褐色型とピンク型両方を撮影できた。流石に混生はなかったですが。

     

    その後も雑木林を転々としたが特に収穫はなく、目の周りに寄ってくるコバエがあまりにも不快すぎて撤退。

    その周辺の川でもそこそこカワムツが釣れたのでよしとしましょう。

  • 復帰後の探索はやっぱり神!

    さぁ、毎定期考査後恒例の復帰1発目の探索のお時間がやって来ました!

     

    まずは軽く今回の定期考査の感想。困難を極めました。

    正直全く取れていないとしか思えません。

    高等学校に上がると、中等教育学校と異なり、定期考査で高得点を取得することの難易度が格段に上がるとは聞いていましたが、去年(1年生時代)は、数週間前から呼吸ができなくなるレベルの自習をして、良い時は90点台を叩き出すことができていました。

     

    しかし、基礎の単元ではなくなった現在、今まで以上の学習をしても、全く太刀打ちできないレベルに難易度が上がったなぁと、前回の考査から実感、

    当然ながら出せる実力は全て出しましたが、学習時間相応の点数、及び順位を叩き出せるのか…

     

    まぁ今は、そのテストが終わったばかり。3週間以上、ずっと我慢していたことを本気でやろうと思います。

     

    今回は去年の記事と似たようなことをします。

    部活動であきる野市某所へ、午後から蛍を見に行くという野外活動がある日でした。

    去年は午前中、個人で探索しに行ってましたね。

    当然ながら今年も同じように前半は個人で探索します。

     

    今回はワカクサタケを見つけたりヤマドリタケモドキを大量収穫したり等、夢がある公園へ。

    そこまで雨が多かった訳でもなかったので、軽くベニタケ系があるくらいだろうと思っていましたが…

     

    シロハツ

    小型だったのでケシロハツ、ツチカブリらへんを期待しましたが普通のシロハツ。

    一般的に針葉樹林に発生すると言われますが、最近は地元の雑木林でも普通に見かけます。

    自分がシロハツモドキと間違えることはないと信じますが、ここまで低地の広葉樹林ばかりで見つかると、不安になってきますw

     

    ムラサキヤマドリタケ

    去年の夏に、このフィールドで発見して大喜びしていましたが、しれっと公園の入り口からすぐの場所に生えていました。全て腐り気味でしたが。

    約4日前だったら食べごろだったのでしょう。

    ニオイコベニタケ

    今回の探索で一番発生が多かった種でした。

     

    ヤマドリタケモドキ

    って、しれっと今年初物のヤマドリタケモドキを見つけてるやないか!

    はい。去年の8月に見つけた場所だからって流石にそう簡単に見つかる訳ないでしょう、と思っていましたが普通にありました。

    しかも虫食いが意外と少ない!

    これはキープ確定です。

     

    開始数十分で予想を上回る収穫となりました、これは期待できるのでは、と進んでいきます。

     

    コオニイグチ

    取り合えずコオニイグチとしましたが正確ではありません。

     

    タマゴタケ

    って、今度はしれっと今年初物、と言うか3年ぶりのタマゴタケを発見してるやないか!

    はい。とんでもないぐらい久しぶりのタマゴタケを発見しました。2021年8月に富士山で発見して以来、全く確認していませんでした。

    別に珍しい種ではありませんし、知名度が極めて高い種ですが、やっぱりタマゴタケってだけでテンション上がりますね!

     

    そして普通に歩道の真横に1本だけ発生していたので、もしやと思い、歩道から少しずれた斜面を見下ろしたところ…

    いや赤すぎw

    そして気分も気温も熱すぎ暑すぎw

    生えてるわ生えてるわ。遠くから不自然に目立つ赤いカサ、懐かしい….w

     

    可愛らしい幼菌まで、最高じゃないか。

    これはもうこの一画に何時間もいられますねw

    何気に、友人から図鑑にタマゴタケは掲載していないんだ、と言われていたのでこれで掲載できますね。

    こんなに状態が良好な幼菌まであるなんて…暑さなんて感じるはずもなく収穫となりました。

     

    そして少し移動した先でもまたタマゴタケ

    形がいびつすぎて面白い😛

    ヒビワレキクバナイグチ

    何気に人生で初発見です。

    熱帯感の強いイグチですね。

     

    ノウタケ

    美形ですが既に根本は虫に食い荒らされ、収穫は断念。

     

    どんだけ見つかるんじゃぁw

    もうお腹いっぱいですよ~

    と言いつつも結局採取していました。幸せすぎですこの時間。

    ただツボの間からいきなりクロオオアリが出てきて、気絶しかけました。

     

    ミドリニガイグチ

    これも8月にこのフィールドで多く見つけた種です。

    ニガイグチと名乗っていますが苦味はありません。

     

    ムラサキカスリタケ

    これもまた去年の8月にこのフィールドで見つかりました。

    カサが派手にかじり取られていたのが惜しい。

     

    ヒメコナカブリツルタケ

    最近図鑑に追加したての種ですね。

    7月上旬こそ、ヒメコナカブリツルタケの最盛期と言っていいでしょう。

     

    ワカクサタケ

    うそやろ!ってなりました。鬼暑いですし殆ど雨が降っていない状況ですよ。

    流石にヌメリガサ科は厳しいだろうと思っていましたが見つかりました。それも乾燥にめっぽう弱いであろうワカクサタケ。

    タマゴタケといい、テストを頑張った自分を祝ってくれているのでしょうか?

    なら超嬉しい!

     

    そんな感じで前半の個人探索は終わりました。

    集合時間に丁度良い電車の時間まで、まだまだ余裕があるのでさらに移動しようとも考えましたが、あまりに暑く、生命の危機を感じたので早めに切り上げました。

    そして時間を潰すため、乗り換えの駅まで乗車し、一旦降りて逆方向の電車に乗ってまた戻ったり、を2回ほど繰り返していました。

     

    まぁそんな感じで野外活動のお時間となりました。

    こんな感じの林間田園地帯で夜まで待ちます。

    その間、周辺で自由に探索をしていました。

    アケボノドクツルタケ

    本家ドクツルタケではありませんが、超猛毒種の発見です。遊歩道の真横に悠々と純白のきのこが生えている状況で、自分なら嫌でも目に入りますが、自分と顧問以外は、特に意識していなかった様子で素通りして歩いていました。食べれば1本だろうとタヒぬのに…

     

    ウスヒラタケ

    極小ですがしっかりとシメジ臭が確認でき、秋を感じました(まだ初夏や)

     

    ハマクサギタマゴタケ

    日没後の発見だったのでボケボケですが、アケボノドクツルタケと異なり、条線があることが確認できます。そしてツバがあり、ツボも袋状のようなのでシロツルタケでもなく。

    臭い、ツボの2重構造は確認できませんでしたが特徴からしてハマクサギタマゴタケでしょう。

     

    そして辺りは闇に包まれ、ホタルの時間に。

    例年はホタル観察中は厳粛に、と言われていましたが、熊の目撃情報があったようで、皆さん賑やかに行きましょう、と言われました。

    静寂な森…ではなく、賑やかな暗闇でした。

     

    そして去年は夜間の撮影に関して一切知識がありませんでしたが、長時間露光がGoproでできることを知りました。

    と言う訳で釣行動画の撮影でお世話になっているGopro Hero11でホタルを撮影してみました♪

     

    初めての長時間露光でしたが、初回でホタルの軌道が撮影できたのはなかなかいいんじゃないですかね。

    ちなみにこの画像はバリバリ編集していますw

    元画像がこちらです。画面の明るさを上げると、中央やや上付近に光の軌道が確認できます。

    まぁホタルの画像は編集しているのが普通のようですが、本来は比較明合成という方法でやるそうです。

    通常のシャッター速度で撮影した画像と、同じ場所で長時間露光をして撮影したものを合成するスタイルですが、通常のモードでの撮影をし忘れました。

    そこでAfter effectsを使い、周囲の輝度を下げた後、ホタルの光をマスクで選択し、複製。それを加算でブレンドして無理やり明るくすると言う極めて卑怯な方法での編集となりましたw

     

    ともあれ、考査後の探索はやはり幸せですね。

  • じめじめ雑木林

    2日連続でーす。

    2日連続更新というのは久しぶりなのではないでしょうか。

     

    丁度1年前の今頃、6月の第一土曜日、日曜日は2日連続で探索に行きました。

    今年の6月第一土曜日は去年の同日と全く同じフィールドへ行ってきたので、その翌日である今回も同じ場所へ行こうと考えていました。そしてその周辺を流れる渓流的な川でカワムツを釣ろうとも計画していました。

     

    しかし、雨。

     

    雨雲レーダーで見たら赤色の雲が11時くらいから直撃する予報。これは断念せざるを得ない、と言うことになったので、午前中、雨が強くなる前に地元フィールドで探索することに。

     

    今回は久しぶりの大撮影でしたよ!

    まずは蚊だらけの薄暗い雑木林から

    ヒビワレシロハツ

    この時期の定番?と言ったところでしょう。

     

    アラゲカワキタケ(幼菌)

    もはやエリンギにしか見えないレベルですw

     

    シロキクラゲ

    今年も雑木林の枝に大発生する時期がやって来たようです。

    とりあえずその辺の枝の3本に1本はシロキクラゲが生えているレベルでの大発生でした。

     

    1枚目は深度合成しようと8枚撮影しましたが、虫が入ったりで失敗。 

     

    マンネンタケ

    硬質菌の幼菌~若菌が大発生しているのは初めて目撃。5か所程で鮮やかな棒状の幼菌が多く見られました。

     

     

    ニカワツノタケ

    コナラの幹から発生。予想以上にふさふさな印象。

     

    ウマノケタケ…と思いましたが後から見返すとアオキオチバタケとかその辺が近そうな気がしてきました。

    本家ウマノケタケは更に柄が華奢で長いような印象を勝手に持ちました。

     

    よくわからないベニタケ属も沢山出る時期になりましたね。

     

    ミナカタトマヤタケ?

    よくわからないアセタケ属も沢山出る時期になりましたね。

     

    ハイイロイタチタケ

    個人的に地元を代表する種と思っていますw

    普通種のようですが意外にも情報が少ない。

     

    クロキツネタケ

    地味に珍しい種のようです。ちなみに自分も初発見です。

     

    ダイダイガサ

    まさに初夏の種!

     

    ヒイロベニヒダタケ

    まさに初夏の種!(2)

    薄暗い常緑樹林で極めて目立つ超鮮やかな種ですね。

    ちなみにISO3200でこの明るさなので曇天の常緑樹林が相当に暗いことが分かります。

     

    ベニヒダタケ

    まさに初夏の種!(3)

    目が覚める程に鮮やかな黄色のカサを持ちますが和名がヒダの紅色に由来しているのが不思議すぎます。

     

    アシナガイタチタケ

    春に発生するイメージが強いですが、前日も枯れた個体が多数見つかったりと、発生時期が春~秋と言うのは伊達ではないよう。

     

    アラゲコベニチャワンタケ属

    2日連続アラゲコベニチャワンタケ属が見つかるとは…地元フィールドでもこの属が見つかるのはアツすぎ!

     

    当然ながらDNA用に採取。

     

    そして雑木林は一通り探し終えたのでお次は周辺の公園です。

     

    シロハツ 

    うp主は今年初撮影となる大型ベニタケ属です。

    シロハツモドキを期待しましたがノーマルでした。私の地元では、一般的なシロハツモドキの発生環境にもシロハツばかり発生します。

     

    ニオイコベニタケ

    1年ぶりに本種のカブトムシ臭を嗅いだ瞬間はもはや感動ものでしたw

    普通種ですが夏の訪れを感じさせてくれます。

    ちなみにニオイコベニタケのヒダを含む鮮明な画像が全くなかったのでこの機会に撮影し、図鑑にも追加しました!

     

    キクラゲ 

    シロキクラゲほどの大発生はありませんでしたがケヤキ、ニワトコなどの枝なら5本に1本の確率で生えているレベルでした。

     

    アミスギタケ

    梅雨入り寸前、他のきのこが少ないタイミングで異様に多く見られる種です。

    今年はやや控えめかな?

     

    その後、堰堤レベルで滝のような雨が降ってきたので離脱。

    食用に持ち帰った種はありませんが、今年初の大量撮影はなかなかに刺激的?でした。

     

    2日間で、まぁいい感じのシーズンインができたのではないでしょうか?

  • 梅雨入り1番の探索

    6月に入りました。もう2024年の半分が経過したと言うことになりますね…早すぎます。

     

     このサイトを設立し、最初の菌類ハイシーズンからもう1年が経過した、そう考えるとどんだけ体感時間が短くなっていくんだよぉーと思います。

     

     今回は6月最初、梅雨入りした瞬間の探索と言っても過言ではないでしょう。本格的な降水は翌日からですが。

     梅雨入り、ハイシーズン最初の探索に選んだのは、松の木が多い地元の公園です。

    まずこの記事のヘッダー画像のネジバナから分かる通り、完全に1年前の記事とやっていることが一致していますw

     

    それぐらい当時の思い出が恋しくなったと思っていますw

     

    ただ2日連続大雨後の探索だった1年前と異なり、今回は少し雨が降った程度なので期待し過ぎずに撮影、探索をしていこうと思います。

     

    ツエタケ属

    場所と種がやや違えど丁度1年前もこのフィールドで発見しました(当時はヒマラヤツエタケ)

     

    ベニタケ属

    灰紫褐色で、柄にもカサと同色を帯びています。

    こう言う系をDNA鑑定で調べてみたいですね。 

     

    倒木に大群生イタチタケ

    一瞬キララタケ系かと思いましたがイタチタケでした。

    もっと丁寧に撮影したかったものの、倒木本体がアリの巣と化しており、大量のアリを前にうp主は何もできなかったようです。(うp主は蟻が嫌い)

     

    シロキクラゲ

    生えたての様に見えましたが、ほぼ全ての個体が弾力が少なく、食べるには遅い個体ばかりでした。

     

    アラゲコベニチャワンタケ属

    地元でScutellinia属を見つけるのは何気に初めてなので嬉しかったです。

    割と大型でクヌギから群生していました。後日顕微鏡で毛の根本を見てみたところ、分岐が確認できたのでアラゲコベニチャワンタケである可能性が高くなりましたが、学校でDNA鑑定も行うこととなったので、結果を楽しみにしていてください。

     

    えーっと… 何でしたっけ

    ニセホウライタケとかに近い系の種ということは1発で分かりますが名前が出てこない!

     

    ですがまぁ、梅雨らしいオチバタケ系も今年初撮影ですね。

     

    ウラベニガサ

    個人的に晩春~初夏のイメージが強すぎるきのこです。

    やはりウラベニガサ系も見ないと梅雨になった気がしませんね。

     

    クサハツモドキ

    アーモンドと言うか、杏仁臭と言うか…そんな感じの臭気を持っています。

    最初はクサハツだと予想したのであのクサハツ臭を覚悟して臭いを嗅ぎましたが、明らかにアーモンドのような香りを感じました。

     

    トガリツキミタケ

    まさに梅雨、これぞ梅雨と言える種の発見。

    それ以上に、地元でヌメリガサ科が見られたことに歓喜が湧き出ましたw

     

    私が最も愛している(?)種の1つがヌメリガサ科ですからね。

     

    ナカグロモリノカサ

    ハラタケ属も出てきて、本当に梅雨入り、シーズンインを感じます。

     

    テングタケ

    もう完全に梅雨ですね(^_-)-☆

     

    割と周囲には枯れた個体も多く生えていたので5月から既に一定量が生えていたと言ったところでしょうか?

    なら今年はシーズンインが結構早そうですね。遅い年は7月に入ってようやくヒビワレシロハツが生えてきたレベルでしたので。

     

    そんな感じで梅雨最初の探索でした。

    雨がそこまで多く降った訳ではありませんでしたが、期待以上の収穫でした。

     

    ここから確実に外生菌根菌が増えてくるでしょう。

    今年もガンガン撮影、図鑑に追加していきますよぉ!

     

    今回はここで離脱とします。

  • 梅雨入り寸前の植林地

    あと数日で5月も終わりますね。

    今月はなかなか時間が取れず、釣行、探索の回数も少なくなってしまいました。

     

    今回は丁度1年前の記事と同じフィールドで、同じような探索をしたいと言った気分だったので、当サイトでは毎度お馴染みの植林地へ行ってきました。

     

    ちなみに、4月にこのフィールドでの探索に同行した方も来ています。4月は収穫があまり好ましくなかったようで、5月下旬になったらまた連れて行って欲しいと言われていました。標本用に蝶などを採取するのが専門の彼には、警戒心の少ない昆虫達を好きなだけ採取してほしいところです。

     

    さらに3月に大量発見したコガネムシタンポタケが成熟しているであろう時期です。成熟できずに終わる個体も多いと聞くので、大量にあった個体の内、どれほどの個体が成熟しているかも確認したいですね。

     

    そして新しく購入したカメラ、Vlogcam ZV 1Fでの本格的な撮影がスタートしました!

    そこそこサイズのある種での撮影でしか上手く撮れない感じでしたが。ただ従来使用のcyber shot DCT TX30では難しかった、広角レンズの使用、小さい被写体に対する背景のぼかしができるようになったので画像の品質は上がったかなと思います。

     

    ヒメダイダイタケ

    去年の5~6月にかけて見られた崖と全く同じ場所での撮影です。秋には全く生えていなかったので当時たまたまそこに生えただけかなと思いましたが予想以上の大群生でした。

    梅雨にしか発生しない場所なのでしょうか。

     

    同上

    サマツモドキ

     

    シロキツネノサカズキモドキ

     

    ムササビタケ

    やはり大群生するきのこは迫力がありますね。

     

    コガネムシタンポタケ

    見事に成熟していました。3月に目撃した際から2か月が経過し、鮮黄色だった子実体は橙色が強くなり、名前にタンポタケと付くように、しっかりと先端が膨らんでいました。

     

    発生の様子。

    見た感じ全ての個体が成熟できていました。途中でカビたりする個体もなかったようです。

    成熟を確認できたので、次は夏~秋にかけて子実体がどうなるのか見てみたいところです。

     

    ヒビワレシロハツ

    今年初撮影の外生菌根担子菌類です。

     

    Scutellinia sp

    アラゲコベニチャワンタケ属の一種です。

    後日行った顕微鏡観察の結果、毛の根本に分岐が見られなかったので少なくともアラゲコベニチャワンタケではないようです。

     

    毛の様子。

     

    アラゲコベニチャワンタケ

    無印の方も発見。

     

    毛の根本に分岐が見られたので、アラゲコベニチャワンタケである可能性が極めて高い。

     

    ベニヒダタケ

     

    クサミノシカタケ

     

    ヒバカリ?の幼蛇。

    1日で2匹も見られました。

    同行者曰く、「これぐらいなら骨格標本に丁度良い」

    逃がしましたが。

     

    そして同行者が捕獲した🦋は後日即座に標本となりました。

    アオスジアゲハを2匹同時捕獲という、地元では1匹の採取すら困難を極める種をいとも簡単に2匹捕獲できました!

     

    外生菌根菌も見られるようになってきました。

    このまま気温が上がり過ぎず、適度に雨が降れば確実に来週再来週で大量の菌類が見られるようになるでしょう。どんどん図鑑に追加していきます!

    今回はこの辺で離脱とします。